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2009年2月

TBS会社情報 ニュースリリース 09年2月分 井上社長 定例記者会見概要

○TBS会社情報 ニュースリリース 09年2月分 井上社長 定例記者会見概要

わっきぃさんから頂いたコメントにTBSのニュースリリースのページのURLを貼って頂いている。マサやんさんもコメントで同じ話題に言及して下さっている。ありがとうございます。

ニュースリリースのページの最後のほうにちょとだけTBSラジオ&コミュニケーションズの余田光隆社長による発表の要旨が掲載されてる。短いので該当箇所を全て引用する:

<TBS R&C> 余田社長

 45期連続聴取率ナンバー1の地位に安住することなく、新規リスナー獲得を貪欲に目指して近年にない、大改編を行う。大きいところでは、好評ではあったが聴取率の伸び悩みもあり、午後ワイド「ストリーム」を改編し、新午後ワイドとして、TBSアナウンサー・小島慶子を起用し「小島慶子キラ☆キラ」を編成する。この他、「コサキンDEワァオ」、「若山弦蔵のバックグラウンドミュージック」、「全国おとな電話相談室」などが終了する。また、WBC東京ラウンド を実況生中継でお伝えする。3月1日の強化試合の巨人戦、本選出場に向けて重要な試合となる3月7日と、9日の1位決定戦の試合を中継。
 2月初旬に実施した第14期環境キャンペーンでは、恒例の古着回収を行い、昨年のほぼ2倍の4338kgもの古着を回収した。この古着を販売して、売上 は、ケニアの元環境副大臣、ワンガリ・マータイさんの「グリーンベルト運動」に寄付し、アフリカでの植林活動に充てられる。

※強調(太字)は引用者(=MasaruS)による。

「ストリーム」終了!

実は、「ストリーム」(月〜金1:00−15:30)が終るらしいと言う話は、さる方からの情報で知っていたが、ついに公式発表。やっぱり本当に終るのか。「好評ではあったが聴取率の伸び悩み」というが、それほど大負けしている訳ではないはず。

参考:
TBSラジオ45期連続V、12月度聴取率調査(レーティング)雑感 Part.1|冷静に、殴り書き!

私は、「ストリーム」では「コラムの花道」の町山智浩の回と武田一顯記者が登場する回をポッドキャストで聴く程度だった。リアル・タイムで聴けないのでそうしていたのだが、同じような人は多いと想像する。

昼のラジオは、聴き流せる小洒落たFMか安定感のあるおっさんのAMが好まれるという印象があるが、「コラムの花道」のサブカルっぷりは、あの時間にリアル・タイムでラジオを聴いている層とミスマッチなのではないかとも思われる。これが、「好評ではあったが聴取率の伸び悩み」の理由かもしれない。ポッドキャストで聴いている人がけっこう多かったのではないだろうか。

それにしても、ポッドキャストのコンテンツはいつまでサーバー上に残るのだろうか? あのラジオ界随一とも言える充実したアーカイヴを削除するのは勿体ない。

「小島慶子キラ☆キラ」

小島慶子アナは硬軟どのような話題にも対応できる才人。好きなアナウンサーなのでメインの番組ができるのはうれしいが、どちらかと言えば「BATTLE TALK RADIO アクセス」(月〜金22:00-23:40)のナビゲーターに復帰してほしい。

実際のところ、小島アナの雰囲気や話し方が好きではないという人もいるようだ。

私が「アクセス」にハマりだした頃、友人に面白いから聴くように勧めたら、後日「私、小島アナ、なんかダメかも」との返答。もうちょっと聴き続けるよう念を押すと、しばらくして小島アナの論点整理や議論の交通整理の技に驚嘆したその友人は、結局小島アナのファンになってしまった。

どちらかと言えば硬派でシャープなイメージの強い小島アナの昼ワイドはどういう番組になるのだろうか。

「コサキンDEワァオ」終了

下記をご参照のこと:

コサキンDEワァオ!(TBSラジオ、2009年2月7日(土)24:00-25:00)(当ブログ内)

「若山弦蔵のバックグラウンドミュージック」(日12:00-13:00)終了

以前はキューピーの提供で、パッパカパッパッパ〜ラッパッパッパッパカパッパッパ〜タララン♪みたいな始まり方だった気がするが、勘違いか? 『BRUTUS』657号の山口晃のマンガに影響されて、文字で音楽を再現してみた。

『BRUTUS』657号(マガジンハウス、2009年)

幼少時、ごくまれに家族で出かける時にカー・ラジオでよくかかっていた記憶がある番組。よく車に酔って吐く子供だったので、甘酸っぱい想い出が蘇って来る。

キユーピー・バックグラウンド・ミュージック Kewpie Background Music(番組ファン・サイト)

「全国おとな電話相談室」終了

「全国おとな電話相談室」(日8:30-9:00)まで終了とは。

電話相談番組の体だが、実際のところはリスナーが振ったお題をもとに浅草キッドとゲストがトークするという感じが強い番組で、そこが面白かった。

以前はタイトルに「NISSAN」を冠していたが、なくなって久しい。確かに、ややマンネリの感も出てきたので覚悟はしていた。しかし、終了ではなく深夜に移動すれば、また違う味わいも出るのではないかと思うのだけれども。

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ラジオのミニコミ紙を発行しております(19):「文化系トークラジオ Life」のウェブサイトで紹介されました&増刊号にあなたも参加しませんか?

○ラジオのミニコミ紙を発行しております19:「文化系トークラジオ Life」のウェブサイトで紹介されました&増刊号にあなたも参加しませんか?

「文化系トークラジオ Life」のウェブサイトで紹介されました

いまさらではありますが、ネットを通じて集結したラジオ・ファンのみなさんで記事を執筆して『ラジオ中毒』というミニコミ紙を発行しております。現在も創刊号は¥150で発売中です(取扱店は下記をご参照のこと)。

ここ数日、"http://www.tbsradio.jp/life/..."をリンク元とするアクセスがあるので、「はて、これは?」と思って確かめると、「文化系トークラジオ Life」(TBSラジオ、第4日曜日25:30-28:00)のウェブサイトで『ラジオ中毒』をご紹介いただいておりました。

2009年2月22日「草食系男子の本懐」PART1 (文化系トークラジオ Life)

罰当たりにも、あの日は「Life」の裏番組「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、2009年2月22日(日)25:00-26:45) を荒川土手でぶるぶる震えながら遠距離受信中。時どき混信してくるTBSラジオに舌打ちすらしていたとか、していなかったとか。

誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2009年2月22日(日)25:00-26:45)(当ブログ内)

26:45以降は、ちゃんと「Life」にスライド。聴けていない部分は、これからポッドキャストで聴きます。

『ラジオ中毒』増刊号にあなたも参加しませんか?

「Life」のサイトでもご案内頂いたように、「不況とラジオ」をテーマに、不況で大変そうなラジオをリスナーとして応援したり心配したりする『ラジオ中毒』の臨時増刊号を出そうという計画を進めています

下記の要項であなたの投稿をお待ち致しております。

オリジナルの原稿を投稿して下さい。
・ご自身で執筆なさった原稿であれば、書き下ろし、ブログなどで既に発表したものの転載、いずれも歓迎します。

・字数制限はありませんが、1000字から1500字ぐらいが最適かもしれません。とはいえ、この範囲に収まらなくても大丈夫です。ただし、「渾身の書き下ろし3万字です」と言われても困ります。

・文章以外の形式も可です。その際は一度ご相談下さい。

テーマは「不況とラジオ」です。
・最近のラジオ界の動向についてリスナーとして感じること。
・不況が原因で終わってしまうと言われている番組を懐しむ。
・ラジオ界を盛り上げるアイディア・提言。

などなど、切り口は自由です。難しい経済の話などを絡めなくても大丈夫です。不況で大変そうなラジオをリスナーとして応援したり心配したりする原稿であればどのような内容でも歓迎します。

ラジオ・ファンであれば、どなたでもご投稿いただけます。

投稿の方法
メールで投稿して下さい。宛先のメール・アドレスはこのエントリーの末尾の画像に掲載しております。

Windows ユーザーの方は、アクセサリの「メモ帳」で作成・保存した原稿(ファイルの末尾(=拡張子)が「.txt」)を、Macユーザーの方は、SimpleText やテキストエディットで作成・保存したものをメールに添付してお送り下さると助かります。

解らないという場合は、メールの本文に直接打ち込んで下さい。

締め切り
・2009年3月10日。

※原稿料は出ません。すみません。なぜなら儲からないからです。
・企画の趣旨に賛同して下さる方の心意気が頼りであります。

※編集・発行人からひとこと
・原則として、ラジオ・リスナーという立場で執筆して頂きたいと思います。ラジオ業界の内情を根拠のない憶測のみに基づいて書くことは避けて下さい。
・ラジオへの愛のある投稿であることが最も重視される条件です。

参考までに、既刊の『ラジオ中毒』創刊号の内容はこんな感じ:

A5版、16ページ。¥150。

目次(取り上げられている番組など)

1 ギャラクシー賞/「文化系トークラジオ Life」(TBS)
2 若者向けローカル番組について考える/
 訃報(山田耕嗣氏)
3 「日曜日の秘密基地」(TBS)/社説(舌禍事件)
4 「小沢昭一の小沢昭一的こころ」(TBS)
5 「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)
6 「ラジ魂!!」(HBC)/
 「ヤングタウン」・「オレたちやってま〜す」(MBS)
7 「土曜だ!! 江越だ!?」(RKK)・
「はやおきラジオ水谷ミミです」(東海ラジオ)/
  「ヤマヒロのアナPod Cafe」(関西テレビ)
8 電子工作(ミニコンポAM 受信感度UP 方法)
9 「鉄音アワー」(ネットラジオ)/
 「オレたちやってま〜す」(MBS)・
 「ミュージックパラダイス」(ABC)
10 誰のためのコミュニティーFMか/ FM なかしべつ/
 「安住紳一郎の日曜天国」(TBS)
11 大阪ラジオの魅力/「QIC」(ウェブラジオFMC)
12 「元気イチバン!芹沢誠です」(ABC)/
 「ゴチャ・まぜ」(MBS)・「ヤンピース」・
 「魂のラジオ」(ニッポン放送)
13 「集まれ昌鹿野編集部」(ラジオ関西)/
 月曜「DAYBREAK」(JFN)
14 ラジオ的想像力
15 笑福亭鶴光・
 「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)/
 4コマ漫画
16 ラジオ欄/執筆者紹介/編集後記
その他 TBS 武田記者語録

下が売り込み用につくったチラシです。こちらにも目次が載っています。よろしければダウンロードしてみて下さい:

『ラジオ中毒』のチラシをダウンロード radioholicflyer.jpg (444.5K)

『ラジオ中毒』取扱店

模索舎(東京都:新宿御苑新宿門むかい)  地図

タコシェ(東京都:中野ブロードウェイ3F)  地図

bar plastic model(東京都:新宿ゴールデン街) 地図

貸本喫茶ちょうちょぼっこ
(大阪市西区北堀江1-14-21第一北堀江ビル4F) 地図
※第一北堀江ビルは、地元では「鳥かごビルヂング」として親しまれているそうです。
 営業日にご注意ください(
第1〜第3週末のみの営業)。

ちんき堂
(兵庫県神戸市中央区元町通1-11-8 千成堂ビル2F)地図

キララ文庫(熊本県熊本市黒髪6-9-9) 地図

Lilmag(オンライン・ショップ)

万一売り切れているというようなことがありましたら、「今度はいつ入荷しますか?」などと、あくまでも紳士・淑女的な物腰を保ちつつ、お店のかたにやんわりプレッシャーをかけてください。

執筆者[50音順、敬称略。()内は執筆なさっているブログなど]

・安東三 (日々:文音体触 〜compose&contact〜)

・河内の政 (ラジオの雑談

・kiku (ラジオウォッチブログ

・365連休

・とくながたかのり(とくながたかのりのSpecial Days

・2児パパ (ラジオでクネクネ

・MasaruS ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!

