ラジオな一曲(14):新居昭乃「鉱石ラジオ」(2001年)
○ラジオな一曲(14):新居昭乃「鉱石ラジオ」(2001年)
新居昭乃「鉱石ラジオ」(2001年)
ラジオの仕組みについて調べる過程で偶然、新居昭乃「鉱石ラジオ」(2001年)という曲があることを知った。
「鉱石ラジオ」は、彼女が「Viridian House」(NACK5、1997年4月6日〜2005年3月27日、日23:51-24:08)というラジオ番組を担当していた頃の曲らしい。この番組内でつくられた曲を集めたコンセプト・アルバムに収めらている。ジャケットには真空管のような物のイラストも見える。
○AKINO ARAI [viridian house](公式サイト)
○新居昭乃(JO1SUB's Hobby Home Page 内)
※サイト名の「JO1SUB」って、無線のコール・サインかな?
『ラジオ番組表 2004年秋』(三才ブックス)より
歌詞に「手巻きのコイル」とあるので、歌に出てくる鉱石ラジオは自作のものなのだろうか?
「ロシアの音楽」とあるので、曲の登場人物が仮に日本人であれば(そうとは限らないけれど)、このとき受信しているのは短波放送だろうか?
あるいは、心象地理上の遠い場所として「ロシア」が選ばれたのだろうか?
「ラジオ/壊れても直してもらえない」とあるので、夭逝したらしい幼なじみと思われる人物(恋愛感情の萌芽のようなものがあったかなかったか微妙な感じの相手)はラジオに詳しい人だったのだろうか?
鉱石ラジオがロシアのような遠くの電波を拾うイメージと、もうひとつの世界に旅立ってしまった相手との密かな心のやり取りのイメージが重ねられているのだろうか?
いろいろ想像したくなる曲。
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