« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008年7月

微弱電波音声案内システム「てくてくラジオ」

微弱電波音声案内システム「てくてくラジオ」

日曜の朝、近所を散歩。

石神井川の土手で「ラジオ」の文字を発見。ラジオがらみのものとあらば、とにかく近寄ってみる。ラジオ馬鹿膏肓に入る。

看板の表示に従い、1620kHzにチューニングすると40秒ぐらいのメッセージがリピートされていた。「ハイウェイ・ラジオ」ならぬ「遊歩道ラジオ」といった感じ。目の不自由なかたにトイレの位置を教えるための音声メッセージだった。メッセージを読み終わった後にマイクをオフするノイズが入ってしまっている手作り感に妙な親しみを覚えた。

ダウンロード 200807270606.mp3 (78.0K)

「てくてくラジオ」を調べてみると、このシステムは正式には「微弱電波音声案内システムてくてくラジオ」とのことで、視覚障害者のかたの歩行案内だけでなく、鳥取県境港市「水木しげるロード」をはじめとする観光名所などの音声案内にも利用されており、設置箇所も全国に広がっている。皆さんのご近所にも設置されているかもしれない。送信機のハードウェアは小型で、基本操作はプラグのオン・オフだけとのことで運用も簡便そうだ。

微弱電波音声案内システムてくてくラジオ

鳥取県の高井拓夫氏が開発したシステムを、島根県の計画技術研究所が商品化し、島根県の特定非営利活動法人プロジェクトゆうあいが窓口になって普及を図っているようだ。

開発に関わった田中隆一さんのブログは、全国での設置状況をフォロー・アップしている。ただし残念ながら、私が見かけた「てくてくラジオ」はまだ掲載されていなかった。

田中隆一のてくてくラジオ日記

ラジオ技術を利用したシステムが、このようなかたちで人びとの役に立っているのを見るのはラジオ馬鹿としてちょっとうれしい。

Google

| | コメント (1) | トラックバック (0)

「ラジオの時代」、『朝日新聞』夕刊(2008年6月30日(月)〜)総目次(1)

○「ラジオの時代」、『朝日新聞』夕刊(2008年6月30日(月)〜)

『朝日新聞』夕刊で2008年6月30日(月)から、編集委員・隈元信一による「ラジオの時代」という連載がスタートしている。すでにご存知の方も多いだろう。このブログでは、ケンイチさんがコメントでこの連載について言及して下さっている

タイトルの横に「第1部」とあるので「2部もあるのか。それぞれ5回づつぐらいかな」と思っていたが意外に長期の連載になりそう。

筆致は比較的中立だが、ターゲットにしている読者の年齢層は高めに設定してある雰囲気だ。コミュニティーFMを比較的大きくフィーチャーしたり、ラジオ広告などについて扱っている点には特徴があるが、ラジオ・リスナーとしての視点は希薄だ。第2部ではラジオの歴史を扱うそうなので、そちらは今から結構愉しみ。

今この連載について知って興味を持った方もいるかも知れないが、図書館によっては6月の新聞が8月に書庫に入るところがあるかもしれない。そうなると読みたくても閲覧にひと手間かかってしまうと思うので、早めにこれまでの総目次をつくってみた。熱い夏の週末や夏休みに図書館へお出かけの際などに、下記の総目次をご参照になると、新聞のバック・ナンバー探しがラクになるかもしれない。

「ラジオの時代」総目次1(2008年6月30日(月)〜7月25日(金))

凡例:

日付
サブタイトル
言及された番組・放送局など
言及されたパーソナリティーなど

第1部 いまどこかで何かが

2008年6月30日(月)
1 放送の原点をさぐる旅へ
連載全体のイントロダクション

2008年7月1日(火)
2 高齢化の波に乗った冒険心
「ラジオ深夜便」(NHK)
迎康子 松本一路

2008年7月2日(水)
3 伝えられる深夜の活気
「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)
松任谷由美 吉田拓郎 亀渕昭信 齋藤安弘

2008年7月3日(木)
4 投げれば届く 若者の心
「SCHOOL OF LOCK!」(TOKYO FM)
やましげ校長 やしろ教頭

2008年7月4日(金)
5 地方局ならではのぬくもり
「秘密の音園」(中国放送)
青山高治

2008年7月7日(月)
6 テレビから戻って魅力実感
「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ)
久米宏

2008年7月8日(火)
7 電波の届く先を訪ねて
「永六輔の誰かとどこかで」(TBSラジオ
永六輔 遠藤泰子

2008年7月9日(水)
8 ケータイ社会を追い風に
「つボイノリオの聞けば聞くほど」(CBCラジオ)
つボイノリオ

2008年7月10日(木)
9 日常あってこその非常時
「おはようパーソナリティ道上洋三です」(ABCラジオ)
道上洋三 中村鋭一

2008年7月11日(金)
10 地域文化を守り育てる
「民謡で今日拝ならび」(琉球放送
「チャットステーションL」 「ティーサージ・パラダイス!」(ラジオ沖縄)
 上原直彦 玉城美香 真栄平仁

2008年7月14日(月)
11 旅すれば地域が見える
「ここはふるさと旅するラジオ」(NHK第一) エフエム佐久平
鈴木桂一郎

2008年7月15日(火)
12 増えるコミュニティー放送局
京都三条ラジオカフェ いちかわエフエム FMわぃわぃ

2008年7月16日(水)
13 少数派から世界へ広がる
「耳をすませば」(三角山放送局) サイマルラジオ 湘南ビーチFM FMいるか
福田浩三

2008年7月17日(木)
14 南の島に文化の花咲かす
「あの日・あの頃」「英会話のOVA」(あまみエフエム ディ!ウェイヴ) おおすみ半島コミュニティ放送ネットワーク

2008年7月18日(金)
15 災害列島だからこそ
FMわぃわぃ FMくらしき FMながおか FMピッカラ

2008年7月22日(火)
16 聴取率を超えるもの
「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送)
大竹まこと