・ヨダレ (ヨダレのじかん

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町山智浩のザ・邦画・ハスラー! 20世紀少年<第2章>最後の希望、「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」(2009年2月21日(土)21:30-23:30)

○町山智浩のザ・邦画・ハスラー! 20世紀少年<第2章>最後の希望、「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」(2009年2月21日(土)21:30-23:30)

私は、浦沢直樹のファンだ。

『YAWARA!』がきっかけで、『MASTERキートン』で完全にハマった。つい最近、数ヶ月がかりで『MONSTER』のアニメ74話をYouTubeで見終わった。『モーニング』で連載中の「BILLY BAT」も愉しみにしている。

しかし『20世紀少年』は、なぜかまだ原作コミックすら読んでいない。

その『20世紀少年』が映画化されているのも知っている。しかし、いっさい見るつもりはない。テレビで流れている予告編で充分ゲンナリだからだ。ポッドキャストの中でも言及されていたが「あいつ……おまえか?」なんて言われたら、こっ恥ずかしくて目も当てられない。

映画「20世紀少年 <第2章> 最後の希望」 公式サイト

ただ、古田新太が演じ切る春波夫の「ハロハロ音頭」はスゴい。天才としか言いようがない。

TBS RADIO 町山智浩のザ・邦画・ハスラー!「20世紀少年<第2章>最後の希望」 (ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)

このポッドキャストは、映画を観に行こうと思っている人は聴かない方がいいかもしれない。きっと、観に行くのをやめようと決心してしまうからだ。しかし、そのリスクを冒しても聴くべき面白さ。あるいは、観た後に聴くとスッとするかもしれない。

町山智浩による物語の構造分析は鮮やかで、しかも聴いていて面白いというところが二重にすごい。映画ばかりでなく原作コミックのプロットの不備まで衝いてしまっている。

「原作はいいけど映画は……」という言い方がもはやできない。映画化を機に原作コミックを大人買いしようと思っていたが、ポッドキャストを聴いて迷いが出きた。

映画評の冒頭で町山は、ショット・ガンの弾痕描写におけるリアリズムの瑕疵を指摘するが(私もガン・ファンなのでこういうのは気になる)、そもそもこの映画を成功させるには徹底したリアリズムを以って撮る必要があった。どこかで堤幸彦は、原作コミックに忠実に撮ったと言っていたが、あの漫画のファンタジックなディストピアの実写化においては、その選択がそもそもの間違いだったと言える。

そもそも近年の日本の娯楽映画あるいはテレビ・ドラマの多くは漫画的に様式化された演出やカメラ・ワークが目立つ。あれは結局は実写では機能しないと私は思う。日本の映像コンテンツを習慣的に見てきた人たちは、コンテンツを自分の頭の中で変換してリアリティーを補完することに長けてしまっている(時代劇の殺陣はその典型)。映画およびテレビ・ドラマの監督は、こうした鑑賞者の能力に甘えてきたのかもしれない。

町山は、演出ばかりでなく「シナリオの問題」を指摘する。

脚本は、浦沢のブレインで現在フリーの漫画編集者の長崎尚志。かつて私がハマった『プルンギル——青の道』(作画・クォン・カヤ)の原作者・江戸川啓志や、最近ハマっている「ディアスポリス 異邦警察」(作画・すぎむらしんいち)の原作者リチャード・ウーも長崎の変名とのこと。「ディアスポリス 異邦警察」は、表面上は割とベタなサスペンス・アクションなのだが、「外国人不法滞在者のための裏都庁」という設定が権力とは何かという問題系をラディカルに問うており、その政治学・社会学的センスの秀逸さに脱帽だ。ストーリーが、設定の単なる説明に終わらず、ちゃんと話になっているところがさらにスゴい。漫画編集者・原作者としての長崎の才能にもはや誰も疑義を差し挟む余地はないだろう。

この長崎について町山は、その才能は認めつつ、「映画と漫画は違うんだってことが解ってないんだよ、はっきり言って」と一刀両断。いまや漫画編集界の寵児である長崎を、このようなかたちで堂々と批評できる人は町山の他にいないだろう。

この『20世紀少年』という長大なコミックおよび映画は結局のところ、原恵一[監督]『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)と全く同じ話で、「1時間半の子供向けアニメ」ながらも、同じテーマを見事に描き切った上にその先の展望までも見せているこちらのほうがはるかに優れているとのこと。名作だとの噂は聞き及んでいたが、とんでもないティアー・ジャーカーだと聞いてビビって敬遠していた。思い切って購入することにした。

町山はさらに、映画『20世紀少年』の最も良い結末まで提案している。コレも見事。

そもそも『20世紀少年』は1本で撮るべきだったのではないか、そう私は思っている。

※蛇足

コーナー最後の方で高城剛・沢尻エリカ主演で谷崎潤一郎『痴人の愛』を映画化すべきだというネタが出たが、エリカ様はピッタリな気もするが、高城剛と河合譲治はイメージが違いすぎる。

ちなみに、ラジオ・ファン的関心から言うと、増村保造[監督]『痴人の愛』(1967年)は、何とわれらが小沢昭一御大が主演のココロだ〜!


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誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2009年2月22日(日)25:00-26:45)

○「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、2009年2月22日(日)25:00-26:45)

ついに公式発表

ついに、「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、日25:00-26:45)終了が公式に発表された。「こう見えても案外打たれ弱いです」と言いつつ20年倒れずにやってきたが、3月29日で最終回となる。

いつもは家で、遠距離受信用の自作簡易アンテナを使って聴いていたが、今日は久しぶりに荒川土手に出て聴いた。ちょっとでもクリアーに聴きたかったのだ。それでもABCラジオ(1008kHz)を聴こうとすると、TBSラジオ(954kHz)と文化放送(1134kHz)が混信してくる。周波数が近いだけでなく、私の家も荒川土手も両局の送信所に近いのでなおさらだ。右から左からのワン・ツー・パンチをかわすボクサーのようにラジオの向きをちょくちょく変える。

図解:簡単な外部アンテナを作って、東京で感度よく「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、2008年3月2日(日)25:00-26:45)を遠距離受信してみた。(当ブログ内)

誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2007年7月22日(日)25:00-26:45) (荒川土手での受信レポート、当ブログ内)

最近は暖かいとはいえ深夜はさすがに寒い。しかも、東京を代表する大河川のひとつ荒川の土手は、大量の流水に冷やされた空気が吹きっさらしだ。夏にはコレがちょうどいい。でも夏にはもう「サイキック」は聴けない。

オープニングの嘉門達夫の結婚パーティーの話の後、CMあけに北野誠の口から案外あっさりと番組終了が発表された。

そのなかで北野誠・竹内義和のふたりは、「キンキンのサンデーラジオ」(文化放送、2006年4月9日(日)〜2009年2月15日(日)13:00-16:00)の突然の最終回に言及しつつ「最後までキッチリやらせてもらいますよ」と語った。余談だが、「いつまでも少年の心を忘れない人」などというクリシェ。少年の心をもったまま老境を迎えた人の行為のひとつの例が、今回の愛川欽也の件だろう。「プロとしてどうか?」「リスナーはどうする?」などの意見には全面的に同意する。しかし、70男のパンク魂を支持したい気持ちもある。Stay Hungry, Stay Foolish(Steve Jobs)。愛川欽也がラジオやリスナーを愛していないはずがない。

ラテログ: 文化放送「キンキンのサンデー・ラジオ」今日で突然の終了
ラテログ: 文化放送「キンキンのサンデーラジオ」早くも番組ホームページ消去
※「キンキンのサンデーラジオ」最終回について詳しく紹介されています

また、「サイキック」終了について口止めしていた高田文夫に「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送、2009年2月16日(月)11:30-13:00)でしゃべられてしまった話(当ブログでも既に触れた)なども言及された:

桜川マキシム、第138回 「ジジネタの二十二 噂の眞相」(ウェブラジオ、2009年2月19日(木)配信)(当ブログ内)

他方「サイキック」終了そのものについてはさほど詳述されなかった印象。

弱者の治外法権、リスナーの矜持

そのあたりの事情については、ORICON STYLE の記事に詳しい:

 一方で、過激な芸能界の裏ネタや邪推されたトークも多い点などから、早くからネット上での「ネタばらし」被害に遭うだけでなく、番組で取り上げたタレントのファンや事務所からのクレームが番組宛や局に殺到。[……]

 関西では今春に相次いで、芸能こぼれネタを扱うテレビ番組で人気だった『週刊えみぃSHOW』『なるトモ!』(大阪・読売テレビ)『ムーヴ』(ABCテ レビ)などがすでに終了することを各局が表明。昨今の「コンプライアンス(法令順守)」に厳しい世の中の流れを受けて「深夜のラジオ番組とは言えど、局サ イドからするとその問題を無視し続けることが困難になってきた」(某在阪ラジオディレクター)ことも要因に挙げられる。

ナニワの“長寿ラジオ番組”『誠のサイキック青年団』20年の歴史に幕をおろす  ニュース-ORICON STYLE- 

※上の記事については北野誠のブログでも言及されている:

再びお詫び!:サイキックブラザーズ1号(北野誠ブログ)

深夜ラジオは治外法権で守られている、という感覚が私にはある。相手が大企業や政治家や大スターのような強者であれば、多少キツいことや危ないことを言っても許されるという感覚、すなわち弱者の治外法権だ。

しかし最近では、トークの話題に上った人物にメールなどでチクったりする人がいるらしい。チクりという行為が、その人なりの正義感の発露だというのは一応理解できる。しかし、人として許しがたい内容でなければラジオの側に立つというのが、ラジオ・リスナーが堅持すべき矜持ではないだろうか。


濃い口トークラジオダイジェスト
※始まるまで7〜8秒掛かります。
スタジオに吊ってあるマイクがRCA DX77なのが気になる。

ラジオ談義

ABCラジオのタイムテーブルを見ながら、どの番組に取って代わるか/潜り込むかという北野・竹内・平野秀朗3人の与太話の中で、ラジオ談義や聴いていた番組の想い出話が聴けたのはラジオ・ファンとして愉しかった。

「ラジオすきなやつがラジオするべきや」(北野)、「オギャーと生まれて、まだ歩けも口もきけてなかった人が、オナニーもさんざんして、もうホントに本物のエッチもして、中には子供までつくってる人もいる永きにわたって、僕らはやってきた訳ですよ」(竹内)など印象的なフレイズもあった。

少年時代に竹内が聴いていた桂南光の深夜放送について、

竹内 [南光が]桜田淳子さんのグリコの「コメッコ」っていうのを何週にもわたって、あの、紹介してました。あれはスゴいということで。

YouTube - 桜田淳子 Junko Sakurada 「グリココメッコ シュリンプ」CM スケボー編

「コメッコ」と言わず「コメコ、コメコ」と言うてたんですよ。その響きが良くないんちゃうかなと思いつつ僕、聴いてたんですよ。
北野 ボリューム上げてたんでしょ?
竹内 ボリューム上げて。うん。
北野 はははは。チューニング合わせて。
竹内 はい。「米の子やからええやん」とか言うて。
北野 はいはい。
平野 はははは。
竹内 「饅頭の子はどう言うねん?」みたいなやり取りをず〜っとしてはりましたね。はい。
平野 はははははは。
北野 はいはい。それを受け継いだんですよね?
竹内 受け継ぎました。
平野 はははははははは。
北野 伝統芸能として。
竹内 そのときの、ホントに、イメージが強かったから。
北野 そういう意味で言うと、深夜ラジオとかの——
竹内 はい。
北野 そういう、あの、僕らに与えてくれた影響は大きい。
  [この辺の数秒は雑音で聴き取れず。]
竹内 それはね、絶対に消えないですね。

「それはね、絶対に消えないですね」という言葉に強い共感を覚えた。

「サイキック」で覚醒し、中には感性においてサイキックを追い抜いてしまって最近の放送に刺激を感じなくなっているアンチの人もいるやに聴く。それでも、なんだかんだで、そういう人にとっても「サイキック」は絶対に消えないだろうと思う。なんつって。

朝日放送がダメなら『アサヒ芸能』でどうでしょう

「朝日放送という舞台の中では幕をおろす」という言い方から察するに、やはり他の局・媒体での継続を模索しているのだろう。

以前TBSラジオでやっていた「北野誠の世紀の雑談」(TBSラジオ、1998年1月25日~2003年3月23日、第4日曜27:00-29:00)が、TBSラジオの送信用鉄塔の塗装のやり直しに伴う日曜深夜停波のためという聞いたことのない理由で打ち切りになって久しい。好きだったなぁ。カンニング竹山も聴いていたらしい(竹山隆範『大阪人はなぜ振り込め詐欺に引っかからないのか』扶桑社、2007年参照)。

だったらいっそ「サイキック」をTBSラジオで……とも思ったが、在京の局のほうが「コンプライアンス」とやらがもっと厳しそうだから無理かな。

ラジオでダメなら『アサヒ芸能』誌上で連載として継続とか。貸しがあることだし。でも、活字で残るのがいちばんマズいのか。

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週刊タケダ記者(仮)vol.33(2009年2月8日(日)-2009年2月21日(土)分)

○週刊タケダ記者(仮)vol.33(2009年2月8日(日)-2009年2月21日(土)分)

最近はラジオ界の動きが慌ただしすぎて、武田記者はご無沙汰でした。

マサやんから頂いたコメントによると、

TBSラジオ「ナイスQ編集部の最新回に武田記者が出てました。「新聞記事の関係者って誰のこと?」という質問に対して回答する役どころでした。ポッドでも聞けますよ。

とのこと。ありがとうございます。

武田記者ファンの方でまだ聴いていないというかたはこちらからどうぞ:

ナイスQ編集部 | R25.jp
※上記サイトから、第16回放送分を聴いてみて下さい。

* * *

国会担当、中国通として活躍する「タケダ記者」ことTBSラジオの武田一顕記者は、いまや同局の名物と言っても過言でない存在。国会で動きがあると颯爽と登場し、独特のアイロニーで辛口に調味された情報提供・分析で番組を盛り上げている。

小林信彦の『週刊文春』連載コラム「本音を申せば」でも好評価を受けている武田記者の、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:40)における発言のなかで「これは!」と思ったものをご紹介。表現の面白さを重視した「タケダ節」収集といった趣を目指す予定。

* * *

「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2009年2月12日(木)22:00-23:40)

「一流の芸人のダサさを出すところによって、また、こう、国民一般をひきつけるというねぇ」

麻生太郎内閣総理大臣の郵政民営化についての発言に対する小泉純一郎・元内閣総理大臣の発言について:

武田記者 [……]要は、その時に、小泉チルドレンであるとか、小泉さんの直系の議員が書いてるブログを取り上げて、ブログに書いてある、その、「総理それはないでしょう」というのを、あんたよく読んどいてくれと。
渡辺真理 ほう。
武田記者 その時に、小泉さんが巧いのは、「今から官邸にFAXするから」っつってるんです、ね。
渡辺 はぁ。
武田記者 そこが小泉さんの巧いところで、つまり、普通は「あんた、インターネットに書いてあんだから読んどいてくれ」って言いますよね?
渡辺真理 えぇ。そうですねぇ。
武田記者 FAXするっていう—ちょっとダサいわけですよね。このダサいところに、まぁ、われわれは2000……2001年に小泉さんが総理になってから数年間、ず〜っと、ま、いわば騙され続けてきたわけだから——
井上トシユキ はっははははは。
武田記者 今の状況が生まれてるんだけども、それでもまた敢えて、そのぅ、ううん、何ちゅうのかなぁ、その、一流の芸人のダサさを出すところによって、また、こう、国民一般をひきつけるというねぇ。

