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心のともしび(ニッポン放送、2009年8月21日(金)5:25-5:30)

○「心のともしび」(ニッポン放送、2009年8月21日(金)5:25-5:30)

久しぶりに「心のともしび」(ニッポン放送、月〜土5:25-5:30)を聴いた。

「心のともしび」は、宗教法人カトリック善き牧者の会が「心のともしび運動本部」の名義で放送しているキリスト教布教番組。KBS京都が制作している。

「心に愛がなければ、どんなに美しい言葉も相手の胸に響かない。聖パウロの言葉より」——というオープニングのナレイションに皆さんも聴き憶えがあるかもしれない。

先日、「明日の基礎知識/日刊FMC→neo」(ウェブラジオFMC、2009年8月18日放送分)で榎田信衛門がベートーヴェンの「田園」の話をしていたので思い出した。交響曲第6番「田園」の第一楽章は「心のともしび」のテーマ曲だ。

そういう経緯で、『ラジオ番組表』(三才ブックス)で調べてみたら、東京ではニッポン放送でやっていると初めて知った。つまり、東京に来てからは一度も聴いた記憶がないのだ。

私の田舎には民放AMラジオ局が1局しかなかったので、ずっとラジオを聴いていれば時どき必然的に耳にした。夜更かししてそのまま朝になると勝手に始まる。明け方、眼球の奥あたりの脳味噌が空っぽになったような感覚に襲われ、その真空にスポッと入って来る感じだった。

当時は、宗教番組が醸成する独特の鎮静作用が虚ろな頭に効き過ぎるぐらい効いて、ともすると少し鬱な気分になる程であったが、今回聴いた印象では当時とは随分雰囲気が変っていて、軽快で明るかった。

ちなみにこの日は、「ゆだねる」と題する橋本勲神父によるスクリプトでサン・ピエトロ大聖堂の「ピエタ像」についての話。


ミケランジェロ「ピエタ」(1498-1500)

同じく、心のともしび運動本部による「太陽のほほえみ」(文化放送ほか、1964年8月〜1996年3月)という番組もあった。三浦朱門の名前はこの番組で初めて知った(彼がエリート主義の国粋主義者だとは当時は知らなかったけれど)。私の田舎では日曜日に、前後して「金光教の時間」(ABCラジオ、水4:50-5:00、ほか、念法眞教の「心のいこい」(ラジオ大阪、月~金8:54-8:58、土6:55-7:00、ほか)なども放送していたように記憶している(記憶違いかもしれない)。ある意味で、週末の早朝は宗教番組のゴールデン・タイムの様相を呈していた。

信仰心に覚醒することはなかったが、やっているのでとりあえず聴いていた。バカな子どもが、別に好きでもないアニメでもやっていればとりあえず観るのと同じ。

ハヤット神父」「河原町三条上ル」——今でも頭の奥のほうに音としてこびりついている。


※放送で使われているのはカラヤンではないかもしれない。
クラシックに疎いので判らない。でも、テンポは近いと思う。
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コメント

ニッポン放送はヒドイですよね。。。
あのタイムテーブルではまさに
「心のともしび」の放送時間がわからない。

知られていないのも当然。

それでも同局の編成はなんとも思わないのだろうか・・・。

投稿: とくながたかのり | 2009年8月23日 (日) 21時19分

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