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桑原茂一の PIRATE RADIO(InterFM、2010年1月19日(火)23:00-23:30)

○「桑原茂一の PIRATE RADIO」(InterFM、2010年1月19日(火)23:00-23:30)


「桑原茂一の PIRATE RADIO」第三回

今回が、初回から続く、リチャード・カーティス[監督]『パイレーツ・ロック』Richard Curtis dir., The Boat That Rocked(2009年)についての最終回。

ゲストは、ピーター・バラカンと高橋健太郎。

内容としては、この3回の中で一番充実していたように思う。

ピーター・バラカンによれば、映画のタイトル "The Boat That Rocked" は、「ロックしたボート」「揺れたボート」の掛詞(ここまでは皆さんもお気づきのはず)であるだけでなく、"Don't rock the boat." (ボートを揺らすな=現状を維持しろ)という慣用表現にも引っ掛けてあるとのこと。

"The Boat That Rocked"——"Rocks" でなく "Rocked" という過去形から、既に失われたものの話であるということを感じ取らずにいられないのが残念だ。

タイトルの解説にもまして、当時イギリスで実際に海賊放送を聴いていたピーター・バラカンの証言がとても貴重だった。

海賊ラジオ局が登場するまでは Radio Luxemburg を聴いていたとか。昼間はフランス語放送しているが、深夜になるとロックを流す英語放送に切り替わっていたとかで、それを日本製のトランジスタ・ラジオのイヤ・フォンを耳に入れたまま寝るというのが、イギリスのロック好きな若者のリスニング・ライフだったそうだ。

映画の中の登場人物の一人がジョン・ピール(John Peel)に基づいて人物造形されていて、レコードを取りに水に潜るシーン(予告編でも流れる)で、そのレコード・ジャケットから、元ネタがジョン・ピールだと判るのだとか。『BRUTUS』657号によると、

ジョン・ピールはパイレートラジオ(海賊放送)の「ラジオ・ロンドン」の出身。[……]67年にはBBCがポップミュージック専門局ラジオ・ワンを開局し、ジョン・ピールを抜擢。以降、2004年に他界するまで看板DJとして音楽シーンに影響を与え続けた。

とのこと。

BBC - Radio 1 - Keeping It Peel

第16回 ─ 追悼ジョン・ピール〈音楽を一生愛し続けた男〉 - bounce.com 連載

7月31日甲虫日記 ありがとう海賊放送(1/1) - この日のビートルズ - エンタメ - [どらく]

今の日本のラジオで、選曲でDJが判別できる人といっても、ピーター・バラカンと山下達郎ぐらいしか思い浮かばない。

ミュージシャン・レコード・ラジオがお互いにライヴァル関係になっていたという話しも興味深かった。

最後のラジオについてのひとことが格好よかったぜ。

今回はいちばんトーク番組っぽかった。言い方を変えればいちばん聴きやすかった。

でも、例のコントがなくてちょっと残念な気もする。


『パイレーツ・ロック』予告編
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