 

「森さんだって山崎さんだって古賀さんだって、郵政改革の時だって何だって、結局は小泉さんの後をくっついてって、金魚のフンみたいにくっついてってですねぇ、最後は未だに自分が美味しい目みてる人たちですから」

上述の小泉発言についての自民党重鎮たちの発言について:

武田記者 あのぅ、森[喜朗・元内閣総理大臣]さんもですねぇ、山崎[拓・衆議院議員]さんも、古賀[誠・衆議院議員]さんも、まぁ普通の人ですから。つまり今、現状では麻生さんを擁護する、そうしなければいけないということになるわけですよねぇ。
井上トシユキ あぁ。
武田記者 だけど、小泉さんは、まぁ今日は「常識人だ」って、「私は常識人だ」って言ってましたけど、それは、勘の鋭さってのは一流であることは、これは、いい意味でも悪い意味でも間違いない訳ですからね。
渡辺真理 はい。
武田記者 したがって、しかも、この3人ってのは、森さんだって山崎さんだって古賀さんだって、郵政改革の時だって何だって、結局は小泉さんの後をくっついてって、金魚のフンみたいにくっついてってですねぇ、最後は未だに自分が美味しい目みてる人たちですから、まぁ政局勘という意味では小泉さんなんでしょうね。ただ、小泉さんは、チキン・レースで、怖いのは、これ、麻生さんが「うぅん、何だ、こんな言うの許せない」って言ってバーンと解散しちゃえば、小泉さんのシナリオは全部狂いますね。
渡辺・井上 はあぁ。
武田記者 麻生さんは解散総選挙なんか出来ないというところに、そのお、小泉元総理の勝負勘がある訳で、勝負師たる所以があるわけで、麻生さんが解散しちゃえば、まぁそこでは麻生さんの勝ちになるし、そうじゃなきゃ小泉さんペースだし、そのもう一方では、民主党小沢一郎代表がいると、いうこの3人が——まぁ、麻生さんはいくらみんなが「ダメダメ」って言っても、総理大臣、解散権もってますから。
渡辺 そうですねぇ。
武田記者 この3人の綱引きになるんだと。後の、森さんとか古賀さんは、まぁ、あんまり政局勘がだいたい今まで外れてきましたから、そこはあんまり気にする必要はないということですねぇ。

* * *

武田記者の画像

ケンイチさんがコメント欄で、武田記者の画像を紹介してくれました。度たびありがとうございます。助かります。TBSラジオのメール・マガジン『954プレスメール』に貼られたリンクから見ることのできるコンテンツ「〜TBSラジオプレスメール〜 954写真缶」の一部です。ケンイチさんのコメントからも見ることはできますが、下記のサイトから『954プレスメール』を購読してからご覧になることをおすすめします:

TBS RADIO 954kHz | 〜TBSラジオプレスメール〜

◇「週刊タケダ記者(仮)vol.12」でご紹介した「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ、土13:00-15:00)のウェブページについて情報提供してくださったケンイチさんが、新たに武田記者の画像を紹介してくださいました。前回私は「たぶん、TBSラジオのサイトではココだけではないでしょうか」などと申しましたが、まだまだ甘いですね。

放送後記 2006年09月27日(水曜日)(〜夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio バツラジ)

◇既にコアな武田記者ファンであればご存知かもしれませんが、武田記者の画像が、意外なことに文化放送のサイトに載っています。

「文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」」という文化放送報道部のブログの2006年10月10日付けのエントリーで、安倍晋三首相(当時)の中国・韓国訪問の同行取材の韓国編で、取材中のスナップのひとつとして掲載されています。下記のページの3枚目の画像に注目:

○文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」:
安倍とどこまでも(韓国篇)   =吹野=

● △ ■ ×

私 は「アクセス」ぐらいしかチェックできないので、武田記者が登場していると思われるTBSラジオの他のワイド番組(「森本毅郎・スタンバイ!」「荒川強啓 デイ・キャッチ!」など)で「これは!」と思われる発言を聴いた方は、お手すきの際にでもこのエントリーのコメント欄で情報提供して下されば嬉しいです。 例えば、「「デイ・キャッチ!」で○×について△□と言っていた」程度で構いません。

* * *

「週刊タケダ記者(仮)」バックナンバー:

週刊タケダ記者(仮)vol.1

週刊タケダ記者(仮)増刊号

週刊タケダ記者(仮)vol.2(2007年11月11日(日)-11月17日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.3(2007年11月18日(日)-11月25日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.4(2007年11月25日(日)-12月1日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.5(2007年12月2日(日)-12月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.6(2007年12月30日(日)-2008年1月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.7(2008年1月13日(日)-2008年2月2日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.8(2008年2月3日(日)-2008年2月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.9(2008年2月30日(日)-2008年3月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.10(2008年3月16日(日)-2008年3月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.11(2008年3月30日(日)-4月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.12(2008年4月13日(日)-2008年5月3日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.13(2008年5月4日(日)-2008年5月10日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.14 (2008年5月11日(日)-2008年6月7日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.15(2008年6月8日(日)-2008年6月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.16(2008年6月15日(日)-2008年7月5日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.17(2008年7月6日(日)-2008年7月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.18(2008年7月13日(日)-2008年8月2日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.19(2008年8月3日(日)-2008年8月9日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.20(2008年8月10日(日)-2008年8月30日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.21(2008年8月31日(日)-2008年9月6日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.22(2008年9月7日(日)-2008年9月13日(土)分 )

週刊タケダ記者(仮)vol.23(2008年9月14日(日)-2008年10月4日(土)分

週刊タケダ記者(仮)vol.24(2008年10月5日(日)-2008年10月11日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.25(2008年10月12日(日)-2008年10月25日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.26(2008年10月26日(日)-2008年11月1日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.27(2008年11月2日(日)-2008年11月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.28(2008年11月16日(日)-2008年11月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.29(2008年11月30日(日)-2008年12月13日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.30(2008年12月14日(日)-2009年1月3日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.31(2009年1月4日(日)-2009年1月10日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.32(2009年1月11日(日)-2009年2月7日(土)分)



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三宅裕司のサンデーハッピーパラダイス ニッポン放送開局55周年 アナタが選ぶ歴代人気番組ベスト100 ラジオアカデミー賞(ニッポン放送、2009年2月22日(日)09:00-12:00)

○「三宅裕司のサンデーハッピーパラダイス」(ニッポン放送、2009年2月22日(日)09:00-12:00)

たまにはニッポン放送を聴いてみる

家にいるときは日曜日はほとんどTBSラジオ。

この日も8:30にTalkMasterのタイマーが作動し、「全国おとな電話相談室」(TBSラジオ、日8:30-9:00)が始まる。9:00に切れた電源をもう一度電源を入れ、チューニングをいじっていると、三宅裕司の番組で歴代人気番組ベスト100を決めているようだ。

この土日にまたがって「ニッポン放送開局55周年 アナタが選ぶ歴代人気番組ベスト100 ラジオアカデミー賞」という企画をやっているのは、月本夏海さんのブログ「夢で、逢いませう」で知っていたが、「これか!」と思い聴き続ける。

夢で、逢いませう : 亀渕昭信のオールナイトニッポン

開局55周年!ニッポン放送 あなたが選ぶ歴代人気番組ベスト100 ラジオアカデミー大賞

ニッポン放送のほうのページでは、

※どんな番組があったっけ?パーソナリティは覚えているんだけど番組タイトルが思い出せない・・・というあなたのために!一部ですが歴代のニッポン放送タイムテーブル画像を大公開

と題して、1975(昭和50)年10月、1979(昭和54)年11月、1984(昭和59年)年4月、1987(昭和62)年6月のタイムテーブルが公開されている。こういうのを見るのは結構愉しい。

「三宅裕司のサンデーハッピーパラダイス」

「三宅裕司のサンデーハッピーパラダイス」(ニッポン放送、2009年2月22日(日)09:00-12:00)は三宅裕司と根本美緒(「朝ズバ!」のお天気の根本くん)が担当する番組。聴くのは今回が初めて。そして、なんと、ゲストが小俣雅子。三宅&小俣が担当していた番組は何度か聴いたことがある。

三宅裕司のサンデーハッピーパラダイス AMラジオ 1242 ニッポン放送

10:00になると再びタイマーが作動して「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、日10:00-12:00)が始まる。でも聴き始めたランキング。ここで聴くのをやめる訳にもいかず、にち10はそのまま録音して、別のラジオでニッポン放送を聴き続ける。

番組は、ランキングを発表しながら、(主に第1回か最終回の)音源を流したり、リスナーと電話をつないだりしていた。「伊集院光のOh!デカナイト」(ニッポン放送、1991年3月1日(月)~1995年4月27日(金)22:00-25:00)の第1回放送の音源も流れた。番組名を説明するときに「Oh!」とか高い声を上げていたのが初々しくて可笑しかった。

「三宅裕司のヤングパラダイス」(ニッポン放送、1984年2月6日(月)~1990年3月29日(木)22:00-24:00)でやっていたという「ドカンクイズ」をやっていたが、当時リスナーだった人が嬉しそうに参加し、ちゃんとやり方を憶えていてスムーズに進行していたのがほほえましかった。やっぱりラジオの想い出ってすごい。

発表されたベスト100のうち上位10位は以下の通り。そのうちニッポン放送のサイトに100位すべて出るはず。

10位 タモリのオールナイトニッポン
9位 欽ちゃんのドンといってみよう!
8位 伊集院光のOh!デカナイト
7位 不二家歌謡ベストテン
6位 中島みゆきのオールナイトニッポン
5位 今仁哲夫の歌謡パレードニッポン
4位 笑福亭鶴光のオールナイトニッポン
3位 三宅裕司のヤングパラダイス
2位 とんねるずのオールナイトニッポン
1位 ビートたけしのオールナイトニッポン

聴いたことない番組も不思議と懐かしい

聴いたことのある番組も聴いたことのない番組も、どっちも懐しく聴こえるから不思議だ。

印象に過ぎないかもしれないが、地方のラジオ局は「オールナイトニッポン」を初めとしてニッポン放送の若者向け番組を多くネットしているような気がする。よって、田舎の少年少女はニッポン放送の番組に親しみがある。

今は専らTBSラジオ派の私だが、TBSラジオで同じようなランキング企画を行っても、少なくとも私にとっては、懐しさという点ではニッポン放送には及ばないかもしれない。

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ラジオな一曲(4):TINNA「SHINING SKY」(1978年)

○ラジオな一曲(4):TINNA「SHINING SKY」(1978年)

 


TINNA「SHINING SKY」(1978年)
 

録音されているはずの「上柳昌彦 土曜日のうなぎ」(ニッポン放送、土17:30-20:00 )を聴こうとしたら、どうも雰囲気が違う。でも聴こえてくるオープニング・テーマがいい曲。

「ミュージックスカイホリデー2009」(ニッポン放送、2009年2月21日(土)17:30-21:00 )という番組だったようです。そういえば、上柳アナが来週はお休みだと言っていたような……。

「全日空ミュージックスカイホリデー」(ニッポン放送、1976年10月10日(日)-1977年4月3日(日)21:00-22:00、1977年4月10日(日)-1984年4月8日(日)23:00-24:00)という番組のリヴァイヴァルだった模様。

番組も曲も初めて聴きました。

同番組は、滝良子(愛称「そらまめ」)がパーソナリティを務め、ニッポン放送の看板番組だったとのこと。滝良子、もとはRKK熊本放送のアナウンサー。フリー転身後は、「パックインミュージック」「歌うヘッドライト」(TBSラジオ)のパーソナリティーも務めたそうです。

語り口の雰囲気や声が一瞬、ニッポン放送の増山さやかアナかと思いました。

この曲は、「ミュージックスカイホリデー」のオープニング・テーマであると同時にANAのCMソングでもあったそうで、歌っているTINNA(ティナ)は、惣領智子と日系3世の高橋真理子によるデュオ。活動期間は1979年〜1981年だったそうです。

やや時代を感じる曲調ではありますが、バックトラックのアレンジなどは結構私好みです(エレクトリック・ピアノのオブリとか)。それに、サビの開放感の気持ちよさときたら。2コーラス目に入る時にもう一度スローでおとなしくなるところが、ちょっと残念。1コーラス目とはアレンジを変えて、同じメロディーでも開放感を残すとかいう手もあるのかなぁ、などと素人が勝手なことを思う。

この曲が使われているANAのCMをYouTubeで探してみましたが、見つかりませんでした。さすがに70年代のテレビ映像は、YouTubeにはなかなかなさそうですね。

参考:

SHINING SKY(惣領智子ファン・サイト)

惣領智子の母家(惣領智子ブログ)

TINNA「SHINING SKY」(1978年)

かかえきれない 光を抱いて
空は空は希望の海
かかえきれない 光を抱いて
青い世界へ

さあ さあ
SHINING SKY
見上げれば 未来
SHINING SKY
見つめれば 自由
SHINING SKY
青い空の果て
SHINING SKY
はばたけ 心よ

かかえきれない 光を抱いて
風は風は自由な翼
かかえきれない 光を抱いて
青い彼方へ

さあ さあ
SHINIG SKY
見上げれば 未来
SHINING SKY
見つめれば 自由
SHINING SKY
青い空の果て
SHINING SKY
はばたけ 心よ

SHINIG SKY
見上げれば 未来
SHINING SKY
見つめれば 自由
SHINING SKY
青い空の果て
SHINING SKY
はばたけ 心よ

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ラジオのミニコミ紙を発行しております(18):『ラジオ中毒』増刊号にあなたも参加しませんか?

○ラジオのミニコミ紙を発行しております(18):『ラジオ中毒』増刊号にあなたも参加しませんか?

