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輝く!僕のラジオ大賞 2009

○輝く!僕のラジオ大賞 2009

今年聴いた中で最も面白かったラジオ番組を勝手に発表しております。3回目です。別に賞金とかはありません。

輝け!金のラジオ大賞 2007(当ブログ内)
輝く!僕のラジオ大賞 2008(当ブログ内)

今年は、「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、1988年4月3日〜2009年3月8日、日25:00-26:45)があんなかたちで終って唖然としたり、27年半続いた「コサキン」(TBSラジオ)もひと区切りとなったり、ラジオ・ファンにとっては印象深い一年でした。

まずは第三位から——

「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00)

聴取可能な関連音源:
にち10ポッドキャスティング 2009年01月18日放送分「コーラのライトを飲んだときの気持ちだよ」
にち10ポッドキャスティング 2008年12月07日放送分「日田のスーパーで大声」

当ブログ内の関連エントリー
安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00)

なんと言っても安住アナの醤油トークには度肝を抜かれました。

もともとは前の年、2008年12月7日(日)の醤油トークが事の発端で、安住アナの醤油愛好趣味を「にわかブロガー」に馬鹿にされた事を受けて、スタジオに醤油のラベル・コレクションと醤油の実物を持ち込んでの熱弁と相成りました。

醤油について語ったかと思えば最近は味噌に興味が出てきていると言ったり、2009年11月1日(日)11月8日(日)の放送では自分の汗から塩をつくろうとした話をしたり。あとは砂糖と酢で「さしすせそ」コンプリートだ!

「にち10」は「味わうほどに奥深い」。

そしてもうひとつ第三位——

ラジオワールド「午前4時、微糖の缶コーヒー。男40代、父子家庭、職業はトラックドライバー」(TBSラジオ、2009年03月14日(土)20:00-21:00)

当ブログ内の関連エントリー:
ラジオワールド「午前4時、微糖の缶コーヒー。男40代、父子家庭、職業はトラックドライバー」(TBSラジオ、2009年03月14日(土)20:00-21:00)

ラジオ・ドキュメンタリーが放送される事はそれほど多くありませんし、放送されても割と硬派な内容のものが多い傾向がありますが、大きなテーマを大上段から斬るというのではなく、2人の子供を育てる父子家庭の44歳のトラック・ドライヴァーのカタギリさんという市井の人を見つめるという切り口がとても良かったと思います。

カタギリさんの好きなラジオ番組に話題が及んだのも、ラジオ・ファンとして愉しめました。

時間もお金もかかりそうなので当世向きではないかもしれませんが、ラジオ・ドキュメンタリーをもっと放送してほしいと思わせる番組でした。

つづいて、第二位は——

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2009年10月14日(木)13:00-15:30)

当ブログ内の関連エントリー:
大竹まこと ゴールデンラジオ!(文化放送、2009年10月14日(木)13:00-15:30)(番組音源の埋め込みあり)

この日は、伊集院光がゲスト出演。

大竹まことvs伊集院光というだけで、ラジオ・ファンにとっては充分ニュースなのですが、オープニングの前半で語られた永六輔に対するエールが芸人さんらしくて印象的でした。

最近めっきり呂律が回らなくなった永六輔をいじりつつも、彼のラジオ界における存在意義を確認するトークとなりました。大竹の「オレは、永さん喋れなくなって、杖ついて歩いてて、で、永さんに何か質問したときに、杖でマイクをイエスは1回、ノーは2回叩くだけで、オレは永六輔支持するよ」という発言は可笑しくも感動的でした。

ネットでは「永六輔はもう辞めろ」などと心ないことを言っている人も少なくないようですが、当の永六輔も内心忸怩たる思いもあるだろうと推察します。それでも出続けているからには、何らかの意思や決意があるのでしょう。

永六輔の健康状態の変化に適わせてか、以前と構成が変わったり、共演者の面々が今まで以上に多く喋るようになったりという新局面も出てきました。微笑ましく見守りたい雰囲気です。

