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爆笑問題の日曜サンデー オール芸人! 営業トーク・グランプリ(TBSラジオ、2009年6月14日(日)13:00-17:00)

○「爆笑問題の日曜サンデー オール芸人! 営業トーク・グランプリ」(TBSラジオ、2009年6月14日(日)13:00-17:00)

「オール芸人! 営業トーク・グランプリ」

この日は「オール芸人! 営業トーク・グランプリ」と題して、お笑い芸人の営業トークをフィーチャーし、面白かったか芸人にリスナーが投票するという企画。ラインナップは以下の通り:

ペナルティ(家電即売イベント)

博多華丸・大吉(競艇イベント)

アンバランス『ごきげんよう』前説歴17年)

アンタッチャブル(ビンゴ大会などライブのお楽しみ会)

ペナルティは、なんでもその日のお昼に、秋葉原のヨドバシカメラ・マルチメディアAKIBAでTBSの竹内香苗アナウンサーとイヴェントをやっていたらしい。もっと早く気付いていれば竹内アナを見に行ったのになぁ。去年も同じ組み合わせでイヴェントをやっていたような……。去年もまったく同じように遅れを取って、同じようにガッカリした記憶がある。白井京子TBS954情報キャスターも来ていたようだ。

ペナルティのecoスタイルで行こう〜鮮度名人現わる!〜公開生放送実施|TBS RADIO 954 kHz トピックス&ニュース

日曜日|白井京子オフィシャルブログ「前向きでいこ~♪」

DeepBLUE 見た×聞いた×行った×食べた×買った…ときどき検索 : 竹内 家電 白井(イヴェントに行ったかたのブログ)

アンバランスの「Who~!?」には、思わず声を出して笑ってしまった。既存の前説の型から始めて、徐々に自分たちのオリジナリティーを加えていった過程には、ちょっと感動すらした。

刑務所通いはやめられねぇ

「営業トーク・グランプリ」とは別枠ではあったが、「ここは赤坂応接間」のコーナーに、少年院や刑務所の慰問活動を行っている七代目桂才賀が出演。これが秀逸。

「あなたのような、そんなテレビに出てるような人はこんな所来てくれません。交通費すら出せませんから是非行って下さい」と嫌味を言われ、「そう言われちゃ、こっちは江戸っ子だから」ということで慰問活動を始め、それ以来続けているのだとか。現在では久里浜少年院の面接委員も努めているとか。

少年院や刑務所の慰問では、「お客」が笑いに飢えているせいか他よりもウケるそうだ。才賀によると「刑務所や少年院でウケないやつは芸人やめたほうがいいですね」とのこと。

ひと口に受刑者と言っても、初犯がA、累犯がB、そのそれぞれに短期刑と長期刑で計4つの分類があり、慰問の常連客になっているが刑が短く深刻でないBの短期の受刑者がいちばんウケるのだとか。こういう生々しいディテールのある話は、興味深くて可笑しくて力強い。

語り口も終止カラリとした調子だ。フリー・スタイルの話芸よりも、落語のような型のある話芸のほうが、生々しい話題を笑いに変換するのに適しているのかもしれない。

少年院や刑務所内では制度上、収容者・受刑者の人権は制限されることになる。減ってきているようだが、度を超した人権の蹂躙も皆無ではない。よって、国家権力を私的に横領する小役人を糾弾することは重要なことだ。ただ、花輪和一『刑務所の中』(青林工藝社、2000年)を読んだときにも思ったことだが、少年院や刑務所の中でも人が生活しているという一見単純な事実を活写することも貴重な仕事だと感じた。放送で流れた慰問の音源が印象的だった。受刑者だって、笑うのだ。

番組と関係ないけれど……

この日は夕方から秋葉原に兄藏さんというかたのイヴェントに行きました。竹内アナのイヴェントに気付いていれば、お昼から行ったのになぁ。

時どき新宿の東南口の前で、多弦ベースをタッピングして演奏しているベーシストを見かけるので気になっていました。かなりハイテクな演奏なのに、メロディーが美しいところが良いと思います。