いまさらではありますが、ネットを通じて集結したラジオ・ファンのみなさんで記事を執筆して『ラジオ中毒』というミニコミ紙を発行しております——まだ創刊号しか出ておりませんが。

創刊号しか出していないにも関わらず、緊急増刊号を出そうと計画しています。テーマはズバリ、

 「不況とラジオ」

不況が理由と考えられるラジオ界のここ最近の慌ただしい動きに驚いているラジオ・ファンも多いのではないでしょうか? 予想もしない人気番組・長寿番組・大物パーソナリティーの番組の終了が話題になっています。

他方、ここ数年来、一部にはラジオ・ブームが来ているという論調もあり、それも事実だと思います。しかし、現状は厳しいようです。

ラジオ・リスナーとして、これは黙っていられません。なんか切ないじゃないっスか。

ということで、不況で大変そうなラジオをリスナーとして応援したり心配したりする『ラジオ中毒』の臨時増刊号を出そうという計画を進めています

そこで、みなさんも『ラジオ中毒』臨時増刊号に寄稿しませんか? 投稿の要項は以下の通りです:

オリジナルの原稿を投稿して下さい。
・書き下ろし、ブログなどで既に発表したものの転載、ご自身で執筆なさった原稿であればいずれも歓迎します。

・字数制限はありませんが、1000字から1500字ぐらいが最適かもしれません。とはいえ、この範囲に収まらなくても大丈夫です。ただし、「渾身の書き下ろし3万字です」と言われても困ります。

・文章以外の形式も可です。その際は一度ご相談下さい。

テーマは「ラジオと不況」です。
・最近のラジオ界の動向についてリスナーとして感じること。
・不況が原因で終わってしまうと言われている番組について。

などなど、切り口は自由です。

ラジオ・ファンであれば、どなたでもご投稿いただけます。

投稿の方法
メールで投稿して下さい。宛先のメール・アドレスはこのエントリーの末尾の画像に掲載しております。

テキスト・ファイルで保存した原稿(ファイルの末尾(=拡張子)が「.txt」)をメールに添付してお送り下さると助かります。

締め切り
・2009年3月10日。

※原稿料は出ません。すみません。なぜなら儲からないからです。
・企画の趣旨に賛同して下さる方の心意気が頼りであります。

※編集・発行人からひとこと
・原則として、ラジオ・リスナーという立場で執筆して頂きたいと思います。ラジオ業界の内情を根拠のない憶測のみに基づいて書くことは避けて下さい。
・ラジオへの愛のある投稿であることが最も重視される条件です。


参考までに、既刊の『ラジオ中毒』創刊号の内容はこんな感じ:

A5版、16ページ、¥150。

目次(取り上げられている番組など)

1 ギャラクシー賞/「文化系トークラジオ Life」(TBS)
2 若者向けローカル番組について考える/
 訃報(山田耕嗣氏)
3 「日曜日の秘密基地」(TBS)/社説(舌禍事件)
4 「小沢昭一の小沢昭一的こころ」(TBS)
5 「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)
6 「ラジ魂!!」(HBC)/
 「ヤングタウン」・「オレたちやってま〜す」(MBS)
7 「土曜だ!! 江越だ!?」(RKK)・
「はやおきラジオ水谷ミミです」(東海ラジオ)/
  「ヤマヒロのアナPod Cafe」(関西テレビ)
8 電子工作(ミニコンポAM 受信感度UP 方法)
9 「鉄音アワー」(ネットラジオ)/
 「オレたちやってま〜す」(MBS)・
 「ミュージックパラダイス」(ABC)
10 誰のためのコミュニティーFMか/ FM なかしべつ/
 「安住紳一郎の日曜天国」(TBS)
11 大阪ラジオの魅力/「QIC」(ウェブラジオFMC)
12 「元気イチバン!芹沢誠です」(ABC)/
 「ゴチャ・まぜ」(MBS)・「ヤンピース」・
 「魂のラジオ」(ニッポン放送)
13 「集まれ昌鹿野編集部」(ラジオ関西)/
 月曜「DAYBREAK」(JFN)
14 ラジオ的想像力
15 笑福亭鶴光・
 「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)/
 4コマ漫画
16 ラジオ欄/執筆者紹介/編集後記
その他 TBS 武田記者語録

下が売り込み用につくったチラシです。こちらにも目次が載っています。よろしければダウンロードしてみて下さい:

『ラジオ中毒』のチラシをダウンロード radioholicflyer.jpg (444.5K)

『ラジオ中毒』取扱店

模索舎(東京都:新宿御苑新宿門むかい)  地図

タコシェ(東京都:中野ブロードウェイ3F)  地図

bar plastic model(東京都:新宿ゴールデン街) 地図

貸本喫茶ちょうちょぼっこ
(大阪市西区北堀江1-14-21第一北堀江ビル4F) 地図
※第一北堀江ビルは、地元では「鳥かごビルヂング」として親しまれているそうです。
 営業日にご注意ください(
第1〜第3週末のみの営業)。

ちんき堂
(兵庫県神戸市中央区元町通1-11-8 千成堂ビル2F)地図

キララ文庫(熊本県熊本市黒髪6-9-9) 地図

Lilmag----zine and other publications.(オンライン・ショップ)

執筆者[50音順、敬称略。()内は執筆なさっているブログなど]

・安東三 (日々:文音体触 〜compose&contact〜)

・河内の政 (ラジオの雑談

・kiku (ラジオウォッチブログ

・365連休

・とくながたかのり(とくながたかのりのSpecial Days

・2児パパ (ラジオでクネクネ

・MasaruS ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!

・ヨダレ (ヨダレのじかん

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桜川マキシム、第138回 「ジジネタの二十二 噂の眞相」(ウェブラジオ、2009年2月19日(木)配信)

桜川マキシム、第138回 「ジジネタの二十二 噂の眞相」(ウェブラジオ、2009年2月19日(木)配信)

下のページのポッドキャスティング冒頭の情報に驚いた。

非公式情報なので内容についての言及は避ける。興味のある方は下記ページにてご一聴を:

第138回 「ジジネタの二十二 噂の眞相」 (桜川マキシム)

この件については高田文夫も「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(2009年2月16日(月)11:30-13:00)で言及していたようだ。

高田文夫のラジオビバリー昼ズ AMラジオ 1242 ニッポン放送
※トップ・ページ右の「Ondemand インターネット放送」の「2/16(月)の放送」終盤で言及があります。

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塩谷達也の Gospel Experience(キリスト教放送局 日本FEBC: 1566kHz、2009年1月27日(火)22:15-22:28)

○「塩谷達也の Gospel Experience」(キリスト教放送局 日本FEBC: 1566kHz、2009年1月27日(火)22:15-22:28)

時どき聴いているキリスト教放送局 日本FEBC、その時は必ず聴いている「塩谷達也の Gospel Experience」(キリスト教放送局 日本FEBC: 1566kHz、(隔週火)22:15-22:28)

13分の番組、その終盤の歌が好きだ。私と同じのように、この番組にハマっている人もいるようだ。生で歌ったり、CDが流れたりする。

2009年1月27日付の放送でかかった「Father」という曲がとても良い。

ネットでも放送を聴くことができるが、公開期間は1か月で、もうすぐ消えてしまいそうなので今のうちに紹介しておく。トークの部分では、オスカー・ピーターソンの話をきっかけに、主を賛美する喜び(joy)について語られている。

ちなみに、サイトがリニューアルされ、ブログ形式に統一されたようだ。

キリスト教放送局 日本FEBC: 塩谷達也のGospel Experience(JOY)

さて、曲のタイトルの「Father」とは、「天にましますわれらの父」のほうの "Father"。実のおとっつぁんが「はだかの僕を抱きしめ」たらイヤだ。

詞の内容は、都会の孤独の中で忘れがちになっていた信仰を再確認し、「父」の無償の愛に応えて歌を捧げていこうという、キリスト者としての決意を歌ったものだ。「だから唄うように生きるように唄うよ」という歌詞がお気に入りだ。

これが歌になると、キリスト者でない私にも響いてくるから不思議だ。 ワルツのバラードがもともと好きだというのもあるけれども。

実はこの「Father」という曲、毎回オープニング・テーマとしてかかっているのだが、今までは正直言ってピンと来ていなかった。

ただ、この日かかったのは、いつものギター弾き語り風ではなく、ガレージ・バンドっぽいラフめのアレンジで、これが秀逸だ。ヴァージョンが違うのか、同じヴァージョンの違う部分がかかっているのかは判らない。いずれにせよ、こっちの方が、詞に歌われている素朴な祈りを良く表しているように感じる。

キリスト教放送局 日本FEBC: 塩谷達也のGospel Experience(JOY)

「Father」(作詞・作曲 塩谷達也)

雨が降ったり 風が吹いただけで
こころの窓は くもりがちで
下を向いて にぎりしめた そのままの僕で
とびこめる 場所がある

当たり前に 続いてく日々にさえ
ありがとうって 笑顔になれない

時々僕は あなたを忘れる
あなたは はだかの僕を抱きしめる

だから唄うように生きるように唄うよ
あなたを僕の真ん中に

塩谷達也 - 琴音 - Father

河の流れに 削られた石のように
時が経つほど 輝いてく
世界中の 悲しみ その胸に刻まれた
受けとめる 場所がある

あなたを知らない この街でひとり
空を見上げる 誰かをずっと待ってる

だから唄うように生きるように唄うよ
つないだこの手を放さずに

唄うように生きるように唄うよ
あなたを僕の

唄うように生きるように唄うよ
あなたを僕の真ん中に

信仰について想い出したことがある。

昨今流行りのアメリカン・ドラマのひと世代前に『刑事ナッシュ・ブリッジュス』(Nash Bridges)というサン・フランシスコ市警特捜班を舞台にした刑事ドラマがあり、これが好きだった。ナッシュが使っていたSFPDのマグカップが欲しかったなぁ。

それはさておき、そのドラマの中で、シカゴの警官一家の出の若い刑事エヴァン・コルテス(Evan Cortez)が、身を持ち崩し、婚約者を裏切り、刑事を定職になる。

彼はやがて、信仰による心の安寧を獲得し、教会の人的ネットワークの中で自分の役割を発見し承認され、洗礼を受けることで人生を取り戻すというエピソードがあった(Season5, #15 "Hit and Run": 邦題「暗殺指令 」)。川に入って、みんなで手をつないで仰向けにザブンと倒れ込む洗礼の方法が印象的だった。実在する宗派なのだろうか?

エヴァンに感情移入はあまりできなかったが、こういう人生もあるんだなと思った。とはいえ、エヴァンの相棒のハーヴェイ・リーク(Harvey Leek)たちが洗礼に立ち会い彼を祝福する様子には感情移入できた。

このエヴァンの相棒のハーヴェイが私のお気に入りだった。秀才で、リベラルで、シニカルだが優しくて、ヒッピーで、グレイトフル・デッド(Grateful Dead)の大ファン(いわゆる "Deadhead")という人物造形。いかにもベイ・エリアらしいベタな設定だが演じているジェフ・ペリー(Jeff Perry)が上手かった。

そのハーヴェイがエヴァンとの会話の中で言った言葉が印象的だった。概ねこんな感じ——オレも超自然的な存在は信じるよ。ただ、それを神と結びつけないだけさ。いかにもヒッピー的でニュー・エイジ的。

私は、特定の教えを信ずるどころか超自然的な存在すら信じていないかもしれない。そういう意味ではハーヴェイよりもラディカルだ。

それでも、他者の信ずるものを尊重し、他者の幸せを祝福する——ただただ、そういう人間であろうと肝に銘じている無宗教で無神論者の私。

だめっスか?

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『BRUTUS』2009年3月1日号 657号、特集「なにしろラジオ好きなもので。」(マガジンハウス)

○『BRUTUS』2009年3月1日号 657号、特集「なにしろラジオ好きなもので。」(マガジンハウス)

 

ミニコミ誌『ラジオ中毒』を預かって頂いている、ミニコミ誌のオンライン・セレクトショップ Lilmag さんのブログで、次のような記述を見つけた——「そういえば『BRUTUS』の次の号がラジオ特集らしいですね」。

Lilmag store 最近のおしらせ(2009年2月5日)

マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 657
 ※サイト内のページでちょっとだけ「立ち読み」できます。

何はともあれ購入。


『BRUTUS』2009年3月1日号 657号(マガジンハウス)
特集「なにしろラジオ好きなもので。」
 

ブランドものの広告をしばらくガマンすると、pp.28-89がお目当ての特集「なにしろラジオ好きなもので。」。途中に「60 Great Radio Shows Reviewed」と題する12ページの小冊子が含まれている。かなりのヴォリュームの大特集。しかも『BRUTUS』で。

そもそも、ラジオを一生懸命聴いている人が、ふだん『BRUTUS』なんて買っているとは思えない。私は一度も買ったことはなかった。

手に取ってみると、「あれ? 『BRUTUS』ってこんな雑誌だったっけ?」という感じ。ちなみに、前号の特集は「みんなで農業」——「男の農業に肥料はいらない」とか言ってるのかな。それはないか。

バックナンバーのリストを一瞥すると、いまやサブカル誌の趣だ。とはいえ、ブランドものの広告と、記事体広告っぽいグラヴィアは、一応ラジオに絡めたモティーフで撮ってあるものの、そこはやはりオシャレ雑誌。

さて、本題。

買ったばかりなのでまだザッと目を通しただけだが、一番おどろいたのは、「SUNTORY Saturday Waiting Bar "AVANTI"」(TOKYO FM、土17:00-17:50)のスタンが写真で登場していること。みなさん、スタンを見たいですか? 見たくないですか? 見たい人は買いましょう。

もうひとつ言えば、小冊子のなかに「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ、土24:00-25:00)のレヴューも出ている。編集時には、まさか終わるなどとは思わなかったのだろうか?