2008年7月23日(水)
17 変わり始めた広告主
「あ、阿部礼司」(TOKYO FM) 日本ラジオ広告推進機構(RABJ)

2008年7月24日(木)
18 どんどん広がる 聴く空間
ラジオ沖縄 ラジオNIKKEI kikeruツールバー 「イヤー、マイッタマイッタ」(IBC岩手方放送) 「文化系トークラジオ Life」(TBSラジオ)
玉城美香

2008年7月25日(金)
19 NHKの新たな冒険
「ラジオビタミン」 「私も一言!夕方ニュース」(NHK第一)
村上信夫 神崎ゆう子 秋山ちえ子 

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2008年7月13日(日)10:00-12:00)

○「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2008年7月13日(日)10:00-12:00)

またもや、1週間毎日連続更新に挫折。やろうと思うと結構タイヘンだ。

そして、今週は日曜日に聴いた番組についてばかり書いている。実は、平日の間、あまりラジオを聴けていない。

さて本題。

ラジオで話題に上がった食べ物や本や映画などが気になって、ついつい「なら、オレも……」となりがちな私。伊集院光ご推奨だった「しっとりサクサクきなこ」(リスカ)もすぐに探し、宮川賢おすすめの梅ぼしのり(桃屋)に至っては、今や食卓に切らさぬよう気をつけているほど。

そして、今回気になったのはアメリカン・チェリー。安住紳一郎アナのトークを聴いての話。

2008年07月13日 聴取率調査週間、結果が出ました!(にち10ポッドキャスティング)

安住アナは10年来、値段の安いアメリカン・チェリー派で、日本のさくらんぼを購入の対象から除外してきたとのこと。ある日、紅秀峰が1パック\398と安く店頭に出ており、また「今年は豊作です。もうさくらんぼも食べ納め。来年はもうこの値段ではたべられませんよ」という店員手書きのPOPに後押しされ、日本のさくらんぼを遂に購入したのだとか。

これまでは、アメリカン・チェリーが、さわやかな酸味、果肉のヴォリュームや噛み応えの愉しさで日本のさくらんぼに勝っていると安住アナ思っていたが、全てにおいて日本のさくらんぼのほうが上で、ついには「アメリカン・チェリーが唯一勝てるのは、ティッシュにつく色の濃さぐらいだと思います」とまで言わしめていた。

実を言うと、私の場合はその逆で、いままでアメリカン・チェリーを手に取ったことがなく、自分で稼ぐようになってからは毎年佐藤錦を食べてきた。

別に私は裕福というわけでもないのだが、どうせ年に1回ぐらいしか食べないので、せっかく金を使うならいいほうを買っておこうという一点豪華主義の発露、あるいは、安物買いの銭失い回避策だ。端的に言えば、貧乏性が一周回って佐藤錦に辿り着いた次第。

ただ、大マスコミTBSの局員で押しも押されぬアナウンサー界のプリンスである安住紳一郎、おそらくかなりの高給取りのはず。冒頭で「貧乏な時期がしばらく続いた」と前置きしてはいたものの、経済的観点から考えると、佐藤錦や紅秀峰をためらうとは信じ難い。

それでもなお、アメリカン・チェリーに固執してきた彼の天の邪鬼さが、日曜お昼の小市民的ダウナー・トークに見事に結実していると考えれば納得できるような気もする。

私は、安住アナに唆されて、その夜、早速アメリカン・チェリーを購入。アメリカン・チェリー→紅秀峰というシフトによって安住アナが得た驚き、その逆は真ならず。佐藤錦に慣れてしまうと、アメリカン・チェリーはやっぱり今イチ。ともすれば硬口蓋と舌との圧力で果肉と種を分離することすら可能かもしれない佐藤錦の繊細さときたら。

最後に、さくらんぼ豆知識。同じパックのなかのさくらんぼにも熟れ方のムラがあり、いい具合に熟したものの甘さは筆舌に尽くし難い。よって、色づき方が薄いものは焦らずに翌日以降に取っておくのが吉。

ついでに言えば、毎年、種をプランターに植えているが、うまく発芽したためしがない。


奥が佐藤錦、手前がアメリカン・チェリー。
撮影前日ちょっと食べたので若干減っています。
Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2008年7月13日(日)25:00-26:45)

○「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、2008年7月13日(日)25:00-26:45)

「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、日25:00-26:45)を話題にするのは久しぶり。

さて、先週に続き、トップの話題は山本モナ。

旬の話題ではあるが、私としては、「二岡、さわやかそうな顔してるのにねぇ……」ってな程度の感想しかない。ちなみに、きのう山手線で見た『週刊実話』2008年7月31日号の中吊り広告曰く、「がんばれモナ!ニ岡はやめろ!」とのこと。やめることはないと思うが、巨人軍は紳士タレ

さて、さすが「サイキック」だと感心したのは iPhone の話題。 当代きってのお洒落デヴァイスiPhone を下ネタに結びつけてくるとはさすが。タッチ・パネルで画像を拡大するときの指の動きがイヤラシイとかなんとかで、エロ画像を保存しておいて拡大云々とかいう話だったと思う。不覚にも深夜に大爆笑してしまった。そんな喋りは新社屋には要らん、とは誠さんのツッコミ。

「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、2008年7月14日(月)25:00-27:00)のオープニング・トークでも「スタバで iPhone 使ってるヤツいて、『え〜!?』と思って。何か、そんなにベタなの恥ずかしくないの?」「今、iPhone 出した時点で、スネオみたいなもんじゃん」と揶揄しつつ、「サイキック」と同趣旨のトークを展開:

あれで中覗き込んだら、女性器の写真がバッチリ入ってて、それをニヤニヤいじってんだったら仲良くなれますけど。

カマトトぶるつもりはないけれども、私はこれらのネタを聴くまで、そんなこと全く思いもよらなかった。リスナーの人たちはどうだったのだろうか(みんなは普段、彼女のアソコを指で拡げたりしてんの?)。

ところで、暑い夜が続く昨今。

以前は自宅の室内で電波が入りづらかったので、日曜深夜に荒川土手に上がって聴くことを習慣にしていた。たとえば、こんなことまでやった:

誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2007年7月22日(日)25:00-26:45)(当ブログ内)

下記の方法で室内で聴くようになったものの、土手に比べるとKBSの混信が少し気になる:

図解:低コストで簡単なAMラジオの遠距離受信の方法(既出エントリーの改訂版)(当ブログ内)

ちなみに、2008年7月13日(日)の受信状況はこんな感じ:

受信場所:東京23区北部の住宅地(地面の海抜1m前後)の3F室内
録音方法:ELPA ER-21Tと上記外部アンテナを使って1008kHzを受信したものを、TalkMasterにライン入力で10秒間録音。

○「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、2008年7月13日(日)25:00-26:45)

 ダウンロード 200807132600.mp3 (21.0K)

来週あたり、久びさに荒川土手に行ってみようかと思う今日この頃。

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

爆笑問題の日曜サンデー(TBSラジオ、2008年7月13日(日)13:00-17:00)

○「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ、2008年7月13日(日)13:00-17:00)

「27人の証言」のコーナーのテーマは石ノ森章太郎だった

私は石ノ森作品そのものにはそれほど親しんでいなかったが、小学校の図書館にあった『マンガ家入門』『ボクはダ・ヴィンチになりたかった』を何度も借りて読んでいた。特に後者に病的に夢中だった。当時は、漫画家になりたいという気持ちも少なからずあったりしたので、どうすれば漫画が描けるのか、漫画家は何を考えているのかに興味をもっていたのだった。

番組で『サイボーグ009』の話が出たときに、太田光が、石ノ森SF作品の背後には

アーサー C. クラーク『幼年期の終わり』, Childhood's End (1953)

セオドア・スタージョン『人間以上』, More than Human (1956)

アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ』, Tiger, Tiger (1956)

などのSF小説の影響があると語っていた。確かに、石ノ森SFは手塚SFとは若干毛色が異なるとは思っていたけれども、そういう水路があったのかと感心。石ノ森は本や映画等、漫画以外の作品に積極的に接していたという証言も紹介されていた。恥ずかしながら、『幼年期の終わり』以外は初耳。

私は、こういう話がけっこう好きで、この番組の大きな魅力のひとつだと思う。文学や演芸の歴史を少し遡りながら対象について語るという切り口は、「日曜サンデー」にはあって、「日曜日の秘密基地」になかった要素だと思う。太田の語りの中に見え隠れする知識には、昨今はやりの「雑学」というよりもむしろ「教養」に近い匂いがする。

「伊集院光 日曜日の秘密基地」が好きだったせいで、「日曜サンデー」が始まった当初は期待うすだったが、今では結構気に入って聴いている。悲しいけれども、去る者は、日々に疎し。

彼のおかげでカート・ヴォネガット Jr. の『タイタンの妖女』とも出会うことができた。本当にすばらしい作品で、貴重な読書体験となった。よって以来、レヴュアーとしての太田光には一目置いている。

放送終了後さっそく神保町へ。とりあえず羊頭書房『虎よ、虎よ』を購入。この店はけっこう好きだ。古書店は日曜日には閉めているところが多いので、三省堂→東京堂→書泉グランデと巡回。『幼年期の終わり』は今年に入って新版が出たようだ。長らく入手困難だった(と思う)ので、やっと日本語で読める。

太田の話を聴いたとき、『サイボーグ009』と、最近深夜にやっているアメリカン・ドラマ『HEROES』がピシっと頭の中でつながった。異能の持ち主だがひとりでは不完全な者たちの話という意味では、『HEROES』も上述のSFの流れの中のひとつだな、と思ったりもした。

Google


| | コメント (0) | トラックバック (0)

祢屋 康(『レコード・コレクターズ』編集部)「ラジオ番組録音機器の進化で、気になる番組をいつでもどこでも」(MediaSabor、2008年7月14日)

祢屋 康(『レコード・コレクターズ』編集部)「ラジオ番組録音機器の進化で、気になる番組をいつでもどこでも」(MediaSabor、2008年7月14日)

先週は、1週間毎日連続更新にチャレンジしたが、あっけなく挫折。毎日更新している人はすごいと思うことしきり。

さて本題。「MediaSabor メディアサボール」というサイトがある。

トップ・ページおよび「メディア概要」のページによれば、

経営者、大学教授、ジャーナリスト、ライター、出版社スタッフ、業界紙スタッフ、NPOスタッフ、ブロガー、会社員の方々が、組織を超えて多様な視点を提供します。

という趣旨のサイトのようだ。

このサイトの祢屋 康(『レコード・コレクターズ』編集部)「ラジオ番組録音機器の進化で、気になる番組をいつでもどこでも」(MediaSabor、2008年7月14日)という記事の末尾、【編集部ピックアップ関連情報】という部分に私のブログの「サイマルラジオ」についてのエントリーが紹介されていた:

ラジオ番組録音機器の進化で、気になる番組をいつでもどこでも | 専門家や海外ジャーナリストのブログネットワーク【MediaSabor メディアサボール 】

『レコード・コレクターズ』は特集によっては買うこともあるので、同誌編集者のかたの記事の一部として紹介されるのはうれしい。おそらく本文以外は、MediaSabor メディアサボールの編集部の方が作成したものだと思われる。でも、やっぱり純粋にうれしい。

本文は、TalkMaster(サン電子)ラジオサーバーVJ-10(オリンパス)など、ラジオ・チューナーつきデジタル・レコーダーを、パソコンとラジオ放送の相性の悪さを解消する便利でニッチな製品として紹介している。祢屋氏は、もともとご家族が語学学習用にTalkMasterを購入したのを契機にラジオの面白さを再発見し、今ではピーター・バラカンの「WEEKEND SUNSHINE」(NHK-FM、土7:00-9:30)を録音して聴いているのだとか。いかにも、『レコード・コレクターズ』の編集者らしい選択。