先日ネットで検索したところ、兄藏さんという方だということが判明し、しかも秋葉原の楽器店で、インストア・イヴェントがあると知り、行ってきました。

当日は、出たばかりのアルバム『Dear Twilight』(2009年)も購入し、サインもして頂きました。TUNEというメーカーのベースのモニターもなさっているそうです。

演奏の合間に、「難しそうに見えますけど、簡単ですよ」「インチキみたいなもんです」「この曲は、メジャー・スケールを適当に押さえてるだけで、ときどき9thを入れて、早く引いたりタメたりしてるだけです」など、朴訥とした謙遜トークも魅力です。

ソロ以外にも、今後はバンドでの活動にも力を入れるそうです。陰ながら応援しています。

兄藏わ〜るどver.03

さて、このエントリーの表題番組とは関係ありませんが、メジャーでないミュージシャンの動画で、私が気に入っているものをいくつかご紹介します。ご用とお急ぎでない方は、ラジオを聴いていると思って見て下さい。

ベースにつづいてはドラムです。

どこの誰かは判りませんが、印象に残りました。パワーと速さだけがドラムの神髄ではないとは思いますが、上手いのではないかと思います。ポリ・バケツのドラム・ソロでここまで聴かせることが出来れば相当なものです。

ポリ・バケツを足で持ち上げてから地面にぶつけてバス・ドラムの音を表現している所が技ありで感心しました。

ラリー・ラッド(Larry Lud)さんによるイーグルス(Eagles)の "Best of My Love" カヴァー。しばらくトークが続き(アメリカでもネットはいろいろ問題含みみたいですね)、曲は3:20ぐらいから始まります。

このかたは以前 YouTube で podline6 というチャンネルを開設して沢山のカヴァーとオリジナル曲をアップしていましたが、いわゆる「著作権上の問題」でアカウントを停止されてしまいました。そのチャンネルでは アメリカ(America)の曲を多数カヴァーしておられましたのでお好きなのでしょう。このかたによる Steely Dan の "Only a Fool Would Say That" を聴いて、楽曲の良さを再発見したりもしました。

削除後は新たに podline66 というチャンネルを開設し活動を再開。

時どき見せるキメ顔やドヤ顔もチャーミングであります。

YouTube - podline66's Channel

アメリカ合衆国ニュー・メキシコ州のアッシュ・スーラー(Ash Soular)というギタリストによる、自身の高校卒業式でのパフォーマンス。ガウン姿でサンタナ(Santana)の "Europa" を弾くという取り合わせに、ちょっとグッときました。

結構上手いのではないかと思います。たぶんプロ志向なのでしょう。反オバマだそうです

AshSoular.com

ロサンジェルスでインディーズ活動を行っているジェイソン・ディアス(Jason Diaz)というシンガー・ソングライターのオリジナル曲、"Isn't She Beautiful" です。地下鉄の駅の中で歌っている映像です。

メロディーがとにかく美しい。

LAの青年が地下鉄の駅で歌っている時、東京の私はブログを書きながらそれを聴いている。インターネットは、谷川俊太郎もビックリな時代を招来しました。

他にも映像がいくつかアップされているのですが、街角にカメラを固定して歌っているだけなのに、どこかセンスが感じられます。

"Guess I'll Never Know" というオリジナル曲も良いです。この水準の曲を量産できれば、あっという間に有名になってしまうのではないかと期待しています。サム・クック(Sam Cooke) の "A Change is Gonna Come" のカヴァーも良いです。

iTunes でアルバムを発表しているようです。こちらはバンド・サウンドがメインです(Jason Diaz)。私としては、ギター弾き語りのほうが味が生きるのではないかと思います。この夏に新しいアルバムを出すそうです。

JASON DIAZ

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