さらにひとつ加えれば、「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送、月〜金13:00-16:30)で、火曜日パートナー山本モナの穴を埋め、一部のリスナーに激しく惜しまれている中嶋美和子(結局私は聴けなかった)もコメントを寄せている。

詳細な目次をご紹介しておくので、ご参考にどうぞ:


 

『BRUTUS』657号 特集「なにしろラジオ好きなもので。」詳細目次

山口晃「私的ラジオ生活」pp.28-29 ※漫画風エッセイ

糸井重里「凡ラジオ考」p.31

市川亀治郎インタヴュー「高校生の時、福山雅治さんのラジオに投稿。昨年、ようやく会うことができました。pp.31-32

BRUTUS RADIO SHOW! ※番組紹介記事

「NISSAN あ、安倍礼司~beyond the average~」(TOKYO FM)p.33

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」(TBSラジオ)p.34

「ラジオ深夜便」(NHK第一)p.35

「毒蝮三太夫 ミュージックプレゼント」(TBSラジオ)p.35

「MODAISTA」(J-WAVE)p.36

僕ら、ラジオ派。石野卓球 p.36 ※コラム

「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)p.37

「宮川賢のパカパカ行進曲!!」(TBSラジオ)p.37

タクシー運転手100人に聞く「好きな番組教えて下さい」。p.38

「テレフォン人生相談」(ニッポン放送)p.38

「DAISY HOLIDAY!」(InterFM)p.38

「福山雅治のオールナイトニッポン "魂のラジオ"」(ニッポン放送)pp.39-40

見えないモノが売れる!! ラジオショッピングのヒミツ。p.41

「Growing Reed」(J-WAVE)p.41

僕ら、ラジオ派。松浦弥太郎(『暮らしの手帖』編集長)p.41 ※コラム

「JUNK」(TBSラジオ)p.42

「渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分」(ラジオNIKKEI)p.42

「山下達郎の JACCS CARD サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)p.43

顔が見られずもったいない? 東西ラジオビューティー発見。p.43

神々の話芸を聴かずして、ラジオを語ることなかれ。p.44

嘘をつかない評論家・町山智浩が、アメリカン・ラジオの「今」を斬る。p.45

「秘密の音園」(中国放送)p.46

「おはようパーソナリティ道上洋三です」(ABCラジオ)p.46

僕ら、ラジオ派。白根ゆたんぽ(イラストレーター)p.46 ※コラム

ラジオの聴き方2009

  •  「Wave Radio」※地上派ラジオ受信機についての解説 p.47
  • 「Computer Radio」※ネットラジオ似ついての解説 p.48
* * *

小冊子「60 Great Radio Shows Reviewed」
※出演者写真と200字程度の番組レヴュー

Music pp.51-52

 

社長(Soil and "Pimp" Session)「ジャイルズなしには、今のソイルってなかったかもしれない」p.51

土川恵里佳(レコード会社勤務)「「サラッ」っと新情報が入ってくるので、ラジオはやめられない」p.52

Weekend pp.53-54

小池光子(ミュージシャン)「声という「音」や「呼吸」に触れ、心温まるラジオが好き。」p.53

黒田潔(イラストレーター・アートディレクター)「逃がしたくない番組は、携帯ラジオでしっかり聴いています。」p.54

スカパラがNHKの音楽ライブラリーを掘る! pp.55-56

Entertainment pp.57-58

 

石川昭人(放送作家)「現代ラジオもレッドカーペット化。コーナーの面白さが鍵。」p.57

現代美術二等兵/ふじわらかつひと(現代美術家)「なんてったって、ラジオは投稿! 読まれれば百倍楽しい!」p.58

News & Variety pp.59-60

 

生島淳(スポーツジャーナリスト)「他のメディアではありえないような「批評精神」がいい。」p.59

藤森泰司(家具デザイナー)「ラジオは日常生活になくてはならない[背景]のような存在。」p.60

Idol p.61

 

村瀬隆明(アートディレクター)「アイドル番組は好きな人との電話。声が聴きたいから聴く。」p.61

Sexy p.62

 

中嶋美和子(フリーアナウンサー)「初めての経験で虜になりました。また出して〜♡」p.62

しまおまほM.C.BOO「MahoとBOOのニッポン全国ラジオお取り寄せ便。」pp.63-64

* * *

ラジオな人2009

ラジ・カル! Radio Culture

※海外のラジオ文化紹介 pp.75-76
ボブ・ディランウルフマン・ジャック、『火星人襲来』、ジョン・ピール、カレッジ・ラジオ

※国内のラジオ文化紹介 pp.77-78
青柳拓次スネークマンショー寺山修司のラジオ・ドラマ鉱石ラジオほか

コミュニティーFM8局巡礼。沖縄はやっぱりラジオの理想郷です。pp.79-80
しまおまほの沖縄コミュニティーFM巡礼の写真。

しまおまほ「ラジオ濃度120%! 南国の地域愛をお伝えします。」pp.81-82

「SUNTORY Saturday Waiting Bar "AVANTI"」(TOKYO FM)pp.83-86

 


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安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年2月15日(日)10:00-12:00)

「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2009年2月15日(日)10:00-12:00)

ガンダム講談、すげぇ!

「ゲストdeダバダ」のコーナーに出演した上方講談師、旭堂南半球。戦記物としての「機動戦士ガンダム」と講談との親和性に目を付け、講談でガンダムを演じて好評を得ているのだとか。

講談半球(旭堂南半球公式サイト)
※サイト内で公開されている動画「第11話『ジャブローの城攻め』」最後の「ジーク・ジオン」の大合唱が可笑しすぎる。

ただ、この日の私は午前中、片付けなければならない仕事に集中力を簒われ、ながら聴き→ヴォリュームを絞る→ラジオを消す、という流れに相成った。

よって番組後半の「ガンダム講談」のあたりは、録音しておいたものを夕方出かける時に電車の中で聴いた。これが可笑しくて可笑しくて、車中でニヤニヤしっぱなしだった。

「ガンダム講談」は、南半球よりも先に思いついていた人もいたにはいたそうだが、著作権問題でモメるのを恐れて今まで誰もやらなかったとか。ガンダム裁判も辞さない、何だったら「認めたくないものだな」などのガンダム名台詞をちりばめた裁判でむしろ話題になってやろうという覚悟で始めたのだとか。

本題である「ガンダム講談」の前に、講談のさわりとして演じられた『平家物語』の修羅場読みも懐しかった。

中学の時『平家物語』の暗唱のテストがあった。講談とは言い回しが少し違うかもしれないが、今でも途中までは諳んじることができる——頃は二月十八日の酉の刻ばかりのことなるに、折節北風激しくて、磯打つ波も高かりけり……。

学校ではおとなしめに暗唱していたが、家では唸りまくっていた。唸るにつれて次第にハイになっていく感覚がことのほかお気に入りだった私は、肉体が精神を追い越してゆく愉悦を独り噛み締めていたのだ。

そしていよいよ、「ガンダム講談」。

ガンダムが立ち上がるシーンの熱演。ガンダム大地に立つ!! ぴょろろろ〜ん……ダララ〜ン! ってヤツですね。

このシーンを「30年前に起きた、そのう、もう一大事件なんですよ、その、アニメ業界・オタク業界の。何兆円産業が立ち上がった瞬間なんですよ」と説明していたのもウケた。

 

YouTube - 時間のない人たちのガンダム(1)

とはいえ、私は「機動戦士ガンダム」については、ぼんやりと知るのみ。

小学時代の夏休みに「夏休み子供劇場」とか何とかいう括りで「一休さん」と2本立てで朝10時ぐらいから再放送されていたのをプールに行く前に見てはいた。ただ、「ロボットが戦っているのがカッチョいい」という程度の認識で、「一年戦争」だとか何だとかいう話を知ったのは、たかだかここ1、2年のこと。子供に解る話じゃない。

そんなド素人の私にとっても「ガンダム講談」は面白い、可笑しい、いやオカシイ。素人の私には上手いのか上手くないのかよく判らない語り口の講談も、オタクっぽくて笑いを誘う。下北沢だかの路上で『北斗の拳』を感情たっぷりに朗読してくれるあの人を想い出した。

東方力丸レポート

そして、じわじわとツボにはまりかけたところで——「こいつ……動くぞ」。ギャグ漫画みたいに「ぶっ」と吹き出してしまった。山手線の中で。

それに、まさかガンダムが「ルナチタニウム銀縅の大鎧、白檀磨きの小手脛当て、鍬型の前立打ったる兜を頂き、六十粍のバルカン砲」とは……。モビルスーツっていうぐらいだから鎧って言えば鎧かも。

安住アナの説明では、南半球も、やりきった愉悦を噛み締めていたようだ。

中澤有美子アナが——本気なのか取り繕っただけなのかは判らないが——「私、あの、正直「ガンダム」よく解らないながらも、とても、何かこう、ス〜っと入ってきました」と言っていたのがちょっと理解できる。

一度、通しで聴いてみたい気がする。

※近日公演予定(「講談半球」より引用)

【旭堂南半球のガンダム講談一年戦争〜第六昼】東京方面軍サイド6の章

日時:2008年2月28日(土) 12:30開場/13:30開演

場所:阿佐ヶ谷ロフトA  http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
(杉並区阿佐ヶ谷南1-36-16-B1 JR中央線阿佐ヶ谷駅パールセンター街徒歩2分)

料金 前売り1500円 当日2000円 チケット予約:阿佐ヶ谷ロフト(03-5929-3445)

出演・演目
旭堂南半球 ガンダム講談『六州沖のコンスコン』『ソロモンを焼く大鏡』
一龍斎貞鏡 古典講談『未定』
紙切り岡本 『ガンダム紙切り』
『ガンダム座談会』徳島雅彦ゲーム監督・他


【旭堂南半球のガンダム講談一年戦争〜第七夜】大阪方面軍 ソロモンの章

日時:2009年3月7日(土) 18:30開場/19:00開演

場所:ワッハ上方4F小演芸場『上方亭』 http://www.wahha.or.jp/
大阪市中央区難波千日前12−7  YES・NAMBAビル 4F (なんばグランド花月の向かい。ジュンク堂ビルの4F)

料金 前売り1500円 当日2000円 チケット販売:ワッハ上方6F事務所(06-6631-0884)

出演・演目
旭堂南半球 ガンダム講談 『ビグザム出撃!』『マ・クベの武士道』
ぬまっち 『お楽しみ』
アカハナ・イワハシ 『ガンダムお絵描き』
『ガンダム座談会』 吉田徹・中澤勇一・他

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『954press』2009年2月号(TBSラジオ&コミュニケーションズ)

○『954press』2009年2月号(TBSラジオ&コミュニケーションズ)

TBSラジオの月刊広報誌『954press』2009年2月号(TBSラジオ&コミュニケーションズ)をゲット。無料。

TBSラジオの放送でも宣伝しているように、特集1「JUNK座談会スペシャル」、特集2「受験生、必聴!、ロザン」。お笑い芸人を大々的にフィーチャーした号になっている。

ちなみに、「JUNK座談会スペシャル2008」については、当ブログでも既に言及している。よろしければご笑覧を:

JUNK座談会スペシャル2008(TBSラジオ、2008年12月25日(木)0:00配信スタート)

JUNK座談会スペシャル2008(TBSラジオ、2008年12月25日(木)0:00配信スタート)を聴いてみた。


表紙。ちょっといい感じ。
お笑いファンは欲しくなるはず。
 

自宅内でデジカメが行方不明になっているため、パソコン内蔵のカメラで撮影。よって画質の悪さにはご容赦を。

今回の『954press』も、表紙を入れて全16ページ:

表紙:JUNKメンバー
pp.02-04:「JUNK座談会スペシャル2008」特集
pp.05:OTTAVA 紹介
pp.06-07:ロザン(インタヴュー)
 
pp.08-09:NEWS & EVENT INFO. 954発!
 エレキコミック第17回発表会「了解。今むかってる」など。
p.10
TBSラジオ環境プロジェクト「今日よりちょっといい、明日を」
p.11プレゼント情報など。
 「クラブ954スペシャル」告知など。
pp.12-13:Time Table
pp.14-15:BayStars Room
 
ルーキー5人の紹介(取材:白井京子954情報キャスター
裏表紙:TBSラジオのPR「メディアを脱ごう。ラジオをつけよう。」


「座談会」内でトークのお題になった
質問の一覧が掲載されている(pp.02-03)

p.04に「池田卓生プロデューサーにクエスチョン」という部分があり、そのなかで「この座談会を企画した理由は?」という質問に池田プロデューサーが答えている。よって、公式見解はこれ。


ロザンのインタヴュー(pp.06-07)

この号はすぐ在庫切れしそうな気配。

配布についての情報をTBSラジオのサイトから引用:

◆954pressを配付している場所はどこ?◆

■都営線(計15駅)
都営浅草線   東日本橋、泉岳寺、三田、浅草橋
都営三田線   巣鴨、水道橋、三田
都営新宿線   市ヶ谷、九段下、小川町、馬喰横山
都営大江戸線   青山一丁目、六本木、大門、上野御徒町

■イトーヨーカドー(計90店舗)
●東京都
亀有駅前店/高砂店/四つ木店/金町店/立石店/小岩店/葛西店/木場店/三ノ輪店/恋ヶ窪店/エスパ昭島店/綾瀬店/ザ・プライス西新井店/千住店/竹の塚店/大森店/国領店/滝山店/東久留米店/東村山店/八王子店/南大沢店/上板橋店/戸越店/大井町店/府中店/武蔵境店/赤羽店/曳舟店/東大和店
●埼玉県
浦和店/大宮店/大宮宮原店/三郷店/加須店/久喜店/坂戸店/春日部店/上尾店/上福岡東店/川越店/西川口店/新田店/草加店/東松山店/埼玉大井店/和光店/錦町店/蕨店
●神奈川県
伊勢原店/若葉台店/鶴ヶ峰店/洋光台店/桂台店/能見台店/上永谷店/上大岡店/たまプラーザ店/立場店/鶴見店/横浜別所店/大船店/茅ヶ崎店/厚木店/溝ノ口店/川崎港町店/エスパ川崎店/古淵店/相模原店/大和鶴間店/藤沢店/湘南台店/武蔵小杉店
●千葉県
新浦安店/エスパ我孫子店/我孫子店/臼井店/新四街道店/市原店/姉崎店/津田沼店/東習志野店/五香店/八柱店/幕張店/蘇我店/柏店/流山店

