「ラジオの時代」 第2部 あのとき あの場で、『朝日新聞』夕刊(2008年12月1日(月)〜12月26日(金))総目次
○「ラジオの時代」 第2部 あのとき あの場で、『朝日新聞』夕刊(2008年12月1日(月)〜12月26日(金))総目次
『朝日新聞』夕刊で2008年12月1日(月)から始まった、編集委員・隈元信一による連載「ラジオの時代」の第2部が終了。
以前に第1部の総目次をつくった。
同様、第2部の総目次もつくってみたので、週末の時間のある時などに、図書館などで『朝日新聞』夕刊のバックナンバーを繰る際にお役立て下さい。
第2部を読んだ感想としては、日本の戦中・戦後とラジオ、植民地主義とラジオ、といった感じの切り口が私ごのみでなかなか面白かった。
コール・サインJOAKはNHK東京放送局、BKは大阪、CKは名古屋、ではDKは? という問の答が、福岡でも札幌でもなく、京城放送局だとは寡聞にして知らなかった。東京放送局開局からわずか2年にも満たない1927年2月16日の放送開始だったそうだ。
植民地近代性に関わる話で面白い。
2009年3月からはの第3部では、民間放送以降に話が進むのだとか。これも愉しみ。
「ラジオの時代」第1部総目次(2008年12月1日(月)〜12月26日(金))
凡例:
日付
サブタイトル
言及された番組・放送局など
言及されたパーソナリティーなど第1部 あのとき あの場で
2008年12月1日(月)
1 それはヤマから始まった
NHK愛宕山送信所、放送博物館、「ラジオ体操」
青山敏彦(元ラジオ体操指導者)、黒田勇(関西大学教授『ラジオ体操の誕生』(青弓社))
2008年12月2日(火)
2 綱渡りだった玉音放送
玉音放送
礒崎咲美(放送博物館学芸員)、半藤一利
2008年12月3日(水)
3 いま語る「玉音放送の真実」
玉音放送
天皇裕仁、玉虫一雄・春名静人(元NHK技術職員)2008年12月4日(木)
4 戦地に流れてきた先輩の声
玉音放送
河原武雄・和田信賢(元NHKアナウンサー)、中道風迅洞(詩人)、西沢実(放送作家)2008年12月5日(金)
5 「玉音」に背中押されて研究へ
玉音放送
竹山昭子(元昭和女子大学教授、『玉音放送』(晩聲社)、『戦争と放送』(社会思想社))2008年12月8日(月)
6 「遺された声」を求めて
新京放送局(満州国)、「遺された声」(NHKハイビジョン放送、NHK総合テレビ)
野村優夫(NHKアナウンサー)、辻田文雄(軍事評論家・軍事考古学者)2008年12月9日(火)
7 消えたコールサインはいま
京城放送局(JODK)
鄭恒坵・張道亨(韓国放送人同友会理事)、津川泉(放送作家、『消えたコールサイン』白水社)
2008年12月10日(水)
8 浸透した大衆文化
京城放送局(JODK)
金栄熙(ソウル大学言語情報研究所教授)、張道亨(韓国放送人同友会理事)2008年12月11日(木)
9 激動の歴史伝える元放送局
玉音放送、台北228記念館、台北放送局(→台湾ラジオ局) 、「台湾便り」(台北放送局)
曽仁志(元台北放送局局員)、陳清河(政治大学教授)2008年12月12日(金)
10 耳に残る日本の歌
台中放送局 「さくら倶楽部」「台湾版紅白歌合戦」(毎日放送:台中のFM局)
頼静嫻(大千ラジオ社長) 張林禎慧(元台中放送局) 周進升(毎日放送DJ)2008年12月15日(月)
11 戦時を生きた女性アナウンサー
京城放送局(JODK)
古賀登恵(元京城放送局アナウンサー「JODKの花」)2008年12月16日(火)
12 音の文化をつなぐ一族
琉球の声
川平朝清(元・琉球の声、琉球放送アナウンサー、ジョン・カビラ、川平慈英の父) 川平朝申(元沖縄民政府芸術課長、琉球の声創設者)2008年12月17日(水)
13 スポーツ実況 受け継ぐバトン
NHK
河原武雄・和田信賢・志村正順(元NHKアナウンサー) 深水道敬(元NHKプロデューサー)2008年12月18日(木)
14 語りのドラマにかけた心意気
「ボブと口笛」「マイクの旅」「三太物語」「架空実況放送」(NHK)
西沢実(放送作家) ボブ・イーガン(米軍伍長 ) 中川忠彦(元NHKプロデューサー) 北出清五郎・福島幸雄(元NHKアナウンサー)2008年12月19日(金)
15 言葉を食べる人間として
「文芸選評 おりこみどどいつ」「街頭録音」「二十の扉」(NHK)
中島風迅洞(詩人・「文芸選評 おりこみどどいつ」選者) 藤倉修一(元NHKアナウンサー)2008年12月22日(月)
16 女性の台頭は戦中から
「婦人の時間」(NHK)
竹井照子・三沢はま・仁平武雄・赤沼つや・浅沼博(元NHKアナウンサー)2008年12月24日(水)
17 戦前も戦後も検閲のもとで
「婦人の時間」(NHK)
竹井照子(元NHKアナウンサー) フランク馬場(GHQ) オルソン軍曹(GHQ) 江上フジ(元NHKディレクター) 中島風迅洞 柳沢恭雄(『検閲放送』けやき出版)
2008年12月25日(木)
18 自主規制と新聞の影
玉音放送
竹山昭子(元昭和女子大学教授) 島村宏(海南)『終戦秘史』講談社)
2008年7月26日(金)
19 音悪くても聴いていた
NHK
玉虫一雄(元NHK技術職員)
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