本文の内容と私のブログのエントリーの話題は直接関係ないが、ラジオ放送とデジタル技術という意味では「関連情報」かもしれない。

何はともあれ、MediaSabor メディアサボールの編集部のかた、紹介して下さりありがとうございました。

補足

【編集部ピックアップ関連情報】で私のブログといっしょに紹介されていた、「面白いブログ記事ってラジオっぽい気がする」(Overlasting::Life、2008年3月24日)は、なかなか面白く、参考にもなった:

[O] 面白いブログ記事ってラジオっぽい気がする

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

週刊タケダ記者(仮)vol.17(2008年7月6日(日)-2008年7月12日(土)分)

○週刊タケダ記者(仮)vol.17(2008年7月6日(日)-2008年7月12日(土)分)

今回は週刊で出せました。

「週刊タケダ記者(仮)」バックナンバー:

週刊タケダ記者(仮)vol.1

週刊タケダ記者(仮)増刊号

週刊タケダ記者(仮)vol.2(2007年11月11日(日)-11月17日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.3(2007年11月18日(日)-11月25日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.4(2007年11月25日(日)-12月1日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.5(2007年12月2日(日)-12月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.6(2007年12月30日(日)-2008年1月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.7(2008年1月13日(日)-2008年2月2日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.8(2008年2月3日(日)-2008年2月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.9(2008年2月30日(日)-2008年3月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.10(2008年3月16日(日)-2008年3月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.11(2008年3月30日(日)-4月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.12(2008年4月13日(日)-2008年5月3日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.13(2008年5月4日(日)-2008年5月10日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.14 (2008年5月11日(日)-2008年6月7日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.15(2008年6月8日(日)-2008年6月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.16(2008年6月15日(日)-2008年7月5日(土)分)

国会担当、中国通として活躍する「タケダ記者」ことTBSラジオの武田一顕記者は、いまや同局の名物と言っても過言でない存在。国会で動きがあると颯爽と登場し、独特のアイロニーで辛口に調味された情報提供・分析で番組を盛り上げている。

小林信彦の『週刊文春』連載コラム「本音を申せば」でも好評価を受けている武田記者の、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:40)における発言のなかで「これは!」と思ったものをご紹介。表現の面白さを重視した「タケダ節」収集といった趣を目指す予定。

* * *

「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2008年7月9日(水)22:00-23:45)

「それだけでも資源の無駄じゃないか」

洞爺湖サミット閉幕を受けて:

渡辺真理 どうでしたか、サミットは?
武田記者 まぁ、何だか、よくわかんなくて——
藤井誠二 はははは。
渡辺 最初っから……。
武田記者 これねぇ、首脳の、この、いろんな首脳宣言とかありますよねぇ——
藤井・渡辺 はい。
武田記者 A4の紙でですね、ものすごいいっぱい資料が配られるんです。「こんなこと合意した」「こんなことやった」っていうのが。
渡辺 はい、はい。
武田記者 たぶんA4の紙をず〜っと——裏表書いてありますけども——積み上げるとねぇ、僕の身長ぐらいです。1m50cmとか60cmとか、それぐらいになるんですよ。
渡辺 え、この3日間でってことですか?
武田記者 この3日間で。
藤井 はぁ。
武田記者 出た紙が。
藤井 はぁ〜。
武田記者 それだけでも資源の無駄じゃないかって感じが——
藤井 はははは。
武田記者 これが各社、何百部って配られるわけですけど——
渡辺 そうですねぇ。
武田記者 英語もあります。
藤井 うん。

「こんだけ何度も、毎年あつまる意味が、何百億円もかけてねぇ、意味があんのかなぁ」

引き続き洞爺湖サミットについて:

武田記者 無駄だった話がは置いといても、こんだけあったのに、結局、その、注目されてた部分については、ほとんど物別れ、あるいは平行線に終わったと——
藤井誠二 そうですよねぇ。
武田記者 いうことですから、まぁ、こんだけ何度も、毎年あつまる意味が、何百億円もかけてねぇ、意味があんのかなぁ。隔年、2年に1っぺんとか、オリンピックの年に集まるとか、それでもういいんじゃないかなぁ、という印象はもちましたね。

「結局、執念とかそういうものがないから、何もまとめられずに終わってしまったということになるんでしょうね、たぶん」

引き続き洞爺湖サミットについて:

武田記者 じゃぁその「福田ビジョン」が、あのう、東京でサミット前に記者会見したわけですけどもね——
藤井誠二 うんうん。
武田記者 で、それからサミットが終わってみて、私、福田[康夫・内閣総理大臣]さん、結局なにやりたいのかなぁと。
藤井 うん。
武田記者 彼は外交やりたい、専門家だってのはわかりますけども、じゃぁそんなかで、地球環境問題、環境問題に関して福田総理が非常に今まで興味があったとかっていう印象・経歴はないですよね。
藤井 なるほどね。
武田記者 したがって、その、そこに、そのぅ、今回も、その、ずっと同行してると、話を聞くと、「福田総理の議長ぶりどうでした?」——「淡々と」あるいは「飄々と」。
藤井・渡辺真理 うん。
武田記者 ところが、例えば、言い方悪いかもしんないけど、アフリカから来てる首脳なんかは、自国で、まぁ、貧しい人が死んでる。
藤井 うん。
武田記者 それを盾に取ってといったら悪いかもしんないけど、お金を取りに来てるわけですよね。
藤井 そうですね。そうですね。
武田記者 で、ヨーロッパはヨ−ロッパで、いま景気がいい。これどうやって維持しようかと。
藤井 うん。
武田記者 アメリカはアメリカで、自国の経済悪いから、ブッシュ大統領は「何としても地球環境なんか合意しねぇゾ」っていう気合いで来てるわけですよね。
藤井 うんうん。
武田記者 そんなかで、淡々飄々とした議長ではですね——
藤井 うん。
武田記者 やっぱり、後ろで背中で、なんか火が燃えてるのが見えるぐらいの気迫がないとまとめられないし、現実にまとめられなかった。
藤井 うん。
武田記者 環境問題も、結果的には、じゃぁこの人付け焼き刃でね、1年経たない前に総理大臣になってやったんじゃダメでしょ、と。
藤井 うん。
武田記者 元もとやるはずだった安倍[晋三・前内閣総理大臣]さんは、途中で政権おっぽり投げて、今「私がやるはずだったんだ」みたいなことを言ってるみたいですけど、なにアホなこと言っとるんじゃていうことです。
藤井・渡辺 ふふふふ。
武田記者 そうして、結局、執念とかそういうものがないから、何もまとめられずに終わってしまったということになるんでしょうね、たぶん。
渡辺 わかりました。あの、ありがとうございました。気をつけて帰って来て下さい。
武田記者 わかりました〜。
藤井 は〜い、ありがとうございました。
渡辺 そうとう溜まってますね。
藤井 溜まってますね。