※数に限りがございますので、品切れの際はご了承ください。
※店舗への直接の問い合わせはお控えください。
※問い合わせ先  株式会社リプライオリティFP事業部  03-6821-0050
※毒蝮三太夫のミュージックプレゼントの中継現場でも配布しております。

◆954pressは郵送でも手にはいる?◆

ご希望の方は郵送代として1部140円分の切手を同封し、郵送先を明記の上お申込みください。
※2部以上の場合は希望部数を明記の上、部数分の切手(2部140円、3〜4部の場合は200円分)を同封してください。

【宛先】 〒107‐8066 TBSラジオ「954press」2月号 係

954press定期購読のお知らせ

このほど、TBSラジオの広報誌「954press」定期購読の受付を2008年4月より始めさせていただくこととなりました。定期購読をご希望の方は、郵送代として140円切手を6枚と、下記、申込書をプリントアウトし必要事項を記入の上、同封し、お申し込み下さい。

954PRESS定期購読申込書
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JET STREAM (TOKYO FM、月~金24:00-24:55)

○「JET STREAM」(TOKYO FM、月~金24:00-24:55)

「夜な夜なニュースいぢり X-Radio バツラジ」(TBSラジオ、2003年9月29日(月)〜2008年9月25日(木)24:00-25:00)が終わり、JUNK ZERO(TBSラジオ、月〜金24:00-25:00)も水曜日しか聴いていないので、「JET STREAM」(TOKYO FM、月~金24:00-24:55)を聴く機会が増えた。

フラ・ダンスの「フラ」は「ダンス」の意味なんですね〜(リスナーには解る)。

それはさておき、「JET STREAM」の一番の聴き所はオープニングとエンディングだと言っても、同意してくれる人はいるはずだ。こう言い換えれば同意してくれる人はもう少し増えるかもしれない——オープニングとエンディングを満喫しなければ、この番組を聴く意味は著しく損われる。よって、始まる一歩前にはチューニングして待たなければならない。搭乗手続きみたいなものだ。

現在オープニングとエンディングで流れる溝口肇の "Mr. Lonely" のシンプルなアレンジは、流行り廃りとは関係ない万世不易さを醸成している。その点は良い。

しかし、ダークでリッチなチェロの音色は少し重たく響き、飛行感は薄い。少なくともジェット機の飛行とはイメージが少し異なる。また、「満天の星を頂く果てしない光の海」というよりは、曇天の中を通過する飛行も想像させる。


よって、私は、フランク・プゥルセル(Franck Pourcel)のヴァージョンのほうが好きだ。キラキラしたサウンドが、星の瞬きや、窓のはるか下の街の灯をも想像させ、夜間飛行の気分をより一層醸成してくれる。

また、不思議な感覚だが、オープニング・テーマのあいだ、リスナーの私はジェット機の中にいるが、エンディングの時にはさっきまで搭乗していたはずのジェット機が夜空に消えてゆくのを見送っているような気分になる。

城達也がパイロットの時はオープニングとエンディングの曲が別の曲だったので、そういう感覚をもつのも故あることだが、同じ曲が使われている現在でも、この感覚は変らないのが不思議だ。

単に「夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは、遠ざかるにつれ次第に星の瞬きと区別がつかなくなります」というナレイションせいだろうか。

「JET STREAM」のエンディング・テーマで私が一番好きだったのは、金曜日に放送していた「Midnight Odyssey」のエンディング・テーマ、Art of Noise, "Robinson Crusoe" (in Below the Waste, 1989)

最近やっと曲名をつきとめた。


Art of Noise, "Robinson Crusoe" (1989)

例えば、あなたと私——
それは永遠の目的地なのかもしれません。
でもこの星を包む風のように、
ウイークエンドの夜は
静かに2人の中を飛びつづけています。
ジェットストリーム、ミッドナイトオデッセイ。
スクリプト、原田宗典。
お相手は、城達也。
この番組は日本航空がお送りしました。

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「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(14)

○「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(14)

2008年12月のつづき:

爆笑問題 日曜サンデー(TBSラジオ、2008年12月21日(日)13:00-17:00)

月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、2008年12月22日(月)25:00-27:00)

ラジオのミニコミ紙を発行しております(13):Lilmag さんで『ラジオ中毒』をお求めいただけるようになりました。

『ラジオライフ』2009年2月号(三才ブックス、2008年)

『サンドウィッチマンのラジオやらせろ!(仮) ひと口ラジオ』(せんだい泉エフエム放送株式会社、2008年)

月曜「DAYBREAK」(TOKYO FM、2008年12月29日(月)27:00-29:00)

輝く!僕のラジオ大賞 2008

2009年1月:

JUNK座談会 番宣!(TBSラジオ、2009年1月3日(土)20:55-21:00)

ラジオのミニコミ紙を発行しております(14):大阪のみなさん、新年は「貸本喫茶ちょうちょぼっこ」で『ラジオ中毒』を買おう!

週刊タケダ記者(仮)vol.30(2008年12月14日(日)-2009年1月3日(土)分)

「ラジオの時代」 第2部 あのとき あの場で、『朝日新聞』夕刊(2008年12月1日(月)〜12月26日(金))総目次

ラジオのミニコミ紙を発行しております(15):神戸のみなさん、「ちんき堂」で『ラジオ中毒』を買おう!

週刊タケダ記者(仮)vol.31(2009年1月4日(日)-2009年1月10日(土)分)

JUNK座談会スペシャル2008(TBSラジオ、2008年12月25日(木)0:00配信スタート)を聴いてみた。

NHK青春ラジカセ(NHKウェブサイト)

ラジオのミニコミ紙を発行しております(16):神戸「ちんき堂」さんで『ラジオ中毒』完売&追加納品。

安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00)

ラジオな一曲(1):Everclear, "AM Radio" (2000)

お買い物編:安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00)

2009年2月:

小林信彦「本音を申せば」第541回 ラジオ・デイズ2009『文芸春秋』2009年2月5日号

過去の総目次:

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(1)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(2)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(3)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(4)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(5)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(6)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(7)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(8)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(9)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(10)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(11)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(12)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(13)

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こちら山中デスクです(TBSラジオ、2009年2月9日(月)20:00-22:00)

「こちら山中デスクです」(TBSラジオ、2009年2月9日(月)20:00-22:00)

たまたま聴いていた「こちら山中デスクです」(TBSラジオ、2009年2月9日(月)20:00-22:00)で、井上トシユキがゲストとして出演し、スマイリーキクチのブログ炎上が書類送検にまで発展したという話題についてコメントしていた。私は、スマイリーキクチのことをよく知らないのだけれども……。

スマイリーキクチのブログ「炎上」で立件  - 芸能 - SANSPO.COM

何とはなしに聴いていたため録音もしておらず、今回は逐語的な引用をすることはできないが、コメントの中のひとくだりが面白かったので概略を紹介する。

ブログを炎上させるようなコメントの書き手は、反復的な書き込みを通じて攻撃性を増幅させて行く傾向があるが、他方、自分でブログをやってみて気づいたのは、ブログを書いていると人に優しくなる——というのが発言内容の大意。言葉を通じたコミュニケイションにおいて相手にわかってもらうためには、読み手のことを考え慎重を期す、というのがその理由。

なんとなく解る気がする。

自分でブログをやることによって何よりも、「やられたらいやだろうな」という実感が増し、闇雲な攻撃などそもそも眼中から消えてしまうのだ。

私はこのブログを始めたときに、自分の性格の薄汚さを重々知っているので、面白くなかった番組についてボロクソに口汚く書き散らしたりしやしないかと不安だった。しかし、意外とそうならない。もっとも、このブログを読んだ人が閉口し不快に感じていることに、鈍感にもひとり私だけが気づいていない虞は否定できないけれども。

今回はその限りでないが、ブログで取り上げた放送は原則として録音してある。パーソナリティーが言ってもいないことを言ったかのように書いてしまうことを防ぐためであり、そうしておけば人から誤りを指摘された場合に確認もできる。

放送を聴き返しながらブログを書くことが多いのだが、パーソナリティーの発言内容を十全に汲み取ろうとすると、いつも以上に真剣に番組に耳を傾け、その過程で、ラジオの向こうでしゃべっているのは生きた人間だということに改めて気づかされる。そうなると、悪口雑言の類いはそうそう出て来なくなる。

 

また、読んで下さる方がたに対する誠実さを期して、パーソナリティーの発言内容と自分の解釈や意見とを峻別し、批判するときは可能な限り根拠を提示し……などなど、書き方をそこそこ気にしたりもしている。

とはいえ、過度にバランスを気にすると、牙を抜かれたうえに何のフックもない内容になりそうなので、不安ではある。せっかくだから寸鉄の一撃を、という思いがないわけではない。できればあいだを取って、パーソナリティーの急所を突くよりも、足裏のツボを突くような、そんなブログを目指す日々。

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週刊タケダ記者(仮)vol.32(2009年1月11日(日)-2009年2月7日(土)分)

○週刊タケダ記者(仮)vol.32(2009年1月11日(日)-2009年2月7日(土)分)

* * *

国会担当、中国通として活躍する「タケダ記者」ことTBSラジオの武田一顕記者は、いまや同局の名物と言っても過言でない存在。国会で動きがあると颯爽と登場し、独特のアイロニーで辛口に調味された情報提供・分析で番組を盛り上げている。

小林信彦の『週刊文春』連載コラム「本音を申せば」でも好評価を受けている武田記者の、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:40)における発言のなかで「これは!」と思ったものをご紹介。表現の面白さを重視した「タケダ節」収集といった趣を目指す予定。

* * *

「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2009年2月4日(木)22:00-23:40)

「「私は決して逃げません」っていう——ま、だいたい逃げ癖がついてる人っていうのは、こういうこと言うんですよね。」

麻生太郎内閣総理大臣の施政方針演説について:

武田記者 [……]小泉[純一郎・元内閣総理大臣]さんだったら「米百俵」とかね[所信表明演説、2001年5月7日]、福田[康夫・前内閣総理大臣]さんも、まぁ、「井戸を掘るなら水が出るまで掘れ」とか[施政方針演説、2008年1月18日]、なんかこう、思いを吐露するところがあるわけですけれども、麻生さんは……全然、ないという。
藤井誠二 全然なかったんですか、それ?
武田記者 なかったんですねぇ。あの、例えばその、先人の言葉を引くとか、そういうものもありませんでしたし、どこかにほのめかす——
藤井 うぅん。
武田記者 「私は決して逃げません」っていう——
藤井 うぅん。
武田記者 ま、だいたい逃げ癖がついてる人っていうのは、こういうこと言うんですよね。
渡辺真理 ふふ。
武田記者 「私は一貫して言ってる」っていうのも、麻生さんの記者団との——
渡辺 よくねぇ、おっしゃいますけどもねぇ。
武田記者 口癖ですけども、誰も一貫してるとは思ってないわけで、そのへんに、こう、どうも無理がある。

「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2009年2月5日(木)22:00-23:40)

「町村さんと中川さんのどちらかが今後、後継者になると言われてますけど、ま、ふたりとも人気ないんですよね」

清和会の後継者について:

渡辺真理 町村派はどうなるんですか?
武田記者 あのぅ、町村派——今日、その、町村信孝[衆議院議員]さんが会長になったってことですよね。で、まぁ、派閥のなかの闘争では、中川秀直[衆議院議員]さん、上げ潮派が敗れたということになりますねぇ。
渡辺 森[喜朗・元内閣総理大臣]さんと中川さんが総会で隣に並んでいてすごい険悪そうだったって……。
武田記者 そうです。蜜月関係にあったふたりが、もう修復不可能というふうに言われてます。それでその、ただね、あの派閥は清和会ってのはやはり森さんでもってるんですねぇ。
井上トシユキ うん。
武田記者 そうすると、で、町村さんと中川さんのどちらかが今後、後継者になると言われてますけど、ま、ふたりとも人気ないんですよね。
井上 ふふふふふ。
武田記者 じゃぁ、あのぅ、次は安倍[晋三・衆議院議員]さんが出てくんじゃないかとかっていう話になってる訳ですが——
井上 まぁ……。

「小泉さんは、「もはや派閥は壊れた」ってみんなに言いました。壊れてないじゃない。」

清和会の総会について:

武田記者 まぁ、いずれにしてもコップのなかの嵐なんですけど。じゃぁ、今日、記者——政治部の記者——がいっぱい派閥の総会、集まってました。
井上 うん。
武田記者 それは何故か? 第一派閥だからですよね。
渡辺 うん。
井上 うんうん。
武田記者 ということは——で、小泉[純一郎・元内閣総理大臣]さんは、「もはや派閥は壊れた」ってみんなに言いました。
渡辺・井上 うん。
武田記者 壊れてないじゃない。だからみんな、あそこを、その、あのぅ、町村対中川を追っかける訳ですね。
井上 なるほど。
武田記者 派閥なんか壊れてない! それをみんな、それをだってみんな、今日奇しくも証明してる訳で——
井上 うん。
武田記者 そんなのを、こう、ずっと追っかけてもしょうがない。
井上 ふふふふ。
武田記者 その内輪モメでねぇ、やってもねぇ、私はしょうがないとおもいますけどもね。
井上 なるほどね。
武田記者 それだったら、昔の経政会のほうがまだ力あったからね。
井上 うん、まぁそれはね。
武田記者 今の清和会より、政策決定能力はね。
渡辺 うん……。
武田記者 今回のは、ちょっとヒドいですよね、清和会のもね。でも、派閥の話ですから、別に国民とはホントは関係ないわけですよね。

「麻生さんずっと、小泉内閣のときに小泉さんのそばにいたんですよね。だからそれは、じゃぁあんた何なのって」

政局の先行き不透明さについて:

武田記者 あの、麻生[太郎・内閣総理大臣]さんはもうひとつ言ったんですねぇ。郵政民営化については、私は——麻生さんは——最後まで反対した、と。
井上トシユキ あ、そうそうそうそう。
武田記者 民営化の法案にもサインするしないでモメたんだ、と。
井上 うんうん。
武田記者 だけど、最後は内閣の一員としてサインをした、というふうに言ってるわけですよね。だけど、ちょっと待ってくれと。麻生さんずっと、小泉内閣のときに小泉さんのそばにいたんですよね。
井上 そうですよね。
武田記者 だからそれは、じゃぁあんた何なのって。君側の奸っていう言葉あるけど、そうじゃないかと私は思うけども、その、というのが一点。
井上 はい。

「麻生さん、これ、日々民主主義を破壊してますよね」

政局の先行き不透明さについて:

武田記者 それからもう一つは、麻生さんが今総理大臣でいるのは、2005年の郵政選挙の票でもって、議席でもって総理大臣ですよ。
井上 なるほど。
武田記者 参議院で指名されてないんだから。
井上 なるほどね。
武田記者 それなのに、こんな、「民営化法案には反対した」とか、ちょっとね、逆ギレとうか、私はね、麻生さん、これ、日々民主主義を破壊してますよね。
井上 ふっふっふっふ。
武田記者 言葉ひとつひとつが。
井上 なるほど!

