『BRUTUS』2009年3月1日号 657号、特集「なにしろラジオ好きなもので。」(マガジンハウス)
○『BRUTUS』2009年3月1日号 657号、特集「なにしろラジオ好きなもので。」(マガジンハウス)
ミニコミ誌『ラジオ中毒』を預かって頂いている、ミニコミ誌のオンライン・セレクトショップ Lilmag さんのブログで、次のような記述を見つけた——「そういえば『BRUTUS』の次の号がラジオ特集らしいですね」。
○マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 657
※サイト内のページでちょっとだけ「立ち読み」できます。
何はともあれ購入。
『BRUTUS』2009年3月1日号 657号(マガジンハウス)
特集「なにしろラジオ好きなもので。」
ブランドものの広告をしばらくガマンすると、pp.28-89がお目当ての特集「なにしろラジオ好きなもので。」。途中に「60 Great Radio Shows Reviewed」と題する12ページの小冊子が含まれている。かなりのヴォリュームの大特集。しかも『BRUTUS』で。
そもそも、ラジオを一生懸命聴いている人が、ふだん『BRUTUS』なんて買っているとは思えない。私は一度も買ったことはなかった。
手に取ってみると、「あれ? 『BRUTUS』ってこんな雑誌だったっけ?」という感じ。ちなみに、前号の特集は「みんなで農業」——「男の農業に肥料はいらない」とか言ってるのかな。それはないか。
バックナンバーのリストを一瞥すると、いまやサブカル誌の趣だ。とはいえ、ブランドものの広告と、記事体広告っぽいグラヴィアは、一応ラジオに絡めたモティーフで撮ってあるものの、そこはやはりオシャレ雑誌。
さて、本題。
買ったばかりなのでまだザッと目を通しただけだが、一番おどろいたのは、「SUNTORY Saturday Waiting Bar "AVANTI"」(TOKYO FM、土17:00-17:50)のスタンが写真で登場していること。みなさん、スタンを見たいですか? 見たくないですか? 見たい人は買いましょう。
もうひとつ言えば、小冊子のなかに「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ、土24:00-25:00)のレヴューも出ている。編集時には、まさか終わるなどとは思わなかったのだろうか?
さらにひとつ加えれば、「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送、月〜金13:00-16:30)で、火曜日パートナー山本モナの穴を埋め、一部のリスナーに激しく惜しまれている中嶋美和子(結局私は聴けなかった)もコメントを寄せている。
詳細な目次をご紹介しておくので、ご参考にどうぞ:
『BRUTUS』657号 特集「なにしろラジオ好きなもので。」詳細目次
山口晃「私的ラジオ生活」pp.28-29 ※漫画風エッセイ
糸井重里「凡ラジオ考」p.31
市川亀治郎インタヴュー「高校生の時、福山雅治さんのラジオに投稿。昨年、ようやく会うことができました。pp.31-32
BRUTUS RADIO SHOW! ※番組紹介記事
「NISSAN あ、安倍礼司~beyond the average~」(TOKYO FM)p.33
「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」(TBSラジオ)p.34
「ラジオ深夜便」(NHK第一)p.35
「毒蝮三太夫 ミュージックプレゼント」(TBSラジオ)p.35
僕ら、ラジオ派。石野卓球 p.36 ※コラム
タクシー運転手100人に聞く「好きな番組教えて下さい」。p.38
「テレフォン人生相談」(ニッポン放送)p.38
「DAISY HOLIDAY!」(InterFM)p.38
「福山雅治のオールナイトニッポン "魂のラジオ"」(ニッポン放送)pp.39-40
見えないモノが売れる!! ラジオショッピングのヒミツ。p.41
僕ら、ラジオ派。松浦弥太郎(『暮らしの手帖』編集長)p.41 ※コラム
「JUNK」(TBSラジオ)p.42
「渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分」(ラジオNIKKEI)p.42
「山下達郎の JACCS CARD サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)p.43
顔が見られずもったいない? 東西ラジオビューティー発見。p.43