最近むしろ「土曜ワイド」が聴き逃せなくなっています。

第一位の前に、特別賞——

「マジ高ネットラジオ」(ネットラジオ)

聴取可能な関連音源:
マジ高ネットラジオ
第170回 「N-1グランプリ(仮称)の一 『マジ高ネットラジオ』さんを聞きました!」(桜川マキシム)

当ブログ内の関連エントリー:
マジ高ネットラジオ 第112回「Perfumeフライデー事件総括」(ネットラジオ、2009年7月3日配信)

「桜川マキシム」(ネットラジオ)の、推薦されたネットラジオを聴いて面白い番組に金券をおくる「N-1グランプリ(仮称)」をきっかけに知った番組。それ以降、ナンダカンダで毎回聴いています。

単なる直情的なアイドル崇拝でなく、アイドルという存在とその周囲の現象を客観視しつつ、それに加えてアイドルずきな自分自身をも相対化し、それでもやっぱりアイドルが好き——そういうマジ高さんのアイドルに対するアプローチが興味深いです。ポストモダン的なアイドル・ファンという感じ。

また、聴いていて気づくのは、構成がとてもしっかりしていること。事前にしっかり下準備して収録なさっているようです。それに、食レポートでも、単に何かを食べてダラダラしゃべるのではなく、「ひと口目」「ふた口目」「三口目」という具合にメリハリをもたせる細かい技も効いていると思います。こういう点は、ネットラジオをやっている人の参考になるのではないでしょうか。

また、夜中に聴いていると何だか癒されます。変ですかね? 「この人はきっと善人だ」と感じさせるところがいいのかもしれません。パーソナリティーの人間的な魅力にも溢れた好番組。

好調に登録者数を増やしているのも納得。

もうひとつ特別賞——

「QIC」第654回 ラジオについて語ってみる。(ウェブラジオFMC、2009年4月19日配信)

聴取可能な関連音源:
『QIC/第654回〜ラジオについて語ってみる〜』(ウェブラジオFMC)
第179回 「N-1グランプリ(仮称)の五 『QUEMULE INSIDER CLUB』を聞きました!」(桜川マキシム)

当ブログ内の関連エントリー:
QIC 第653回「今週は、全篇Para斬る!ラジオについて語ってみる。」(ウェブラジオFMC、2009年4月19日(日)配信)

今年はラジオ業界では色いろなことがあったのに、たっぷりとラジオについて語るラジオは地上波では案外やっていなかったような気がします。そういう意味ではとても貴重な番組だったと思います。

私は市井のいちラジオ・リスナーですから、ラジオ業界の中のことはまったくと言っていいほど解らないので、ラジオの裏事情がいろいろ聴けたのも良かったですね。

「桜川マキシム」の「N-1グランプリ」では厳しい評価が出てしまい、FMC リスナーとしてはかなり切ない思いもしました。どっちも好きな番組なので、引き裂かれる思いですね。

ただ、「桜川マキシム」でJUSとgyasyaのふたりが言っていた内容には一理あるなと思わせるところがなかったわけではないと思っています。

しつこいですが、もうひとつ特別賞——

秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「闇に流れる声」の巻、『週刊少年ジャンプ』51号(2009年11月30日号)

当ブログ内の関連エントリー:
秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「闇に流れる声」の巻、『週刊少年ジャンプ』51号(2009年11月30日号)

中学卒業以来はじめて『週刊少年ジャンプ』を買いました。

ラジオを応援している人はそこかしこにいるのだということを知ることの出来る事件でした。よってラジオ番組ではありませんが入れてみました。

ただ、ラジオ局をつくってしまった両さんに対して「ネットラジオでいいじゃん」というブロガーの反応が多いようで残念でした。

情緒的に言えば、地上波のラジオにしかない魅力を共有できる人が減ってきているという思いを強くしました。

論理的に言っても、両さんは「ラジオを聴く人が少なくなったらしいな」という認識に基づき地上波のラジオを活性化することを目的に行動したわけですから、「ネットラジオでいいじゃん」という感想は、ストーリーに内在的でない読解に基づく的外れな感想だと思います。