「政治に対する信頼が失われてくってよく言うけど、違う。麻生さんに対する信頼がどんどんどんどんなくなってく。間違えちゃいけない。代えればいいんだから」

政治に対する信頼について:

武田記者 日々、ホントに政治に対する信頼?
井上 うん。
武田記者 政治に対する信頼が失われてくってよく言うけど、違う。
井上 うん。
武田記者 麻生さんに対する信頼がどんどんどんどんなくなってく。間違えちゃいけない。代えればいいんだから。

* * *

武田記者の画像

ケンイチさんがコメント欄で、武田記者の画像を紹介してくれました。度たびありがとうございます。助かります。TBSラジオのメール・マガジン『954プレスメール』に貼られたリンクから見ることのできるコンテンツ「〜TBSラジオプレスメール〜 954写真缶」の一部です。ケンイチさんのコメントからも見ることはできますが、下記のサイトから『954プレスメール』を購読してからご覧になることをおすすめします:

TBS RADIO 954kHz | 〜TBSラジオプレスメール〜

◇「週刊タケダ記者(仮)vol.12」でご紹介した「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ、土13:00-15:00)のウェブページについて情報提供してくださったケンイチさんが、新たに武田記者の画像を紹介してくださいました。前回私は「たぶん、TBSラジオのサイトではココだけではないでしょうか」などと申しましたが、まだまだ甘いですね。

放送後記 2006年09月27日(水曜日)(〜夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio バツラジ)

◇既にコアな武田記者ファンであればご存知かもしれませんが、武田記者の画像が、意外なことに文化放送のサイトに載っています。

「文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」」という文化放送報道部のブログの2006年10月10日付けのエントリーで、安倍晋三首相(当時)の中国・韓国訪問の同行取材の韓国編で、取材中のスナップのひとつとして掲載されています。下記のページの3枚目の画像に注目:

○文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」:
安倍とどこまでも(韓国篇)   =吹野=

● △ ■ ×

私 は「アクセス」ぐらいしかチェックできないので、武田記者が登場していると思われるTBSラジオの他のワイド番組(「森本毅郎・スタンバイ!」「荒川強啓 デイ・キャッチ!」など)で「これは!」と思われる発言を聴いた方は、お手すきの際にでもこのエントリーのコメント欄で情報提供して下されば嬉しいです。 例えば、「「デイ・キャッチ!」で○×について△□と言っていた」程度で構いません。

* * *

「週刊タケダ記者(仮)」バックナンバー:

週刊タケダ記者(仮)vol.1

週刊タケダ記者(仮)増刊号

週刊タケダ記者(仮)vol.2(2007年11月11日(日)-11月17日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.3(2007年11月18日(日)-11月25日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.4(2007年11月25日(日)-12月1日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.5(2007年12月2日(日)-12月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.6(2007年12月30日(日)-2008年1月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.7(2008年1月13日(日)-2008年2月2日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.8(2008年2月3日(日)-2008年2月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.9(2008年2月30日(日)-2008年3月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.10(2008年3月16日(日)-2008年3月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.11(2008年3月30日(日)-4月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.12(2008年4月13日(日)-2008年5月3日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.13(2008年5月4日(日)-2008年5月10日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.14 (2008年5月11日(日)-2008年6月7日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.15(2008年6月8日(日)-2008年6月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.16(2008年6月15日(日)-2008年7月5日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.17(2008年7月6日(日)-2008年7月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.18(2008年7月13日(日)-2008年8月2日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.19(2008年8月3日(日)-2008年8月9日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.20(2008年8月10日(日)-2008年8月30日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.21(2008年8月31日(日)-2008年9月6日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.22(2008年9月7日(日)-2008年9月13日(土)分 )

週刊タケダ記者(仮)vol.23(2008年9月14日(日)-2008年10月4日(土)分

週刊タケダ記者(仮)vol.24(2008年10月5日(日)-2008年10月11日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.25(2008年10月12日(日)-2008年10月25日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.26(2008年10月26日(日)-2008年11月1日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.27(2008年11月2日(日)-2008年11月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.28(2008年11月16日(日)-2008年11月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.29(2008年11月30日(日)-2008年12月13日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.30(2008年12月14日(日)-2009年1月3日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.31(2009年1月4日(日)-2009年1月10日(土)分)



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コサキンDEワァオ!(TBSラジオ、2009年2月7日(土)24:00-25:00)

○「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ、2009年2月7日(土)24:00-25:00)

いつも通りの放送。本当にいつも通り。

「斉藤洋介さん下さい」って言ったら、川をのぼりきって疲れ果てた鮭が出てきました。

「あれ、三谷幸喜さんですか?」「No、高須クリニック」

投稿ネタのレヴェルもいつも通り高い。

でも、聴いているこっちはいつも通りではなかった。

そして、とうとう番組の最後に「卒業」について語られた。

「コサキン」が3月で終了

「ラジオファンブログ」のTalkmaster44さんから頂いたコメントで、「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ、土24:00-25:00)の終了決定を知った。2009年3月28日(土)で最終回となる。

コサキン終了 - ラジオファンブログ

TBSラジオ「コサキン」27年の歴史に幕  - 芸能 - SANSPO.COM

実は私も、Talkmaster44さんと全く同じで、JUNK内で放送していた時期まではよく聴いていたが、ここのところはご無沙汰だった。

「「コサキンDEワァオ!」終了」でなく「「コサキン」27年の歴史に幕」というSANSPO.COMの記事の表現からすると、小堺一機と関根勤のふたりは新たな番組を担当しないということなのだろう。放送での話もそういう雰囲気だった。

「27年半」ということは、木曜日に代役を務めていた「夜はともだち 松宮一彦絶好調!」(TBSラジオ、1981年10月〜1982年9月、月〜金21:40-23:50)を「コサキン」の起点と考えるようだ。

「コサキン」の27年半

「夜はともだち 松宮一彦絶好調!」(1981年10月〜1982年9月)
「るんるんナイト 松宮一彦ワォ!」(1982年10月〜1983年9月)
「欽グルス電リク60分」(1983年10月〜1984年3月)
「ザ・欽グルスショー」(1984年4月〜1985年9月)
「コサキンワールド」(1985年10月〜1986年3月)
「スーパーギャング」(1986年4月〜1991年9月)
「コサキン増刊号」(1989年3月〜1991年9月)
「コサキン怪傑アドレナリン」(1991年10月〜1994年9月)
「コサキンでワァオ!」(1994年10月〜1995年3月)
「恋する電リクビンゴボンゴ」(1995年4月〜1995年9月)
水曜UP'S「コサキンDEワァオ!」(1995年10月〜2000年3月)
「コサキンDEワァオ!」(2000年4月〜2002年3月)
水曜JUNK「コサキンDEワァオ!」(2002年4月〜2004年9月)
「コサキンDEワァオ!」(2004年10月〜2009年3月)

○出典:コサキンを聴く・変遷の部屋

○参考:奇跡の実話!完全収録!『至高の年表(1981〜203X年)

ところで、SANSPO.COMの記事でわざわざ「ピーチ・ヒップス」の話がフィーチャーされているところが妙に可笑しい。執筆した記者もリスナーなのだろうか?

記事によると、「ここ数年は聴取率が最盛時の半分近くまで落ち込んでいた」そうだ。おそらく「最盛期」とは「スーパーギャング」あたりのことだろうか。当時はそもそも今に比べてラジオの聴取率全体が高かったはずなので、単純に今と比べられるのか疑問だ。

その一方で、「ラジオファンブログ」の「mixi・ラジオ番組コミュニティランキング」(2008年9月11日付)というエントリーによると、「コサキン」は11位。コミュニケイションのハブとしての人気は依然高いようだ。

mixi・ラジオ番組コミュニティランキング - ラジオファンブログ

SANSPO.COMの記事の「固定メンバーであまりに長く放送したため、ここで歴史にひと区切りつけようと同局が英断を下した」という婉曲な表現には、昨今のラジオ界の動向を考えるとある種の含みがあるように感じられる。

新聞記事のようなジャーナルにおけるライティングでは、文頭に近い記述ほど重要なのが通例なので、聴取率よりもこの「英断」のほうが理由として大きいのだろう。

邪推はこのへんで。

私と「コサキン」

「コサキン」に最初から付き合っている人が、仮にその時中2だったなら、今や41歳。チョビひげのひとつも生やしているかもしれない。放送を聴いていると、年齢の高いリスナーも多そうなので、この話はあながち空想とも言えない。

「コサキン」でラジオの味を覚えた少年のなかには、幸か不幸か聴き続けずにはいられない体になってしまっている人も多いはずだ。そうでなければ、27年半も続くはずがない。

一方、私がラジオを聴き始めたころ、私の田舎のAMラジオ局では「コサキン」はネットされていなかった。私が聴き始めたのは上京してから。よって、私のラジオ人格・ラジオ性癖の形成に「コサキン」はさほど関与していない。私が最近ご無沙汰だった理由はこの辺にあるのかもしれない。

以上の通り正直に告白しておく。

「コサキン」のいちばん好きなところ

とはいえ、私は「コサキン」は良い番組だと思う。なかでも一番好きなのは、投稿ネタに対するむっくんとラビーによる「バッカでぇ〜」「意味ねぇ〜」「下らねぇ〜」というツッコミだ。

ネタのなかには、正直言って「何を言っているんだ?」「この人は大丈夫なのだろうか?」と聴いていて心配になってくるものがごくまれにある。これに対してむっくんとラビーが、「バッカでぇ〜」「意味ねぇ〜」「下らねぇ〜」とツッコむことで投稿者は承認され救済され、よく解らないけれども気づくと私も笑っている。

三方が誰ひとりビタ一文も損せずにすむ、愛のあるコミュニケイションがある。愛があって、そのうえおバカだというところがいい。

今までサボっていた罪滅ぼしに、最終回まで聴き逃さないようにするつもりだ。

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ラジオな一曲(3):THE TIMERS「FM東京」(1989年)

○ラジオな一曲(3):THE TIMERS「FM東京」(1989年)


アルバムには「FM東京」は収録されていません。
 

「歌っちゃいけない歌なんてないんだ!」

「ラジオな一曲」、洋楽続きでしたので、ここらで日本語の歌を一曲。

ただし、変化球というか、むしろ危険球。

忌野清志郎に瓜ふたつの(?)ZERRY が率いる THE TIMERS が「夜のヒットスタジオR&N」(フジテレビ、1989年10月13日(金)24:40-26:00)出演時に、予定されていた「偽善者」の代りに突然歌い出した曲。

清志郎が作詞したTEARDROPS「谷間の歌ーー素敵な泉」(1989年)がFM仙台・FM東京(現TOKYO FM)で放送禁止になったことに対するプロテストらしい。

下の動画の2分15秒あたりから始まり、3分あたりとその後2回、放送禁止用語が炸裂。

THE TIMERS「FM東京」(1989年)

FM東京 腐ったラジオ
FM東京 最低のラジオ
何でもかんでも放送禁止さ

FM東京 汚ねぇラジオ
FM東京 政治家の手先
何でも勝手に放送禁止さ

FM東京 馬鹿のラジオ
FM東京 コソコソすんじゃねぇ
おまんこ野郎 FM東京

FM東京 腐ったヤツら
FM東京 気持ち悪いラジオ
何でもかんでも放送禁止さ

FM東京 汚ねぇラジオ
FM東京 政治家の手先
おまんこ野郎 FM東京

おまんこ野郎 FM東京

組織を憎んで人を憎まず。

そして、清志郎の恢復を心の底から願う。彼がいなければ「市営グランドの駐車場」が歌詞になるなんて気づきもしなかった。

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ラジオのミニコミ紙を発行しております(17):Lilmagさんで『ラジオ中毒』完売&追加納品。

○ラジオのミニコミ紙を発行しております(17):Lilmagさんで『ラジオ中毒』完売&追加納品。

いまさらではありますが、ネットを通じて集結したラジオ・ファンのみなさんで記事を執筆して『ラジオ中毒』というミニコミ紙を発行しております——まだ創刊号しか出ておりませんが。

ミニコミ誌のオンライン・セレクトショップ、Lilmag さんにお預けした初回納品分がめでたく完売したとのことで、追加納品いたしました。

当時DTP歴0日だった私が、ソフトの使い方を覚えながら編んだミニコミ紙。アーティスティックなミニコミ誌がずらりとラインナップされている中、どうなることやらと思っていましたが大健闘であります。

お求め下さった方がた、ありがとうございます。

まだお求めでない方、よろしくお願い致します。

Lilmag----zine and other publications.(トップ・ページ)

ラジオ中毒 創刊号 - Lilmag----zine and other publications.