- 木村さおり(「サンシャイン・カフェ Siesta」茨城放送)
- 鬼頭由芽(「FUNKY JAMS 802 WEDNESDAY」FM802)
神々の話芸を聴かずして、ラジオを語ることなかれ。p.44
- 「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(ニッポン放送)
- 「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)
- 「さだまさしのセイ!ヤング」(文化放送)放送終了
嘘をつかない評論家・町山智浩が、アメリカン・ラジオの「今」を斬る。p.45
「秘密の音園」(中国放送)p.46
「おはようパーソナリティ道上洋三です」(ABCラジオ)p.46
僕ら、ラジオ派。白根ゆたんぽ(イラストレーター)p.46 ※コラム
ラジオの聴き方2009
- 「Wave Radio」※地上派ラジオ受信機についての解説 p.47
- 「Computer Radio」※ネットラジオ似ついての解説 p.48
小冊子「60 Great Radio Shows Reviewed」
※出演者写真と200字程度の番組レヴュー
Music pp.51-52
- 「RADIO SYNAPSE」(FM NORTH WAVE)
- 「JET STREAM」(TOKYO FM)
- 「Mind of Music 〜今だから音楽〜」(bayfm)
- 「WORLDWIDE 120」(J-WAVE)
- 「DIG THE ROCKS」(bayfm)
- 「TOKYO HOT 100」(J-WAVE)
- 「OTTAVA amoroso」(InterFM)
- 「KMC のSUPER RADIO SPEAKER」(cross fm)
- 「Bayside Reggae Lounge」(FMヨコハマ)
- 「世界の快適音楽セレクション」(NHK-FM)
- 「ROCKADOM」(FM-FUJI)
- 「サンデークラシックワイド」(NHK-FM)
社長(Soil and "Pimp" Session)「ジャイルズなしには、今のソイルってなかったかもしれない」p.51
土川恵里佳(レコード会社勤務)「「サラッ」っと新情報が入ってくるので、ラジオはやめられない」p.52
Weekend pp.53-54
- 「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ)
- 「清水ミチコのミッチャン・インポッシブル」(ニッポン放送)
- 「爆笑問題 日曜サンデー」(TBSラジオ)
- 「MBSヤングタウン」(MBSラジオ)※土曜・日曜
- 「A&G超RADIO SHOW〜アニスパ!〜」(文化放送)
- 「SCHA NOVA〜スチャノヴァ!」(TOKYO FM)
- 「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」(TOKYO FM)
- 「Extra-Ordinary Life」(InterFM)
- 「ASAHI SHIMBUN BOOK BAR」(J-WAVE)
- 「FUTURE SPACE」(FMヨコハマ)
- 「RADIO SAKAMOTO」(J-WAVE)
- 「トーキング ウィズ松尾堂」(NHK-FM)
小池光子(ミュージシャン)「声という「音」や「呼吸」に触れ、心温まるラジオが好き。」p.53
黒田潔(イラストレーター・アートディレクター)「逃がしたくない番組は、携帯ラジオでしっかり聴いています。」p.54
スカパラがNHKの音楽ライブラリーを掘る! pp.55-56
Entertainment pp.57-58
- JUNK ZERO「ケンドーコバヤシのテメオコ」(TBSラジオ)
- 「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)
- 「髭男爵 ルネッサンスラジオ」(文化放送)
- 「城田優のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)
- 「高田純次・河合美智子の東京パラダイス」(文化放送)
- 「キョートリアル!〜コンニチ的チュートリアル〜」(KBS京都)
- 「ゴチャ・まぜっ!」(MBSラジオ)
- 「松本人志の放送室」(TOKYO FM)
- 「baseよしもと ナマワラb」(ラジオ大阪)
- 「GROOVE LINE」(J-WAVE)
- 「GOLD RUSH」(TOKYO FM)
- 「DOCOMO TOKYO REMIX ZOKU」(J-WAVE)
