« 「ラジオの時代」、『朝日新聞』夕刊(2008年6月30日(月)〜)総目次(1) | トップページ | 週刊タケダ記者(仮)vol.18(2008年7月13日(日)-2008年8月2日(土)分) »

微弱電波音声案内システム「てくてくラジオ」

微弱電波音声案内システム「てくてくラジオ」

日曜の朝、近所を散歩。

石神井川の土手で「ラジオ」の文字を発見。ラジオがらみのものとあらば、とにかく近寄ってみる。ラジオ馬鹿膏肓に入る。

看板の表示に従い、1620kHzにチューニングすると40秒ぐらいのメッセージがリピートされていた。「ハイウェイ・ラジオ」ならぬ「遊歩道ラジオ」といった感じ。目の不自由なかたにトイレの位置を教えるための音声メッセージだった。メッセージを読み終わった後にマイクをオフするノイズが入ってしまっている手作り感に妙な親しみを覚えた。

ダウンロード 200807270606.mp3 (78.0K)

「てくてくラジオ」を調べてみると、このシステムは正式には「微弱電波音声案内システムてくてくラジオ」とのことで、視覚障害者のかたの歩行案内だけでなく、鳥取県境港市「水木しげるロード」をはじめとする観光名所などの音声案内にも利用されており、設置箇所も全国に広がっている。皆さんのご近所にも設置されているかもしれない。送信機のハードウェアは小型で、基本操作はプラグのオン・オフだけとのことで運用も簡便そうだ。

微弱電波音声案内システムてくてくラジオ

鳥取県の高井拓夫氏が開発したシステムを、島根県の計画技術研究所が商品化し、島根県の特定非営利活動法人プロジェクトゆうあいが窓口になって普及を図っているようだ。

開発に関わった田中隆一さんのブログは、全国での設置状況をフォロー・アップしている。ただし残念ながら、私が見かけた「てくてくラジオ」はまだ掲載されていなかった。

田中隆一のてくてくラジオ日記

ラジオ技術を利用したシステムが、このようなかたちで人びとの役に立っているのを見るのはラジオ馬鹿としてちょっとうれしい。

Google

|

« 「ラジオの時代」、『朝日新聞』夕刊(2008年6月30日(月)〜)総目次(1) | トップページ | 週刊タケダ記者(仮)vol.18(2008年7月13日(日)-2008年8月2日(土)分) »

AM」カテゴリの記事

番組評以外のラジオの話題」カテゴリの記事

ラジオ」カテゴリの記事

コメント

初めまして。「テレビブロス」編集部の者です。雑誌掲載のお願いがあり、メールアドレスが分からなかったので、こちらにコメントさせて頂きました。

弊誌8/12発売号の「NET探偵団」という連載で、こちらのサイトをご紹介させて頂きたいと思っております。その際にトップ画面を掲載させて頂きますので、そちらの許可を頂けると幸いです。
一度メールでご返信頂けますでしょうか? 
よろしくお願い致します。

投稿: テレビブロス編集部 | 2008年8月 1日 (金) 02時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 微弱電波音声案内システム「てくてくラジオ」:

« 「ラジオの時代」、『朝日新聞』夕刊(2008年6月30日(月)〜)総目次(1) | トップページ | 週刊タケダ記者(仮)vol.18(2008年7月13日(日)-2008年8月2日(土)分) »