Lilmag store 最近のおしらせ(2009年2月5日)

ネットを武器に新世代ZINEカルチャー台頭!? / 野中モモ | ネット探偵団 annex(『TVBros』の記事)

『ラジオ中毒』取扱店

模索舎(東京都:新宿御苑新宿門むかい)  地図

タコシェ(東京都:中野ブロードウェイ3F)  地図

bar plastic model(東京都:新宿ゴールデン街) 地図

貸本喫茶ちょうちょぼっこ
(大阪市西区北堀江1-14-21第一北堀江ビル4F) 地図
※第一北堀江ビルは、地元では「鳥かごビルヂング」として親しまれているそうです。
 営業日にご注意ください(
第1〜第3週末のみの営業)。

ちんき堂
(兵庫県神戸市中央区元町通1-11-8 千成堂ビル2F)地図

キララ文庫(熊本県熊本市黒髪6-9-9) 地図

Lilmag----zine and other publications.(オンライン・ショップ)

しつこいようですが、万一売り切れているというようなことがありましたら、「今度はいつ入荷しますか?」などと、あくまでも紳士・淑女的な物腰を保ちつつ、お店のかたにやんわりプレッシャーをかけてください。

ミニコミ紙の内容紹介

A5版、16ページ、¥150。

目次(取り上げられている番組など)

1 ギャラクシー賞/「文化系トークラジオ Life」(TBS)
2 若者向けローカル番組について考える/
 訃報(山田耕嗣氏)
3 「日曜日の秘密基地」(TBS)/社説(舌禍事件)
4 「小沢昭一の小沢昭一的こころ」(TBS)
5 「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)
6 「ラジ魂!!」(HBC)/
 「ヤングタウン」・「オレたちやってま〜す」(MBS)
7 「土曜だ!! 江越だ!?」(RKK)・
「はやおきラジオ水谷ミミです」(東海ラジオ)/
  「ヤマヒロのアナPod Cafe」(関西テレビ)
8 電子工作(ミニコンポAM 受信感度UP 方法)
9 「鉄音アワー」(ネットラジオ)/
 「オレたちやってま〜す」(MBS)・
 「ミュージックパラダイス」(ABC)
10 誰のためのコミュニティーFMか/ FM なかしべつ/
 「安住紳一郎の日曜天国」(TBS)
11 大阪ラジオの魅力/「QIC」(ウェブラジオFMC)
12 「元気イチバン!芹沢誠です」(ABC)/
 「ゴチャ・まぜ」(MBS)・「ヤンピース」・
 「魂のラジオ」(ニッポン放送)
13 「集まれ昌鹿野編集部」(ラジオ関西)/
 月曜「DAYBREAK」(JFN)
14 ラジオ的想像力
15 笑福亭鶴光・
 「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)/
 4コマ漫画
16 ラジオ欄/執筆者紹介/編集後記
その他 TBS 武田記者語録

下が売り込み用につくったチラシです。こちらにも目次が載っています。よろしければダウンロードしてみて下さい:

『ラジオ中毒』のチラシをダウンロード radioholicflyer.jpg (444.5K)

執筆者[50音順、敬称略。()内は執筆なさっているブログなど]

・安東三 (日々:文音体触 〜compose&contact〜)

・河内の政 (ラジオの雑談

・kiku (ラジオウォッチブログ

・365連休

・とくながたかのり(とくながたかのりのSpecial Days

・2児パパ (ラジオでクネクネ

・MasaruS ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!

・ヨダレ (ヨダレのじかん

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安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年2月1日(日)10:00-12:00)

○「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2009年2月1日(日)10:00-12:00)

どうやら、「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2009年2月1日(日)10:00-12:00)のポッドキャスト配信分の続きを求めてこのブログにアクセスして下さっている方が多い模様。いわゆる「ポッドキャスト組」のみなさんですね。

「コツンなのか、ゴソゴソなのか」(にち10ポッドキャスティング、2009年02月1日放送分)(TBSラジオ・ウェブサイト)
 ※上記サイトから該当する回を探して聴いて下さい。

単刀直入に言うと、このブログではポッドキャストの続きについての情報は公開していません

放送を通じて安住アナに口止めされているので、私は、馬鹿正直にもパーソナリティーとリスナーとの紳士協定を遵守するという観点から、善きラジオ・リスナーの矩を超えぬよう努めております。申し訳ありません。

代わりといってはナンですが、このブログには以下のエントリーで「にち10」について取り上げております。御用とお急ぎでない方はどうぞ:

安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2008年5月18日(日)10:00-12:00)

安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2008年6月1日(日)10:00-12:00)

安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00)

お買い物編:安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00)

参考:

にち10ポッドキャスティング(TBSラジオ・ウェブサイト)
 ※上記サイトで該当する回を放送日で探して聴いて下さい。

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NHK青春ラジカセ(NHKウェブサイト)その2

○NHK青春ラジカセ(NHKウェブサイト)その2

このブログで「NHK青春ラジカセ」(NHKウェブサイト)について言及したことがある。今回は、いわばそのつづき。

「NHK青春ラジカセ」(NHKウェブサイト)(当ブログ内)

このブログのエントリーに、私が読んでいるブログ「謙遜と謙譲の音楽」やきとりさんからコメントを頂いたのをきっかけに、改めてサイトを見た。

謙遜と謙譲の音楽

NHK青春ラジカセ(NHKウェブサイト)

番組情報

「NHK青春ラジカセ」のサイトに、今後の放送に関する以下の情報が公開されていたのでちょっと引用:

『サウンドストリート・アーカイブス』放送決定!
 2009年3月3日(火)〜3月28日(土)20回シリーズ
 4週連続火〜土0:00〜1:00 NHK-FMでオンエア

『元春レイディオ・ショー』が帰ってくる!
 2009年3月31日(火)から、
 毎週火曜23:00〜0:00 NHK-FMでオンエア

新音源

さらに、新たな音源が公開されていた。烏丸せつこの「サウンドストリート」に今は亡き筑紫哲也がゲスト出演している回の音源だ。ちょっとだけ「オス」な感じの筑紫が面白い。

NHK青春ラジカセ(NHKウェブサイト)

この放送は今からでも聴くことができるので、ここでは関連した違う話を。

筑紫と烏丸が親しいということは、下記のブログを見て知っていた:

モノログ: Tさんのこと
※店で居合わせたスゴいメンツと偶然飲むことになったという話なのですが、そのメンツがすごいです。

JAZZ SPOT J
※上のブログで言及されているジャズ・クラブ

「多分、Jでの会話もこんな感じだったんだろうなぁ」と想像させる放送だ。

雑談における筑紫は、「NEWS23」のスクウェアーな(キャラやケレン味だけで人を判断したがる人にとっては「退屈な」)感じとは違い、意外と面白いのではないかということは、薄うす想像できていた。

いつだったか、「NEWS23」のオン・エアーで佐古忠彦キャスター(当時)に「佐古ちゃん」と呼びかけたことがあり、「普段はそう呼んでいるのかぁ」と思うと同時に、放送の向こう側にある視聴者の知らない人間関係の味というか柄というか——これもある意味で「月の裏の顔」——がちらりと見えた瞬間だった。

また、「鴻上尚史の博愛ライダー」(TBSラジオ、2001年4月5日(木)〜2002年3月29(木)25:00-27:00)にゲスト出演したときの筑紫の雀鬼ぶりについての話なども可笑しかった。

そうこう考えてみると、筑紫が沖縄で「沖縄の恩人」として慕われているのには、単にテレビで沖縄の米軍基地問題を積極的に取り上げたという事実だけでなく、現地の人びととのとの交流の中で見せたであろう人間味も関係しているはずだと想像する今日この頃。

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ラジオな一曲(2):Steely Dan, "FM" (1978)

○ラジオな一曲(2):Steely Dan, "FM" (1978)

 

前回が "AM Radio" だったので、やや安易ですが、今回は "FM" です。


Steely Dan, "FM (No Static at All)" (1978)

 

Steely Dan は、私がいちばん好きなグループです。

ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen, vo & k)とウォルター・ベッカー(Walter Becker, g & b)のふたり組です。最近の話題としては、ベッカーのソロ・アルバム Circus Money(2008)が出ました。

この "FM" という曲は、元もとはFMラジオ局を舞台にした映画、FM(1978)のために書かれたテーマ曲で、Steely Dan のオリジナル・アルバムには入っておらず、ベスト盤などで聴くことができます。Steely Dan のふたりはこの曲を気に入っているのか、ライヴでは度たび演奏しているようです

映画、 FM(1978)は、日本版DVDは出ていません。アメリカではDVD化されているものの、リージョン違いで日本のプレイヤーでは再生できません。輸入もののVHSは手に入るようです。映画は全くヒットしなかったそうなので、Steely Dan のファンが買っているのかもしれません。サウンド・トラックは、なかなか豪華なコンピレイション盤の趣きで、ヒット曲満載なところがいかにもラジオ局の映画という感じです。


映画、FM の予告編
 

歌詞の内容は、夜中に少年がラジオに向かってブツブツ独り言を言っている感じではないでしょうか。

"Worry the bottle mamma, it’s grapefruit wine"(「ボトルをよく見ろよ、ママ。ただのグレープフルーツ・ワインじゃないか」)という台詞から想像するに、時どきオカンが「まだ起きてんの? こら!お酒なんか飲んで」とか言いながらちょっかいを出しにくるのでしょう。

「ただのグレープフルーツ・ワイン」と言いつつ、歌詞全体からは酩酊している感じが漂っています。

最初、"Worry the bottle" の意味が解りませんでした。"worry" の意味としてよく知られているのは自動詞の「心配する」「気に病む」ですが、どうやら、犬などが骨やおもちゃを弄ぶ様子を "worry" という他動詞を用いて表現するそうです。くわえたと思ったら地面に落として、また噛んでは振り回し……という様子を「気になってしょうがない」と見立てるようです。「ほら、気が済むまでよく見てみろよ。こんなの酒のうちに入らねぇよ」といった感じではないかと解釈しました。日本風に言えば、高校生が缶チューハイあたりを飲んで、「こんなの酒のうちに入らねぇ」といきがっている感じでしょうか。

ちなみに、最近は "Bury the bottle" と歌うことが多いようです。

"Put off your high heel sneakers" という歌詞ですが、トミー・タッカー(Tommy Tucker)の "Hi-Heel Sneakers" (1964) がちょうどオン・エアーされたのでしょうか。それに引っ掛けて「そんなヘンテコなもん履くなよ!」と口を衝いて出た言葉かもしれません。例えば、ECHOESの「ZOO」(1989年)の「愛を〜下さ〜い〜」の部分で「あげないよ!」とツッコむような感じで。

これに加えて、「ムードさえよければ、女の子たちは、かかってる曲なんか気にしないようだ」(The girls don't seem to care what's on/As long as the mood is right) とありますが、「女子は音楽なんて解りゃしないんだ」という、童貞音楽愛好少年の陥りがちな思考そのものです。確実にモテないでしょう。

"The girls" の話が出てきますが、その場にいる女子ではなく、自身の鬱屈した青春が "The girls" と対比されているのでしょうか。女子を忌避しつつ気になってしょうがない、思春期ならではの心情。

また、選曲の退屈さにも不満がありそうな様子です(Nothin' but blues and Elvis/ And somebody else's favorite song)。

まとめると、おそらくこの曲は、弱い酒を飲んだりしてツッパっているものの、実は内向的で内弁慶な童貞音楽愛好少年の鬱屈した夜をうたった歌でしょう。当時のラジオを巡る風景や気分を写し取った曲という風情です。シニカルで偏執狂的なところが Steely Danっぽい。

この曲はそれほどでもありませんが、Steely Dan の詞の多くはビート・ジェネレイションの影響を色濃く受けていると思われます。よって概して難解です。CDのブックレットの訳詞が役に立たないことが多く、それどころか英語のネイティヴ・スピーカーも解釈に苦慮するようで、歌詞の意味を分析・解説するサイトもあるほどです。

fever dreams Steely Dan lyric interpretations /shared delusions (英語、InternetArchive内)

STEELY DAN SECOND ARRANGEMENT(日本語)

最後にひとつラジオっぽい話をすると、歌詞の "No Static At All" の "Static" とは、停波中の状態やホワイト・ノイズのことを指し、 "No Static At All" とは「停波なし」「ノンストップ放送」といった意味のようです。"As long as it plays till dawn" という歌詞とも一致します。

ひょっとしたら別な含意もあるかもしれません。違う解釈のある方、是非コメント下さい。

Steely Dan, "FM (No Static At All)" (1978)

Worry the bottle Mamma, it's grapefruit wine
Kick off your high heel sneakers, it's party time
The girls don't seem to care what's on
As long as it plays till dawn
Nothin' but blues and Elvis
And somebody else's favorite song

Give her some funked up music, she treats you nice
Feed her some hungry reggae, she'll love you twice
The girls don't seem to care tonight
As long as the mood is right

FM - no static at all

Give her some funked up music she treats you nice
Feed her some hungry reggae she'll love you twice
The girls don't seem to care tonight
As long as the mood is right

FM - no static at all

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