『TV Bros.(テレビブロス)』2009年10月17日号、特集「ラジオの学校」(東京ニュース通信社)
○『TV Bros.(テレビブロス)』2009年10月17日号、特集「ラジオの学校」(東京ニュース通信社)
『TV Bros.(テレビブロス)』2009年10月17日号(東京ニュース通信社)で「ラジオの学校」と題したラジオ特集。
実は去年、『TV Bros.』2008年8月16日号(東京ニュース通信社、2008年)でこの糞ブログを紹介して頂いた。その節はありがとうございました。
その恩もあるので言いにくいけれど、「ブロスなら、もっとやってくれると思ったのになぁ……」というのが正直な感想。
『TV Bros.』の名誉のために言うと、「日本コミュニティ放送協会杉田英明副会長に聞く、『地デジ化でラジオはどーなるの?』」など独自の切り口もある。また、そもそもテレビ情報誌でラジオ特集をやってくれるというのも嬉しい。
しかし、全体としては『BRUTUS』657号(マガジンハウス、2009年)のラジオ特集の縮小版に、チョチョッとサブカル風味の味の素を振りかけたような印象。質・量ともに物足りない。
「こんなラジオが欲しかった〜。最新機器チェック。」と題する受信機紹介記事(p.11)で、中波受信最強の誉れ高い SONY の ICF-EX5 MK2 について「天高くそびえる大型のバーアンテナ」など意味不明な記述も見られ、「解って書いてるのかなぁ?」と疑問。ロッド・アンテナとバー・アンテナの区別がついていない模様。また、「ユニコーン、ラジオで解散番組放送事件」(p.9)では、内容の半分がブルーハーツの話だったりと、解りにくい文章もいくつか。
そんななかでも興味を持ったのは、上述の「こんなラジオが欲しかった〜」で紹介されていた、ANDO の S7-651A という受信機。『BRUTUS』657号で石野卓球が使っていた Tivoli Audio の Model One に見た目は偶然とは思えないほど似ているけれど、S7-651AはAM/FM/SWが聴けて実勢4,980円と手頃な価格。受信感度・音質などの性能は不明。たぶん値段相応だろうけれど、失敗しても許容範囲の価格かな……と思いつつ注文しようと思ったら、短波が 4.9〜10.3MHz と物足りない。どうしようかなぁ。
似すぎでしょ?
「放課後バトル! ラジオモンスター(ラジモン)カード」(p.10)という記事では、ラジオ・パーソナリティーをポケモンに準えて紹介している。伊集院光を「物事を考え過ぎる不幸と幸福を与えてくれるラジモン」と紹介したり、結構うまい表現が多い。
ラジオとは関係ない内容だけれど、小堺一機のインタヴューも載っている。
蛇足
それにしても最近、雑誌のラジオ特集が多い。うれしい反面、ラジオ・リスナーのラジオ愛が狙い撃ちにされているような雰囲気もなくはない。カネのにおいがするのかねぇ。ざわ…ざわ…。資本による非資本主義的外部収奪の一環か?
それでも買うのです。ラジオが好きだから。
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