* * *

○武田記者の画像

ケンイチさんがコメント欄で、武田記者の画像を紹介してくれました。度たびありがとうございます。助かります。TBSラジオのメール・マガジン『954プレスメール』に貼られたリンクから見ることのできるコンテンツ「〜TBSラジオプレスメール〜 954写真缶」の一部です。ケンイチさんのコメントからも見ることはできますが、下記のサイトから『954プレスメール』を購読してからご覧になることをおすすめします:

TBS RADIO 954kHz | 〜TBSラジオプレスメール〜

◇「週刊タケダ記者(仮)vol.12」でご紹介した「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ、土13:00-15:00)のウェブページについて情報提供してくださったケンイチさんが、新たに武田記者の画像を紹介してくださいました。前回私は「たぶん、TBSラジオのサイトではココだけではないでしょうか」などと申しましたが、まだまだ甘いですね。

放送後記 2006年09月27日(水曜日)(〜夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio バツラジ)

◇既にコアな武田記者ファンであればご存知かもしれませんが、武田記者の画像が、意外なことに文化放送のサイトに載っています。

「文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」」という文化放送報道部のブログの2006年10月10日付けのエントリーで、安倍晋三首相(当時)の中国・韓国訪問の同行取材の韓国編で、取材中のスナップのひとつとして掲載されています。下記のページの3枚目の画像に注目:

○文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」:
安倍とどこまでも(韓国篇)   =吹野=

● △ ■ ×

私は「アクセス」ぐらいしかチェックできないので、武田記者が登場していると思われるTBSラジオの他のワイド番組(「森本毅郎・スタンバイ!」「荒川強啓 デイ・キャッチ!」など)で「これは!」と思われる発言を聴いた方は、お手すきの際にでもこのエントリーのコメント欄で情報提供して下されば嬉しいです。例えば、「「デイ・キャッチ!」で○×について△□と言っていた」程度で構いません。

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『954press』2008年7月号(TBSラジオ&コミュニケーションズ)

○『954press』2008年7月号(TBSラジオ&コミュニケーションズ)

TBSラジオの月刊広報誌『954press』2008年7月号(TBSラジオ&コミュニケーションズ)をゲット。無料。先月はゲットし損ねた。


表紙は「アクセス」の渡辺真理。

表紙の渡辺真理は、あいかわらずお美しゅうございます。6月27日で41歳だそうです。私の母親が41のときは、とっくに朽ちかけていたような……。

今回の『954press』も、表紙を入れて全16ページ:

表紙:渡辺真理
pp.02:「BATTLE TALK RADIO アクセス」出演者紹介
pp.03:アクセスの舞台裏
pp.04-05:T
BATTLE TALK RADIO アクセス INTERVIEW(渡辺真理・井上トシユキ)
pp.06-08:NEWS & EVENT INFO. 954発!
 「文化系トークラジオ~Life」ギャラクシー賞大賞受賞の紹介、公開放送の予定など。
p.9:音の花束~「OTTAVA」(オッターヴァ)~
p.10:TBSラジオ環境プロジェクト「今日よりちょっといい、明日を」
p.11:プレゼント情報など。
pp.12-13:Time Table
pp.14-15:BayStars Room
 
内川聖一選手(取材:白井京子954情報キャスター
裏表紙:内川聖一選手(横浜ベイスターズ)


「アクセス」の舞台裏

今号でいちばん興味深かったのは「アクセスの舞台裏」(p.03)。放送の進行に沿って、放送中のブース内だけでなく、副調整室やオペレーター・ルームなどの写真も豊富に番組の舞台裏が紹介されている。ラジオ馬鹿垂涎の濃い内容の1ページ。


武田記者登場!

もうひとつの(私にとっての)目玉は、TBSラジオの武田一顕記者の登場。p.10に、夏至の日に行われた東京タワーのライト・ダウン・イヴェントを中国のラジオ(中国中央人民広播電台)に生レポートしている武田記者の写真が掲載されている。武田記者のファンは『954press』2008年7月号を即ゲット!


公開放送の予定

ついでに、p.8の情報によると、鎌倉由比ガ浜にTBSラジオがCHINA QUICK と海の家を出す企画があるそうで、公開放送も予定されているのだとか:

7月19日(土) 木曜JUNK2「カンニング竹山 生はダメラジオ」

7月21日(月・祝) 「やべきょうすけのnextクローズ」

8月10日(日) 火曜JUNK「タカアンドトシのケチャケチャラジオ」

8月末(予定) 「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」


『954press』の入手方法

最後に、『954press』配布に関する情報をTBSラジオのサイトから下記の通り抜粋(最新情報はサイトで確認のこと):

 ○954press(TBSラジオ公式サイト)

◆954pressを配付している場所はどこ?◆

■都営線(計15駅)
都営浅草線   東日本橋、泉岳寺、三田、浅草橋
都営三田線   巣鴨、水道橋、三田
都営新宿線   市ヶ谷、九段下、小川町、馬喰横山
都営大江戸線   青山一丁目、六本木、大門、上野御徒町

