« DoCoMo東京REMIX族(J-WAVE、土17:00-17:54) | トップページ | 週刊タケダ記者(仮)vol.7 »

〜夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio - バツラジ -(TBSラジオ、2008年1月29日(火)24:00-25:00、1月31日(木)24:00-25:0)

○「〜夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio - バツラジ -」(TBSラジオ、2008年1月29日(火)24:00-25:00、1月31日(木)24:00-25:0)

今週の「~夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio - バツラジ -」(TBSラジオ、月〜木24:00-25:00)は、かなり充実した内容だったと思う。

「~夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio - バツラジ -」(TBSラジオ、2008年1月29日(火)24:00-25:00)

ハンドボールの話題を取り上げる際のクールな姿勢は、なかなか良かった。NHKのBSでは、K-1か何かのように過剰にショウ・アップされた中継が放送されたのだとか。ウェブラジオFMCでも度たび言及されてきたが、NHKの民放コンプレックスときたら。

関係ないが、東国原英夫宮崎県知事、確かハンドボール経験者で、かなり優秀な選手だったと聞いたことがある。

また、この日は武田一顕記者も登場したのも良かった。

さて本題だが、この日の放送で最も奮っていたのは、赤倉の旅館で家族5人で16連泊の宿賃106万910円を踏み倒した一家の事件についての話題だった。

一家5人で無銭飲食17日間 代金106万踏み倒す(讀賣新聞、2008年1月30日)

当然、他のメディアでは踏み倒しを非難したり呆れたりする論調が大勢だったのではないかと想像できる。しかし「バツラジ」は赤倉の別の旅館に問い合わせ、次のような情報を聞き出す:

○○(=踏み倒しにあった旅館)は、とにかくクレームの山。サービスは悪いし、蒲団はカビ臭い。ずっと前から宿泊者のクレームのメクヤクチャ多い宿として地元では有名。このままでは赤倉全体のイメージが悪くなると、観光協会が廃業を勧めた程だとか。

また、番組が旅館の口コミ情報サイトの内容として紹介したのは:

朝御飯のおかずが少なかった。

主人の応対はあまりよろしくなかった。
お客に失礼な言葉を平気で吹っかけるのは気分が良くない!

部屋はこじんまりと古く、掛け軸は破けてたり、
畳はきしんでいた。

というものだった。それにしても「掛け軸は破けたり」って。

これに対する宿のコメントは、客のクレームが不当であると主張した後に:

実際あなたが泊ったことのある宿であなたが満足した宿を教えて下さい。勉強に行ってきます。

という喧嘩腰な内容だったとか。

以上を踏まえ、無銭宿泊は良くないと前置きした上で、番組が「ココでの穿ち」として提示したストーリーは、この家族は、宿のあまりの対応の酷さに宿賃を払う気が失せた可能性がある、という内容だった。本当かどうかは判らないものの、それなりの説得性があるように感じられる。

昼の地上派では到底このようなアプローチなかなか出来ないだろう。況んやテレビにおいてをや。昼の光の建て前に対して、闇夜の片隅に別様の理性を見た思いだった。

ただひとつ難を言えば、その口コミサイトを実際に見てみると判るが、「バツラジ」の「手紙」に出てくるお客のコメントは、やや都合よく編集されている。「価格としては満足☆ 」「全体としては、赤倉温泉の町に繰り出すにはもってこいの場所なので、格安観光にはもってこいの宿でした。」という全体の文脈を捨象しているのだ。せっかくの手柄が台無しだ。そんな編集をしなくても、宿側の喧嘩腰の姿勢は充分伝わったはずだと思う。

この話題の他には、「田舎に泊ろう!」(テレビ東京)の裏話や、ウェブサイト「公園総合センター」の話もなかなかだった。

「~夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio - バツラジ -」(TBSラジオ、2008年1月31日(木)24:00-25:00)

喉の調子を崩してハスキーな外山惠理アナウンサーも良かったが、それにも増して、朝日新聞・讀賣新聞・日本経済新聞の3紙が始めた新聞記事相互比較サイト「新S あらたにす」のサーヴィス開始の話題における宮川賢の発言が、非常に正鵠を射ていたので紹介したい。

この話題で、話が一面コラムと書評の比較に及んだ時に、宮川は評論の意義について次のように語った:

書評は大事ですよ——ん〜——と思う。

書評を大事と思ってから、あのぅ、CDも、あのぅ何ていうの、評論とかそういうのが大事だなというようなことは、やっぱ、当り前だけど気付くよね。

どういうことかって言うとさぁ、あのぅ、じゃぁ書評とか、そのぅ、人の評価を物差にしないとなると、やっぱ売り上げとかを見ることになるじゃないですか、データでね。で、本で売り上げ見るとさ、何か、『ナントカホームレス中学生』とか『ナントカ力』とかそんなもう、ちっとも読みたくない本ばっか出てくるワケじゃないですか。

だけど、書評を読むと、「おぉ〜」って、読みたい物には必ず出会えるもんね。ていうことに気付くと、待てよ〜、ねぇ、トップ10入ってるからっつて試聴しちゃ「いいんじゃないの、買っとくか」みたいなことは、あんまやんない方がいいんじゃないかCDなんかも、すんごく強く思うよね〜、本当に。オレ最近ね、似たようなことをね感じてるよ。

単なるデータではない、人による評価という物差——評論について明確に言語で外部化できないまま何となく心のどこかで感じていた事柄を、ここまで端的にかつここまで平易に言い表してくれると、正直言ってラジオの前で嬉しくなってしまう。

一応、このブログも「批評」と銘打っている以上、宮川の言うような役割を意識して来なかったわけではない——こういうといかにも大仰だが、要は私のブログを読んだ方が「私もそう思った」「ホントにそうかなぁ?」「こいつのおススメの番組を聴いてみよう」などと思って下されば嬉しい、という程度の話。皆さんのリスニング・ライフが少しでも充実したものになればよいと密かに願っているといった感じ。

蛇足だが、この話に絡めて言えば、私は、月曜「DAYBREAK」(TOKYO FM、月27:00-29:00)をおススメしていこうと思う。

実は、この土曜日(2008年2月2日)に、月曜「DAYBREAK」に関係する情報収集に出かけてきました。その内容とは——つづく。

Google

|

« DoCoMo東京REMIX族(J-WAVE、土17:00-17:54) | トップページ | 週刊タケダ記者(仮)vol.7 »

AM」カテゴリの記事

TBSラジオ」カテゴリの記事

ラジオ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〜夜な夜なニュースいぢり〜X-Radio - バツラジ -(TBSラジオ、2008年1月29日(火)24:00-25:00、1月31日(木)24:00-25:0):

« DoCoMo東京REMIX族(J-WAVE、土17:00-17:54) | トップページ | 週刊タケダ記者(仮)vol.7 »