ミニFM放送の作り方(すがやみつるblog、2008年8月5日)
○「ミニFM放送の作り方」(すがやみつるblog、2008年8月5日)
『ゲームセンターあらし』(『月刊コロコロコミック』小学館、1978年〜1983年)などで知られるマンガ家・すがやみつるのブログに、ミニFMについてのエントリーがあったのでご紹介:
竹熊健太郎のブログ「たけくまメモ」における「海賊放送」と「ミニFM」(自由ラジオ)の混用を受けて、すがやがこれを腑分けする内容になっている。この説明が非常に簡潔で解りやすい。
この記述そのものも非常に有用で面白いのだけれど、さらに興味深いことに、エントリー文末に、すがや自身の著書『マンガで挑戦 おもしろパーソナル・メディア――すがやみつるの作り方講座』(講談社、1985年)の第1章「ミニFM放送局の作り方」がPDFファイルで公開されている。正味60ページ以上の分量で読み応えがある。
ミニFM局開局の方法や当時の東京周辺のミニFM事情の概説になっていると同時に、すがや自身も当時出演していたミニFM局「KING FM 87」(東京都西新宿周辺、厳密には渋谷区渋谷本町)のインサイド・ストーリーにもなっていて、コレがけっこう愉しい。
私が好きなエピソードは、KING FM 87 がご近所に浸透して行き、差し入れなど現物支給してくれるスポンサー(?)が登場したという話。聴取率調査としてハガキを募ったら200通ぐらい届いたとのことで、人気局だったようだ。
この本が上梓されたのはミニFM全盛と言ってよい1980年代。他方、今やポッドキャストなど簡便に番組を配信でき、それに加えて、ラジオ聴取の習慣そのものも廃れつつある。そんなご時世、ミニFMを知らない人のほうが多いかもしれない。
それでも、わざわざミニFMを聴きに行ったときの、その場で起きている事件に立ち会う経験をしているという感覚が私は好きだったりする。けっこう愉しいんだよ。
ラジオ・ファン必読。水魚のポーズで読め!
※『マンガで挑戦おもしろパーソナル・メディア』に登場するミニFM局(登場順)
・KIDS(東京都港区青山)
・丸井新宿店のミニFM(東京都新宿区新宿)
・Pit-FM(主要レース会場、現在も放送中)
・スタジオ・ザム(東京都新宿区高田馬場、マツダオート東京)
※各地イヴェントで送信機を装備したファミリア特別車「ZAM号」
による放送も行っていたようだ。
・KING FM 78(東京都渋谷区渋谷本町)
・KONG(東京都青梅市、ミニAM局)
・YFM[横田FM](東京都横田基地周辺)※登場するその他の気になった固有名(登場順)
・FS-105K(FM送信機、ツカダ製作所:東京都墨田区、詳細不明)
・エレックセンター(東京都杉並区高円寺北、閉店)
・FS-330K(FM送信機、共立電子産業:大阪市浪速区日本橋)
『ゲームセンターあらし』
(日本テレビ系、1982年4月5日〜9月27日、月19:00-19:30)
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