■イトーヨーカドー(計90店舗)
●東京都
亀有駅前店/高砂店/四つ木店/金町店/立石店/小岩店/葛西店/木場店/三ノ輪店/恋ヶ窪店/エスパ昭島店/綾瀬店/西新井店/千住店/竹の塚店/大森 店/国領店/滝山店/東久留米店/東村山店/八王子店/南大沢店/上板橋店/戸越店/大井町店/府中店/武蔵境店/赤羽店/曳舟店/東大和店
●埼玉県
浦和店/大宮店/大宮宮原店/三郷店/加須店/久喜店/坂戸店/春日部店/上尾店/上福岡東店/川越店/川口駅前店/西川口店/新田店/草加店/東松山店/埼玉大井店/和光店/錦町店/蕨店
●神奈川県
伊勢原店/若葉台店/鶴ヶ峰店/洋光台店/桂台店/能見台店/上永谷店/上大岡店/たまプラーザ店/立場店/鶴見店/横浜別所店/大船店/茅ヶ崎店/厚木店/溝ノ口店/川崎港町店/エスパ川崎店/古淵店/相模原店/大和鶴間店/藤沢店/湘南台店/武蔵小杉店
●千葉県
新浦安店/エスパ我孫子店/我孫子店/臼井店/新四街道店/市原店/姉崎店/津田沼店/東習志野店/五香店/八柱店/幕張店/蘇我店/柏店/八千代店/流山店

※数に限りがございますので、品切れの際はご了承ください。
※毒蝮三太夫のミュージックプレゼントの中継現場でも配布しております。

◆954pressは郵送でも手にはいる?◆

ご希望の方は郵送代として1部140円分の切手を同封し、郵送先を明記の上お申込みください。
※2部以上の場合は希望部数を明記の上、部数分の切手(2部140円、3~4部の場合は200円分)を同封してください。

【宛先】 〒107‐8066 TBSラジオ「954press」7月号 係

954press定期購読のお知らせ

このほど、TBSラジオの広報誌「954press」定期購読の受付を2008年4月より始めさせていただくこととなりました。定期購読をご希望の方は、郵送代として140円切手を6枚と、下記、申込書をプリントアウトし必要事項を記入の上、同封し、お申し込み下さい。

954PRESS定期購読申込書
Google

| | コメント (1) | トラックバック (0)

スリーキャッツナイト2008(HBCラジオ、2008年7月6日(日)24:30-25:00)

○「スリーキャッツナイト2008」(HBCラジオ、2008年7月6日(日)24:30-25:00)

「爆笑問題 日曜サンデー 爆笑問題プレゼンツ全日本ラジオ新番組選手権2008」(TBSラジオ、2008年4月27日(日)13:00-17:00)で取り上げられてグランプリを獲得して以来、わりと聴いているこの番組。

「爆笑問題 日曜サンデー 爆笑問題プレゼンツ全日本ラジオ新番組選手権2008」(TBSラジオ、2008年4月27日(日)13:00-17:00)

スリーキャッツナイト2008(HBCラジオ:札幌、1287kHz、日24:30-25:00)

爆笑問題 日曜サンデー(TBSラジオ、2008年5月4日(日)13:00-17:00)

以上、すべて当ブログ内。

2008年7月6日(日)の放送をもって石橋佳奈が番組を卒業することが番組のエンディングで突然つげられた。東京に活動拠点を移すのがその理由だとか。爆笑問題の番組では、東京から通ってでも続けると語っていたが、やはり難しいのだろう。

さっそく、近ぢか『キャラ☆キング』(テレビ朝日、7月12日(土)27:10-28:05)という番組にレポーターとして出演するのだとか:

キャラ☆キング 石橋佳奈の本日快晴!気象予報士になりたいっ日記

生島ヒロシの事務所に所属しているそうなので、ひょっとしたらTBSラジオの生島ワイドにちょっと顔見せで出たりすることもあるかもしれない。以前に、これから売り出すタレントをゲスト出演させていたことがあったので。

ともあれ、ご健闘を祈ります。

もし彼女がブレイクしたりすれば、エア・チェックした放送がお宝音源になるのかも。

「スリーキャッツナイト2008」の後任は伊藤沙菜という方。北海道のテレビ等で活動しているアイドルとのこと。

Google

| | コメント (1) | トラックバック (0)

BATTLE TALK RADIO アクセス(TBSラジオ、2008年7月1日(火)22:00-23:40)

○「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2008年7月1日(火)22:00-23:40)

この日、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2008年7月1日(火)22:00-23:40)のバトル・トークのテーマは「あなたは葬儀の簡素化に賛成ですか、反対ですか?」というもので、トーク・パーソナリティー(日替わりのコメンテイター)の宮崎哲弥が得意とする話題で盛り上がったが(彼は「ラディカル・ブディスト」だそうです)、今回の本題はそこではない。

少し説明しておくと、「アクセス」は、いわゆる「トーク・バック・レイディオ」で、あるテーマにそってリスナーに意見を募り、かかってきた電話をスタジオにつないで番組が進行するスタイル。これが番組の本編。

今回の話題は、番組本編ではない。23:40から、ネット局では放送されていない東京圏のみの「アクセス特集」という10分間のコーナーがあり、原則として各曜日のトーク・パーソナリティーの個性を生かした企画が放送される。このコーナーはネットされていない代わりに、番組サイトでポッドキャスティングされている:

インターネット対談&Podcasting (アクセス)

宮崎哲弥に訊け!

しかし、火曜日の「宮崎哲弥に訊け!」だけは例外。宮崎おすすめの1曲かかるというコーナーなので、著作権上の問題でネット配信できないのだと思われる。

宮崎は、レギュラーの放送や、年末の宮台真司との特別企画「M2のテレビじゃ聞けないJ−POP批評」などで常づね「そこそこ心地よければそれでよい」という音楽への嗜好を語っているが、件のコーナーも「心地よさ」を重視した曲がかかる割合が極めて高い。番組本編の「バトル・トーク」後のカーム・ダウンも意識しているのではないかと私は想像している。

石川セリ「遠い海の記憶」(1974年)

したがって、あまり強い印象の曲はかからないのだが、2008年7月1日(火)にかかった、石川セリ「遠い海の記憶」(1974年)には度肝を抜かれた。

ちなみに、この曲は宮崎によると、NHK少年ドラマシリーズ「つぶやき岩の秘密」の主題歌で、宮崎少年は当時、この番組を殊のほか愉しみにしていたのだとか。宮崎の語り口から察するに、彼は作・編曲者の樋口康雄を高く評価しているようだった。石川は、井上陽水夫人。

