コサキンDEワァオ!(TBSラジオ、2009年2月7日(土)24:00-25:00)
○「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ、2009年2月7日(土)24:00-25:00)
いつも通りの放送。本当にいつも通り。
「斉藤洋介さん下さい」って言ったら、川をのぼりきって疲れ果てた鮭が出てきました。
「あれ、三谷幸喜さんですか?」「No、高須クリニック」
投稿ネタのレヴェルもいつも通り高い。
でも、聴いているこっちはいつも通りではなかった。
そして、とうとう番組の最後に「卒業」について語られた。
「コサキン」が3月で終了
「ラジオファンブログ」のTalkmaster44さんから頂いたコメントで、「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ、土24:00-25:00)の終了決定を知った。2009年3月28日(土)で最終回となる。
実は私も、Talkmaster44さんと全く同じで、JUNK内で放送していた時期まではよく聴いていたが、ここのところはご無沙汰だった。
「「コサキンDEワァオ!」終了」でなく「「コサキン」27年の歴史に幕」というSANSPO.COMの記事の表現からすると、小堺一機と関根勤のふたりは新たな番組を担当しないということなのだろう。放送での話もそういう雰囲気だった。
「27年半」ということは、木曜日に代役を務めていた「夜はともだち 松宮一彦絶好調!」(TBSラジオ、1981年10月〜1982年9月、月〜金21:40-23:50)を「コサキン」の起点と考えるようだ。
「コサキン」の27年半
「夜はともだち 松宮一彦絶好調!」(1981年10月〜1982年9月)
「るんるんナイト 松宮一彦ワォ!」(1982年10月〜1983年9月)
「欽グルス電リク60分」(1983年10月〜1984年3月)
「ザ・欽グルスショー」(1984年4月〜1985年9月)
「コサキンワールド」(1985年10月〜1986年3月)
「スーパーギャング」(1986年4月〜1991年9月)
「コサキン増刊号」(1989年3月〜1991年9月)
「コサキン怪傑アドレナリン」(1991年10月〜1994年9月)
「コサキンでワァオ!」(1994年10月〜1995年3月)
「恋する電リクビンゴボンゴ」(1995年4月〜1995年9月)
水曜UP'S「コサキンDEワァオ!」(1995年10月〜2000年3月)
「コサキンDEワァオ!」(2000年4月〜2002年3月)
水曜JUNK「コサキンDEワァオ!」(2002年4月〜2004年9月)
「コサキンDEワァオ!」(2004年10月〜2009年3月)○出典:コサキンを聴く・変遷の部屋
ところで、SANSPO.COMの記事でわざわざ「ピーチ・ヒップス」の話がフィーチャーされているところが妙に可笑しい。執筆した記者もリスナーなのだろうか?
記事によると、「ここ数年は聴取率が最盛時の半分近くまで落ち込んでいた」そうだ。おそらく「最盛期」とは「スーパーギャング」あたりのことだろうか。当時はそもそも今に比べてラジオの聴取率全体が高かったはずなので、単純に今と比べられるのか疑問だ。
その一方で、「ラジオファンブログ」の「mixi・ラジオ番組コミュニティランキング」(2008年9月11日付)というエントリーによると、「コサキン」は11位。コミュニケイションのハブとしての人気は依然高いようだ。
SANSPO.COMの記事の「固定メンバーであまりに長く放送したため、ここで歴史にひと区切りつけようと同局が英断を下した」という婉曲な表現には、昨今のラジオ界の動向を考えるとある種の含みがあるように感じられる。
新聞記事のようなジャーナルにおけるライティングでは、文頭に近い記述ほど重要なのが通例なので、聴取率よりもこの「英断」のほうが理由として大きいのだろう。
邪推はこのへんで。
私と「コサキン」
「コサキン」に最初から付き合っている人が、仮にその時中2だったなら、今や41歳。チョビひげのひとつも生やしているかもしれない。放送を聴いていると、年齢の高いリスナーも多そうなので、この話はあながち空想とも言えない。
「コサキン」でラジオの味を覚えた少年のなかには、幸か不幸か聴き続けずにはいられない体になってしまっている人も多いはずだ。そうでなければ、27年半も続くはずがない。
一方、私がラジオを聴き始めたころ、私の田舎のAMラジオ局では「コサキン」はネットされていなかった。私が聴き始めたのは上京してから。よって、私のラジオ人格・ラジオ性癖の形成に「コサキン」はさほど関与していない。私が最近ご無沙汰だった理由はこの辺にあるのかもしれない。
以上の通り正直に告白しておく。
「コサキン」のいちばん好きなところ
とはいえ、私は「コサキン」は良い番組だと思う。なかでも一番好きなのは、投稿ネタに対するむっくんとラビーによる「バッカでぇ〜」「意味ねぇ〜」「下らねぇ〜」というツッコミだ。
ネタのなかには、正直言って「何を言っているんだ?」「この人は大丈夫なのだろうか?」と聴いていて心配になってくるものがごくまれにある。これに対してむっくんとラビーが、「バッカでぇ〜」「意味ねぇ〜」「下らねぇ〜」とツッコむことで投稿者は承認され救済され、よく解らないけれども気づくと私も笑っている。
三方が誰ひとりビタ一文も損せずにすむ、愛のあるコミュニケイションがある。愛があって、そのうえおバカだというところがいい。
今までサボっていた罪滅ぼしに、最終回まで聴き逃さないようにするつもりだ。
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