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『Quick Japan(クイック・ジャパン)』vol.86(太田出版、2009年)

○『Quick Japan(クイック・ジャパン)』vol.86(太田出版、2009年)

このエントリーを書いている最中に、たまたまつけていたTBSラジオの「読書の秋スペシャル〜もう一度読みたい本」(TBSラジオ、2009年10月11日(日)19:00-20:00)にTBSの小島慶子アナウンサーが録音コメントで出演中。

小島アナが紹介していたのは、学生時代に通学電車の中で読んでいたという清少納言『枕草子』。清少納言の「意地悪な視点」、あるいは清少納言が世界からすっと拾い上げる愛すべき「欠片」が、小島アナの思春期の感受性と共鳴したらしい。

小島アナが語る清少納言像は、小島アナ自身と重なる。

『Quick Japan』vol.86(太田出版、2009年)「小島慶子 キラ☆キラ」(TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)の特集が組まれるとのことで、それ目当てで購入。『銀魂』? 読んだことねぇなぁ。

『ラジオライフ』『アサヒ芸能』『Quick Japan』——「キラ☆キラ」は、極めて偏ったメディア包囲網を展開中。

「DJ Interview 54 小島慶子」『ラジオライフ』2009年7月号(三才ブックス)(当ブログ内)

「小島アナ「陰嚢話」を連発!」『アサヒ芸能』2009年10月1日号(徳間書店) (当ブログ内)

ともあれ、「キラ☆キラ」って、やっぱり注目されてるようだ。未だにゴネている「ストリーム」派の人、閃く剣を鞘におさめよ、夜露で錆びる。「ストリーム」も確かに面白かったし、私も好きだったけれど、「キラ☆キラ」も面白いよ。

「やしきたかじん×勝谷誠彦×宮崎哲弥×辛坊治郎の座談会も載ってるよ」って言えば、そっち系の人も読むかな。

ちなみに、伊集院光のインタヴュー・座談会も載っている。

「キラ☆キラ」特集の目次は下記の通り:

いま、ラジオは。
『小島慶子 キラ☆キラ』
◆メイン・パーソナリティ 小島慶子インタビュー
「アナウンサーになったときからずっと、『思ってるより世の中って悪くないよね』って話しかけたかった」
◆[コメント]『キラ☆キラ』への道
古川博志(編成部長)
村沢青子(番組プロデューサー)
加藤嘉一(代表取締役社長)
◆日替わりパートナーが語る、『キラ☆キラ』と小島慶子
ビビる大木「長州力に似た、ストロングな匂い」
神足裕司「どうしてこんなにいじめられるのか、考えることがある」
宇多丸「正直ゆえに暴走や暴言が生まれる」
ピエール瀧「本来の意味でニュートラルな、市民感覚の最たる存在」
水道橋博士「彼女は昼間の月。上弦や下弦はあっても満月は絶対見えない」
◆『キラ☆キラ』トークテーマ リスト
『キラ☆キラ』発言集"喜怒哀楽"
◆日替わりコラムニストによる、書き下ろしコラム 「○○とラジオ」
「スポーツとラジオ」小林信也
「永田町とラジオ」上杉 隆
「音楽とラジオ」西寺郷太
「タレント本とラジオ」吉田 豪
「映画とラジオ」町山智浩

小島アナのインタヴューは8ページにわたるロング・インタヴューで読み応えあり。他の雑誌のインタヴューで読んだ既知の内容もあるけれど、テレビの画づくりについての話は初めてで、興味深かった。

画になる番組を演出することに伴う、テレビの面倒くささや嘘くささについて語っているのだが、ラジオを偏愛するリスナーがテレビから嗅ぎ取っている違和感をまさに言い当てていている。

「『キラ☆キラ』発言集」は、喜怒哀楽それぞれ1ページづつ、小島アナの暴走発言を集めている。一見するとこれが目玉のような感もあるが、私としては、「日替わりパートナーが語る、『キラ☆キラ』と小島慶子」が、切り口にそれぞれのパートナーの個性が出ていて、いちばん面白かった。岡野宏文が出ていなかったのが残念。

気になった言葉を2つだけ引用:

ラジオの距離感って、やってて心地いいんだよね。リスナーの声は拾えるし、レスポンスも早いし、ネットほど傍若無人じゃないでしょ。

ピエール瀧

[……]小島さんは「書割の中で微笑み、余計なことを言わない」のような女子アナの定義の中にいる自分の違和感をよく口にするじゃない。男性社会の中に、従順で可愛く存在し、潤滑油であるべき女子アナ像みたいなものは、ハナからバカにしてて、自ら破壊しようとするよね。

水道橋博士

褒めてばかりも気持悪いので、この特集に敢えて難を言うなら、「『小島慶子 キラ☆キラ』トークテーマリスト」は、読者としては要らないかな。雑誌をつくる人としては編集上誌面が締まるので必要な記事かもしれない。でも、番組本編がないと何が何だか解らないので、残念ながら実用性には乏しい。

でも、総じて言えば面白い特集だった。当初の予定の18ページから、発行時には25ページに拡大し、全体の1割りを占める大特集となったとか。でも、読み終わるまであっという間で、とても短く感じた。正直言って、ちょっと物足りない感もなくはない。

「もう終りかよ?」って、面白いラジオと同じだ。

TBS RADIO 2009年10月9日(金) 水道橋博士 ペラ☆ペラ - 小島慶子 キラ☆キラ

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コメント

こんにちは。ラジオへの熱い思い、ブログを拝見して実感しております。Quick Japanのキラキラ特集、読みました。管理人様のキラキラ評はなるほどなと思います。キラキラと前の番組ストリームを比較されるのなら、ぜひキラキラと同じ時間帯にやっている文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」とニッポン放送「テリーとたい平のってけラジオ」を比較したうえで「キラキラ」を批評していただきたいと思います。AMラジオ平日の昼番組は想像以上の激戦。来週の聴取率調査週間どうなりますか。

投稿: ウーロンティー | 2009年10月14日 (水) 21時43分

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