石川昭人(放送作家)「現代ラジオもレッドカーペット化。コーナーの面白さが鍵。」p.57
現代美術二等兵/ふじわらかつひと(現代美術家)「なんてったって、ラジオは投稿! 読まれれば百倍楽しい!」p.58
News & Variety pp.59-60
- 「ストリーム」(TBSラジオ)
- 「玉川美沙たまなび」(文化放送)
- 「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ)
- 「上柳昌彦 土曜日のうなぎ」(ニッポン放送)
- 「吉田照美ソコダイジナトコ」(文化放送)
- 「くず哲也のオトナの情報マガジン」(ラジオ日本)
- 「ファイナンシャルBOX」(ラジオNIKKEI)
- 「DOCOMO MAKING SENSE」(J-WAVE)
- 「よんぱち 48hours ~WEEKEND MEISTER~」(TOKYO FM)
- 「GLOBAL SATELLITE」(InterFM)
- 「PLATON」(J-WAVE)
- 「Rush Limbaugh」(AFN-Tokyo)
生島淳(スポーツジャーナリスト)「他のメディアではありえないような「批評精神」がいい。」p.59
藤森泰司(家具デザイナー)「ラジオは日常生活になくてはならない[背景]のような存在。」p.60
Idol p.61
- 「レコメン!」(文化放送)
- 「KYOCERA近未来story 中川翔子のGサイエンス!」(ニッポン放送)
- 「近藤真彦くるくるマッチ箱!」(文化放送)
- 「SCHOOL OF LOCK!」(TOKYO FM)
- 「南野陽子 今日はナンノ日ッ!」(ニッポン放送)
- 「FIVE STARS」(InterFM)
村瀬隆明(アートディレクター)「アイドル番組は好きな人との電話。声が聴きたいから聴く。」p.61
Sexy p.62
- 「童貞竹山学校2」(文化放送)
- 「さてはトコトン菊水丸」(MBSラジオ)
- 「鶴光セブン・ミニッツ」(ニッポン放送)
- 「DJ Knikeのeトーク」(ふくしまFM)
- 「つボイノリオの聞けば聞くほど」(CBCラジオ)
- 「やまだひさひのラジアンリミテッドDX」(TOKYO FM)
中嶋美和子(フリーアナウンサー)「初めての経験で虜になりました。また出して〜♡」p.62
しまおまほ・M.C.BOO「MahoとBOOのニッポン全国ラジオお取り寄せ便。」pp.63-64
ラジオな人2009
-
爆笑問題 pp.67-70
※「爆笑問題カーボーイ」・「日曜サンデー」 - 伊集院光 pp.71-72
- 大沢悠里×ジョンカビラ pp.73-74
ラジ・カル! Radio Culture
※海外のラジオ文化紹介 pp.75-76
ボブ・ディラン、ウルフマン・ジャック、『火星人襲来』、ジョン・ピール、カレッジ・ラジオ
※国内のラジオ文化紹介 pp.77-78
青柳拓次、スネークマンショー、寺山修司のラジオ・ドラマ、鉱石ラジオほか
コミュニティーFM8局巡礼。沖縄はやっぱりラジオの理想郷です。pp.79-80
※しまおまほの沖縄コミュニティーFM巡礼の写真。
しまおまほ「ラジオ濃度120%! 南国の地域愛をお伝えします。」pp.81-82
- 仲宗根朝治「ゆんたんじゃ!出番ですよ!」(FMよみたん)
- 桑江良美「ないす to みーちゅう」(FM21)
- 儀保杜充常「アジクーターラジオ」(FMコザ)
- 仲地美寿々「夕暮れどきドキッ!」(FMニライ)
- 安慶名雅明・平田千春「Viva!! とよみパラダイス!!」(FMとよみ)
- 城前ふみ(FMレキオ)
- 富島靖子「ヒトワク」(タイフーンfm)
- 糸数きよし・赤嶺啓子「うちなーびけーん」(FMたまん)
「SUNTORY Saturday Waiting Bar "AVANTI"」(TOKYO FM)pp.83-86
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コメント
中嶋美和子嬢、非常によかったと思いますよ。
モナさんに代わるのが惜しいとホント思いましたから。
先日、「愛川欽也氏の番組がスポンサー不在で急に終了」なんて悲しい記事もありました。ラジオの広告収入の落ち込みはテレビ以上だそうで、先行き不安なところもありますが、こういう特集で盛り返せるといいですよね。
そうそう、TBSラジオ「ナイスQ編集部の最新回に武田記者が出てました。「新聞記事の関係者って誰のこと?」という質問に対して回答する役どころでした。ポッドでも聞けますよ。
投稿: マサやん | 2009年2月18日 (水) 01時25分