最近は、反射神経だけをたよりにネタっぽいことしか言えない人が増えているのかもしれません。

栄えある第一位は——

「小島慶子 キラ☆キラ」(TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)

聴取可能な関連音源:
TBS RADIO 2009年9月16日(水) キラ☆キラ オープニング☆トーク - 小島慶子 キラ☆キラ(小島アナvs宇多丸のバトル・トーク)
TBS RADIO 2009年10月27日(火) ジャーナリスト 上杉隆さん - 小島慶子 キラ☆キラ(「ソコダイジナトコ」に出るという謀議)
TBS RADIO 2009年10月28日(水) キラ☆キラ オープニングトーク - 小島慶子 キラ☆キラ(「ソコダイジナトコ」に出たという報告)
TBS RADIO 2009年11月12日(木) キラ☆キラ オープニング - 小島慶子 キラ☆キラ(聴取率1位獲得の話)
TBS RADIO 2009年12月29日(火) キラ☆キラ オープニング - 小島慶子 キラ☆キラ(「GROOVE LINE」に出た話)

当ブログ内の関連エントリー:
吉田照美 ソコダイジナトコ(文化放送、2009年10月28日(水)6:00-8:30) (放送の一部の動画埋め込み・ネット上の音源へのリンクあり)
小島慶子 キラ☆キラ(TBSラジオ、2009年11月12日(木)13:00-15:30) (聴取率1位の話の回)
GROOVE LINE(J-WAVE、2009年12月25日(金)16:30-20:00)(番組音源の埋め込みあり)

ライムスター宇多丸とオン・エアー中に本気の論争を繰り広げたり、「吉田照美 ソコダイジナトコ」(文化放送)に乱入したり、放送開始半年で「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送)を聴取率で上回ったり、「GROOVE LINE」(J-WAVE)にリスナーとして電話出演したり、今年の東京圏のラジオに関する話題を席巻した番組と言ってよいでしょう。

なんと言っても、小島アナの新たな側面が炸裂した番組です。「アクセス」でファンになった私にとっては、「こんな人だったのか!」と意外なよろこびでした。……といっても、「アクセス」時代もきっと、番組の前後に出演者やスタッフの方たちとこんな調子でしゃべってたんだろうなぁ。

意外と情にもろい人なのかなと思わせると同時に、その情が理論化されているところが面白いと思います。

まとめ
選んでみたら、昼の番組が多くなってしまいました。

深夜放送は去年同様、普段通りの面白さをキープしているものの、残念ながら心躍る新しい深夜放送の登場は今年も皆無。

第一位
「小島慶子 キラ☆キラ」(TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)

第二位
「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2009年10月14日(木)13:00-15:30)

第三位
「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00)

ラジオワールド「午前4時、微糖の缶コーヒー。男40代、父子家庭、職業はトラックドライバー」(TBSラジオ、2009年03月14日(土)20:00-21:00)

特別賞
「マジ高ネットラジオ」(ネットラジオ)

「QIC」第654回 ラジオについて語ってみる。(ウェブラジオFMC、2009年4月19日配信)

秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「闇に流れる声」の巻、『週刊少年ジャンプ』51号(2009年11月30日号)

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コメント

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、もう昨年の話題になりますが、「輝く!僕のラジオ大賞
2009」にてマジ高ネットラジオに特別賞を頂き、大変ありが
とうございます!

毎週地道にコツコツとやってきたアングラなネットラジオが、
こうしてMasaruSさんの手によって地上波ラジオと同じ土俵で
評価されるに至ったのは、大変有り難く思います。

今回の受賞の件については、最新の第138回マジ高ネット
ラジオにて語らせて頂きましたので、またよろしければ
お聴き下さい。

これからもマジ高ネットラジオをなにとぞよろしく
お願いします。

投稿: マジ高 | 2010年1月 2日 (土) 17時15分

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