先ほど私はこの曲に「度肝を抜かれた」と書いたが、決して激しい曲でもないし、強いメッセイジが感じられる歌詞でもない。

石川セリ「遠い海の記憶」(1974年)

作詞:井上真介 作曲・編曲:樋口康雄

いつか思い出すだろう
おとなになった時に
あのかがやく あおい海と
通りすぎた つめたい風を

きみをはぐくみ みつめてくれた
かなしみに 似た風景
追憶の片隅で
そっと とけてしまうのだろう

いまだ みつめておけ
きみの ふるさとを
その うつくしさのなかの
本当の すがたを

いつか おとなになって
きみは ふと気付くだろう
あのかがやく あおい海が
教えてくれたものは
なんだったのだろうと

詞だけを見ると非常に抽象的かつタイムレスな内容で、悪く言えばどうとでも取れる。石川セリの歌唱も非常に無機的で感情を抑えたものになっている。ただ、メロディーやアレンジには少しトリッキーさには特徴があり、全体としてレガートなメロディーのアクセントになっていて、独特の味を醸成している。詞・曲だけでなく、「つぶやき岩の秘密」を愉しみにしていた少年たちにとっては、ドラマによって惹起される感情が、これに上乗せさせるのかもしれない。

「独特の味」では説明になっていないと思うが、聴いて経験するしかない、そういった類の曲なのだ。しかし、敢えて言葉による表現を試みるなら、高揚と沈静が同時に訪れ、そして聴き手を少し不安にさせる——曲全体がそういった調子を生み出している。既知の説明可能な感情に分類するのが難しく、いつまでも心のなかにビリビリと残響を残すような曲だった。

音楽について語るとき「詞がいい」「曲がいい」といった語り方があるかもしれない。しかし、詞で語りつくせるなら曲は不要、曲で表現しつくせるなら詞は邪魔なはず。翻っては、曲と詞で構成されている以上、曲と詞で構成されたものとして享受すべきだ。追憶のなかの海は、抽象的・象徴的で、なおかつ胸騒ぎを起こさせるものかもしれない。

「遠い海の記憶」を聴くということは、そういうことを考えさせる経験だった。

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

週刊タケダ記者(仮)vol.16(2008年6月15日(日)-2008年7月5日(土)分)

○週刊タケダ記者(仮)vol.16(2008年6月15日(日)-2008年7月5日(土)分)

今回は名言集はお休み。後半に、武田一顕記者が登場するポッドキャストのリスト(2008年4月〜6月)があります。

「週刊タケダ記者(仮)」バックナンバー:

週刊タケダ記者(仮)vol.1

週刊タケダ記者(仮)増刊号

週刊タケダ記者(仮)vol.2(2007年11月11日(日)-11月17日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.3(2007年11月18日(日)-11月25日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.4(2007年11月25日(日)-12月1日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.5(2007年12月2日(日)-12月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.6(2007年12月30日(日)-2008年1月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.7(2008年1月13日(日)-2008年2月2日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.8(2008年2月3日(日)-2008年2月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.9(2008年2月30日(日)-2008年3月15日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.10(2008年3月16日(日)-2008年3月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.11(2008年3月30日(日)-4月12日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.12(2008年4月13日(日)-2008年5月3日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.13(2008年5月4日(日)-2008年5月10日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.14 (2008年5月11日(日)-2008年6月7日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.15(2008年6月8日(日)-2008年6月15日(土)分

国会担当、中国通として活躍する「タケダ記者」ことTBSラジオの武田一顕記者は、いまや同局の名物と言っても過言でない存在。国会で動きがあると颯爽と登場し、独特のアイロニーで辛口に調味された情報提供・分析で番組を盛り上げている。

小林信彦の『週刊文春』連載コラム「本音を申せば」でも好評価を受けている武田記者の、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:40)における発言のなかで「これは!」と思ったものをご紹介。表現の面白さを重視した「タケダ節」収集といった趣を目指す予定。

* * *

今回は名言集はお休み。後半に、武田一顕記者が登場するポッドキャストのリスト(2008年4月〜6月)がありますので、そちらをお愉しみ下さい。

* * *

○武田記者の画像

週刊タケダ記者(仮)vol.12」でご紹介した「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ、土13:00-15:00)のウェブページについて情報提供してくださったケンイチさんが、新たに武田記者の画像を紹介してくださいました。前回私は「たぶん、TBSラジオのサイトではココだけではないでしょうか」などと申しましたが、まだまだ甘いですね。

放送後記 2006年09月27日(水曜日)(〜夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio バツラジ)

既にコアな武田記者ファンであればご存知かもしれませんが、武田記者の画像が、意外なことに文化放送のサイトに載っています。

「文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」」という文化放送報道部のブログの2006年10月10日付けのエントリーで、安倍晋三首相(当時)の中国・韓国訪問の同行取材の韓国編で、取材中のスナップのひとつとして掲載されています。下記のページの3枚目の画像に注目:

○文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」:
安倍とどこまでも(韓国篇)   =吹野=

* * *

TBSラジオのポッドキャスティングで聴く武田記者

TBSラジオのサーヴァー上の武田記者が登場したコンテンツをリスト・アップしてみました(2008年4月〜6月)。他にもご存知の方は、お手すきの際にでも下のコメント欄でご紹介ください。

2008年3月以前のリストは下記をご参照ください:

週刊タケダ記者(仮)vol.10(2008年3月16日(日)-2008年3月29日(土)分)

週刊タケダ記者(仮)vol.11(2008年3月30日(日)-2008年4月12日(土)分)

全部聴いてると大変ですが、テーマをざっと一覧するだけでも、2006年7月以降の国会の主な動きがよくわかります。「あの出来事、そんな前だったっけ?」などといった感じで、結構愉しめます。Let's scroll it down!!

