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小林信彦「本音を申せば」第581回「一記者の描く政治の実相」、『週刊文春』2009年12月3日号

○小林信彦「本音を申せば」第581回「一記者の描く政治の実相」、『週刊文春』2009年12月3日号

今回は、

 ・安井かずみによる作詞の坂本九「GIブルース」
 ・TBSラジオ国会担当武田一顯記者
 ・<五五年体制>型の日本のマスメディア

の3題で、実質的には、武田記者の本をベタ褒めする内容が全体の7〜8割ぐらいを占めていた。

これから政権交代の本がいくつか出てくるだろうが、武田一顯氏のこの本を超えるものは出ないだろうと思う。

と最高の評価。

「ゆうべ、民主党の若手議員とめしを食ったけど……」としたり顔でいう四十代のヒヨッコ評論家たち(ラジオにはこのたぐいがおおい)とちがう

とのこと。察するに、こんなことを言っている「ヒヨッコ評論家たち」と言えば、私が聴いたことのある範囲で言えば、頭に「宮」のつくアノ人たちのことだろうか。

武田記者の筆致を「実在の人物が入り乱れる人間喜劇」とも評していた。

小林御大はコラムを、

ぼくが大新聞を読まず、テレビも観ずにいて困らないのは、武田記者の存在もあるが、<他人を信用しない>という敗戦の体験が身にしみついているからだと思っている。

と締めくくっている。

奇しくも、小沢昭一が「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ、2008年11月9日(日)13:00-17:00)にゲスト出演した際に自分を「疑り深い」と表現したのと重なる内容だ。戦争を経験した反体制知識人に共通する感覚なのかもしれない。

爆笑問題 日曜サンデー(TBSラジオ、2008年11月9日(日)13:00-17:00)

「爆笑問題の日曜サンデー」に絡めて言えば、小林御大は、こんなことも書いていた:

TBSラジオが数字的に好調ときいて、ある女性タレントが「テレビの方は良くないのに」と口をすべらせていた。ま、本当のことですが。

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