電気グルーヴのオールナイトニッポン(ニッポン放送、1992年10月20日〜1994年3月29日、火25:00-27:00)
○「電気グルーヴのオールナイトニッポン」(ニッポン放送、1992年10月20日〜1994年3月29日、火25:00-27:00)
先日このブログで言及したことを機に、「オールナイトニッポン」のことを思い出してみたりしている:
○オールナイトニッポンのスポンサーが異常に減っているのに気付いた。(当ブログ内)
私にとって「オールナイトニッポン」のなかでいちばん衝撃的だったのは、「電気グルーヴのオールナイトニッポン」(ニッポン放送、1992年10月20日〜1994年3月29日、火25:00-27:00)。
独特の言語感覚が、今思えばトマス・ピンチョン(Thomas Pynchon)の小説のようだった(大幅に美化)。石野卓球とピエール瀧のふたりも、リスナーに対して「こんなネタで笑えるセンスはすごい」という趣旨のことを言ったことがあるような気がする。
また、基本的に真面目で教師のおぼえの良いタイプのつまらない少年だった私は、ふたりの露悪的な雰囲気にシビれた。
ある投稿で、経済人類学者の栗本慎一郎のことを「汚ねぇプードル」に喩えるネタがあった。弟と一緒に聴いていて、深夜にもかかわらず大爆笑したのを憶えている。その後も、どちらからともなく「汚ねぇプードル」と言い合っては、ふたりでクスクス思い出し笑いしていた。
また、私と同県人の「ブスやり殺し隊隊長豚山」というハガキ職人がいて、「こんな田舎にもあんな人がいるんだねぇ」と驚いたりもした。ある日、街で「オールナイトニッポン」のブルゾンを着た青年を見かけ、「あいつ、きっと豚山にちがいない」と思った。彼が豚山だったかどうか定かではないけれど。
ラジオを聴き始めた頃にこのような破格の番組に出会ったことで、今でも「きっとラジオは何かやってくれる」と思い続けているような気がする。
ピエール瀧は現在、「小島慶子 キラ☆キラ」(TBSラジオ、13:00-15:30)の木曜パートナーとして活躍中。
※参考サイト
○電気オールナイトネタ集
○電気グルーヴのオールナイトニッポン(ファンサイト)
○幸福の証〜ALL NIGHT LONG〜
○「電気Grooveのオールナイトニッポン」のテープ起こし大会
私にとって電気グルーヴといえばこの曲:
こんなのも発見:
電気グルーヴ20周年 LIVE & ANTHOLOGY
(NHK BS2、2009年)
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