「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:40)

2008年4月:

アクセス特集・二木啓孝+麻木久仁子+武田一顕・4月11日(金)(テーマ「小泉さんは何を狙っている??」)

  2008年5月:

アクセス特集・上村幸治+武田一顕+二木啓孝+麻木久仁子・5月11日(金)(テーマ「中国問題」)

2008年6月:

アクセス特集・二木啓孝+麻木久仁子+武田一顕・6月13日(金)(テーマ「福田内閣について」)

「ストリーム」(TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)

2008年4月:

4/10(木)ニュースさかさメガネ『党首討論で福田と小沢が激突〜小沢の意図と民主の党内事情』

4/28(月)ニュースさかさメガネ『衆議院補欠選挙で自民党大敗・・・ これからが難しい民主党の舵取り』  

4/30(水)ニュースさかさメガネ『ガソリン税復活〜政治報道もおかしくないか?』

2008年5月:

5/13(火)ニュースさかさメガネ『道路整備財源特例法改正案再可決、で今後の政局はどうなる?』

5/14(水)ニュースさかさメガネ『四川省大地震〜現地最新リポート』

5/16(金)ニュースさかさメガネ『四川省大地震、日本の救援隊が現地での活動を開始!中国はどうしてこんなに外国の救助を拒んだのか?! 』

5/29(木)ニュースさかさメガネ『中国に自衛隊輸送機派遣へ〜まさかの自衛隊受け入れの背景は? 』

2008年6月:

6/4(水)ニュースさかさメガネ『福田総理ヨーロッパ歴訪〜福田外交に「国益」の視点なし』

6/20(金)ニュースさかさメガネ(タバコ1箱\1,000の話)

● △ ■ ×

私は「アクセス」ぐらいしかチェックできないので、武田記者が登場していると思われるTBSラジオの他のワイド番組(「森本毅郎・スタンバイ!」「荒川強啓 デイ・キャッチ!」など)で「これは!」と思われる発言を聴いた方は、お手すきの際にでもこのエントリーのコメント欄で情報提供して下されば嬉しいです。例えば、「「デイ・キャッチ!」で○×について△□と言っていた」程度で構いません。

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

文化系トークラジオLife 特別再放送ギャラクシー賞大賞受賞作・濃縮版(TBSラジオ、2008年6月29日(日) 20:00-21:10)

○「文化系トークラジオLife 特別再放送ギャラクシー賞大賞受賞作・濃縮版」(TBSラジオ、2008年6月29日(日) 20:00-21:10)

※ちょっとだけ加筆(2008年7月4日)

ギャラクシー賞ラジオ部門大賞受賞作「文化系トークラジオ Life」(TBSラジオ、2007年6月3日放送、テーマ「運動」)のダイジェスト版が放送された。

受賞した回の放送は全編、現在もポッドキャストで聴くことができる:

文化系トークラジオ Life: 2007/06/04 「運動」 アーカイブ

メインMCの鈴木謙介が本編の冒頭で、自分は反体制的だけれども既存の運動に限界と不安を感じている「運動しない派ではないんだけど、できない派」であるという立場を明らかにしたが、私も非常に近い立場で、よく理解できる。

ゲストは、松本哉外山恒一。いずれも日頃から注目している人物なので、改めて聴くことができて満足。


素人の乱を初めとする松本哉の活動については、『論座』<特集:グッとくる左翼>2007年4月号(朝日新聞社)に詳しい(ちなみに『論座』は今年10月で休刊だそうです)。放送でも言及されていた爆笑の「三人デモ」はコチラ:

YouTube - WE ARE THE THREE (ONLY!)

外山恒一の熊本での動静は、本人のウェブサイトだけでなく、下記サイトのウェブラジオも必聴。都知事選挙後の熊本市議会議員選挙・道路交通法違反での逮捕の話などの詳細を知ることが出来る:

FMC/概ね日刊・深夜快速・臨時増発号『外山恒一・政府転覆首謀者のアーカイブス』

東京都知事選挙の政見放送を久びさに見たいという人はコチラ:

YouTube - 外山恒一の政見放送

そういえば、選挙のときには高円寺に外山恒一を見に行ったなぁ、オレ

さて本題。

放送を聴きながら自然と、以下のように、番組内容そのものとは別のことを考えた。

一度本放送で聴いた番組を、今回のこうしてダイジェスト版を聴いてみて、ラジオにおいて「時間」がもつ意味について考えた——パンクチュアルな意味でも、プログレッショナルな意味でも。

夜とはいえまだ早い時間に聴くダイジェスト版と、月1回日曜日のクソ夜中に聴くロング・ヴァージョンとではまるで趣が違うという。

私はこの番組を、どこか「寝ずの番」のような気持ちで聴いている——何の「番」をしているのかは不明だが、世界が眠りのなかにいる時刻に、他の番組が扱わないようなテーマを他の番組がやらないようなアプローチで語る番組を聴く「わざわざ感」もこの番組の魅力だと思う。

また、時間の経過という観点で言えば、放送が進むに従って心に去来する高揚や鎮静や——あるいは睡魔や——そういったもの全てを含めたものが一体となってはじめて、ラジオ番組が「放送局のコンテンツ」から「私の経験」に変わる。長い時間をかける、というところが意外と重要だということが判った。

何だかんだで明け方に向けて心身ともに蕩尽しつつ、番組が終わるとちょっと何かが残るという感じが他の番組にはないところだ。30分や1時間で一気に駆け抜けるように番組が終わったのでは、「心のおみやげ」が残らない。

※当ブログ内の関連する思われるエントリー:

雨宮処凛のオールニートニッポン(ウェブラジオ、オールニートニッポン)

※当ブログ内の「文化系トークラジオ Life」を扱ったエントリー:

文化系トークラジオ Life (TBSラジオ、2007年8月26日(日)25:40-28:00)

文化系トークラジオ Life(TBSラジオ、2007年10月28日(日)、11月25日(日)25:30-28:00)

文化系トークラジオ Life(TBSラジオ、2008年4月27日(日)25:30-28:00)

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »