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2008年1月

DoCoMo東京REMIX族(J-WAVE、土17:00-17:54)

○「DoCoMo東京REMIX族」(J-WAVE、土17:00-17:54)

「DoCoMo東京REMIX族」(J-WAVE、土17:00-17:54)でスカシカシパン(棘皮動物門ウニ綱カシパン類)が話題になっており、「スカシカシパン情報局」というコーナーまで出来ている。スカシカシパンの写真はコチラ:

こちらスカシカシパン情報局(81.3 FM J-WAVE : 東京 REMIX 族 blog、2008年01月05日

○スカシカシパン(しょこたんぶろぐ、2007.04.07 [Sat] 21:13)
○スカシカシパン(しょこたんぶろぐ、2007.08.13 [Mon] 17:13)

このスカシカシパン(棘皮動物門ウニ綱カシパン類)をモチーフにしたスカシカシパン(菓子パン)がローソンで2008年1月29日(火)に発売された:

しょこたん♡ぶろぐ で紹介されたスカシカシパン「中川翔子プロデュース」の菓子パン発売決定(ニュースリリース - ローソン)

ちなみにこのニュース・リリースには「DoCoMo東京REMIX族」への言及は一切ない。

朝のテレビでスカシカシパン(菓子パン)が話題になっていて、ラジオのことを想い出したので買ってみた:


パッケージ真ん中にQRコードがあり、動画のサイトにアクセスできるらしい。


表面がうっすらシュガー・コーティングされている。


中には何も入っていない。

砂糖の甘さはそれほど好きではないので正直言って好みの味ではない。多分、今回が最初で最後の購入。一応、取り急ぎご報告まで。

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鶴間政行『人に好かれる笑いの技術』<アスキー新書>(アスキー、2008年)

鶴間政行『人に好かれる笑いの技術』<アスキー新書>(アスキー、2008年)

鶴間政行氏は、ラジオ・ファンにとっては「コサキンDEワァオ!」(TBSラジオ、土24:00-25:00)の構成作家としておなじみかもしれない。放送内で笑い声を確認することができるし、時折発言したりもする。その「コサキンDEワァオ!」の2008年1月26日(土)(あるいはもう一週前だったかもしれない)放送分で、この本『人に好かれる笑いの技術』<アスキー新書>(アスキー、2008年)について知った。

率直に言って、コミュニケイションが円滑にできるちょっとしたコツとか、人生が豊かになるとかいった類の、万人向けのこの手の実用書はあまり好きではない。ただ、読んでみると、質問に対して1分・3分・5分の3パターンで答える練習をしておく、など「コレはすぐに使える!」と思わせる内容もあり、実際のところ面白い。しかし、この本に手を伸ばしたのには別の理由があった。あることを確認したかったのだ。

かつて「斉藤洋美のラジオはアメリカン」(TBSラジオ、1985年4月〜1993年6月)というラジオ番組があった。実を言うと、この番組が、私が初めて聴いたラジオの深夜番組で、ラジオ馬鹿への途の出発点だった。

「ラジオはアメリカン」(=「ラジアメ」)は、トータルでは15年強続いた番組で、メイン・パーソナリティによって「大橋照子のラジアメ」(1981年4月〜1985年3月)、「斉藤洋美のラジアメ」(1985年4月〜1993年6月)、「大原のりえのラジアメ」(1993年7月〜1996年6月)の3期に分けることができる。私は「斉藤洋美のラジオはアメリカン」の途中から聴き始めた。

この調子で、いつものように脱線して「ラジアメ」について書きたいのは山やまだが、また別の機会にじっくり書きたいのでここまでにして話を戻す。

「斉藤洋美のラジアメ」で「男性アシスタント」として洋美さんに毎度鋭いツッコミを入れていたのが、構成作家の鶴間さん——こう呼ぶのが一番しっくりくる——だった。この番組で構成作家という職業を初めて知った。

数多のテレビ・ラジオの構成作家としてヒットを飛ばし、いまや大御所といっても良い地位にある鶴間さんも、私にとっては第一義的に、「ラジアメ」の「男性アシスタント」なのだ。この本は、鶴間さんの構成作家としての経験を踏まえて書かれているというような話を聴いていたので、「ラジアメ」についてどれだけ言及しているのかが、私の最大の関心事だった。

しかし、残念なことに「ラジアメ」についての記述が見られたのは、「ラジオはリスナーとの絆」(pp.41-46)と題された一節においてのみ。「安定感」の照子さんにたいして「おぼつかない」洋美さんが効果的に対比され、洋美さんの「ラジアメ」が「おぼつかない」にもかかわらず8年も続いたのは、その「おぼつかなさ」を何とかしようとリスナーが団結したことによる、と見事にまとめられていた。

このまとめは実に言いえて妙なのだが、私にとってはコンパクトすぎる。先述の通り、鶴間さんは押しも押されぬヒット・メイカーで、多くの番組に参加してきたのだから、それも仕方がない。でも、この寂しさをどう表現したらいいのやら。

※おまけ(サイト紹介)

斉藤洋美関連:

このエントリー執筆時(2008年1月29日)現在、洋美さんは「斉藤洋美のハッピースタイル」(FM立川:東京都立川市周辺 84.4MHz、日9:00-12:00)のメインMCを担当中:

斉藤洋美のハッピースタイル

その他:

斉藤洋美のシネマリーナ − パーソナリティー斉藤洋美の映画情報
斉藤洋美のVOICE de シネマ
斉藤洋美の”洋美だぜぃ!”
斉藤洋美の本棚 : Booklog
斉藤洋美・中野ダンキチの秘密基地トーク

ファン・サイト:

Moment of Sunrise —本館—(書き起こしに近い「ラジアメ」のダイジェストなど)

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はやおきラジオ水谷ミミです(東海ラジオ、2008年1月27日(日)6:30-9:00)

「はやおきラジオ水谷ミミです」(東海ラジオ、2008年1月27日(日)6:30-9:00)

今回も他人様のブログの話から始まる。

ときどき見ている、2児のおとうちゃん(2児パパ)さんのブログで懐かしい名前の意外な話題を発見——江越哲也が東海ラジオに出演。

○水谷ミミさんに江越哲也さん生出演!(ラジオでクネクネ、2008年01月26日)

2児パパさんによると、「はやおきラジオ水谷ミミです」(東海ラジオ、日6:30-9:00)に江越哲也が電話で生出演するのだとか。熊本ではテレビ・ラジオでお馴染みの顔および声。ウェブラジオFMCでも、榎田信衛門の口からときどきその名を聴くこともある。「土曜だ!!江越だ!?」(RKKラジオ、12:25-18:00)で水谷ミミの「もうすぐ30」という曲がヘヴィー・ロウテイションになっていることが縁らしい。熊本のDXerたちはこの朝、東海ラジオに耳を傾けたのだろうか?

正直言って江越の番組の想い出はないのだけれども、とてもBCLな話題なので、日曜の朝に東海ラジオ(1332kHz)にダイヤルを合わせてみた。

以前使っていたPanasonicのラジカセRX-DT99(「コブラトップ」が売りだった)では、自室内で快適に東海ラジオやCBCラジオを聴くことができたが、TalkMaster や ELPA ER-21Tではどうか?——と思ったが、窓際でちゃんと聴こえた:

10秒エアチェックの結果(TalkMaster内蔵マイクで録音):

ダウンロード 200801270818.mp3 (20.5K)

江越は8:25ぐらいに登場。日曜の早朝ワイドなので特別に刺激的でもなく、遠距離受信で聴く電話出演の江越の声は「こんな声だったかなぁ」と、正直言ってピンと来なかった。記憶とは日々薄らいでゆくもの。

水谷ミミの名は「伊集院光 日曜日の秘密基地 夏先取り!日本全国バカ音頭スペシャル」(TBSラジオ、2006年6月18日(日)13:00-17:00)で紹介された「シワシワ音頭」(1979年)で聴いたことがあった。サードメン高橋卓也のレポートによると「シワシワ音頭」は「三十路女性の悲哀を歌っています」とのこと。同じネタだ。

そういえば、『おバ歌謡』は後続のCDが全然出ない。どうなってるのかな?

ちなみにちょっと脱線すると、「バカ音頭スペシャル」で、サンドウィッチマン伊達みきおは、プロデューサー池田卓生がタイタンライブで見つけた仙台出身の「面白いデブ」として「秘密基地」初登場。このときは、こんなにブレイクするとは思っていなかった(失礼)。伊達は好青年然とした爽やかな語り口で、顔を初めて見たときはギャップに驚いたものだった。

サンドウィッチマンのM-1グランプリ優勝、おめでとうございます。

「はやおきラジオ水谷ミミです」に話を戻すと、放送内で水谷の求めに応じて江越が自己紹介したことで、彼はオールナイトニッポン主催の第1回全国DJコンテスト優勝者であることを初めて知った。

オールナイトニッポンの全国DJコンテストは、その後どのくらい続いたのだろうか? そう言えば、最近ラジオ発のスターが少ない気がする。ニッポン放送は、独自に逸材を発掘しようという雰囲気が今もまだ残っているが、TBSラジオの深夜は名の知れたお笑い芸人で占められてしまって正直言ってつまらない。各局でこぢんまりと新人発掘するだけでなく、例えば、民放ラジオ局が合同でコンテストを開催して、各局が「コレは!」と思ったDJを自分の局に招き入れるトライ・アウトみたいなことをやったりすると話題性もあって面白いかもしれない。

ついでに江越について調べたら、FM802(大阪府、80.2MHz)の開局番組にも参加し、FM802初期の朝の声だったらしいことも判った。ネットで検索したところ、江越の802復帰を望む声は少なくないようだ。先程、FM802開局にまつわる経緯をひとりのスタッフの視点で綴った、森綾『読むFM802』(日経BP出版センター、1994年)を書棚から出して確認したところ、開局番組について確かに記述があった:

「あの熱を忘れない。早朝にあれだけの電話をもらったことで、どれだけ自信をもてたか」

と、DJの江越哲也さんは思い出すたびうれしそうに語る。(p.81)

ちなみに『読むFM802』、オシャレFMでも、背後には作り手の人間臭い物語があることが解るよい本だった。

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ラジオ第17回 小沢昭一の小沢昭一的こころ(とくながたかのりのSPECIAL Days、2008年1月5日(土))

「ラジオ第17回 小沢昭一の小沢昭一的こころ」(とくながたかのりのSPECIAL Days、2008年1月5日(土))

「ラジオ第17回 小沢昭一の小沢昭一的こころ」(とくながたかのりのSPECIAL Days、2008年1月5日(土))

今回は番組評ではない。

とくながたかのりさんという方のブログのあるエントリーを是非ご紹介したい。他のブログを主として紹介するエントリーは本ブログでは初めてだと思う。以前に私のブログにコメントを下さったことをきっかけに時どき拝読している。

ちなみに、とくながさんは絵本作家でご著書も上梓されている。このブログをお読みの方でお子さんのいらっしゃる方は(そうでない方も)ご一読を:

さて、とくながさんが2008年1月5日(土)のエントリーで「小沢昭一の小沢昭一的こころ」(TBSラジオ、月〜金12:20-12:30)について番組の来歴を概説して下さっている。とくながさんの番組に対する愛も含めて、ラジオ馬鹿なら一度読んで頂きたい内容:

「ラジオ第17回 小沢昭一の小沢昭一的こころ」(とくながたかのりのSPECIAL Days、2008年1月5日(土))

小沢昭一には聴き手・送り手を問わず、凡そラジオを愛するものであればこの番組に一目置いているはず。かつて伊集院光が、「世代的に番組内容にそのまま共感できるというわけではないが、あのおじさんから「おもしろ」が出ているのは判る」という趣旨の言葉で小沢を評したが、巧い表現だと思った。ちなみに月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、月25:00-27:00)の現在のエンディング・テーマは小沢昭一「父ちゃん音頭」。

ギャラクシー賞受賞(第30回)は当然としても、この番組が菊池寛賞(第55回)まで受賞していることは寡聞にして知らなかった。また、かつてこの番組にトヨタがスポンサーとしてついていたことや、そのトヨタとの後の関係など、今回初めて知ることが多かった。ラジオ界において最もアナログな雰囲気を漂わせる「小沢昭一の小沢昭一的こころ」が、どうしてネット・ラジオの先駆けとなったのかという話は、ラジオ馬鹿としてはとても美しい話だと思いつつ読んだ。

小沢昭一の小沢昭一的こころ

そういえば私が九州のクソ田舎で小学生だった頃、学校帰りに通りすがりの家の勝手口から、夕餉の支度の音に混じってあのお囃子が聴こえてきたものだった。正直言って、番組に対するリスペクトを忘れたことはないが、決して聴きやすい放送時間ではないので、それほどは聴いていない。今は昼の「大沢悠里のゆうゆうワイド」(TBSラジオ、月〜金8:30-13:00)内での放送なので、「うちの田舎では夕方、東京では昼なのか」などと思い違いしていた。当然、番組の歴史も知らず。単にそれだけの話ではないらしいということが、この度はじめて判った。

TBSラジオは、小沢が生きている間にこの番組を終わらせるなどという暴挙に出たりはしないと思うので安心はしているが、ネットでもいいので聴ける時は聴くようにしようと思う今日この頃。

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誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2008年1月20日(日)25:00-26:45)

○「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、2008年1月20日(日)25:00-26:45)

この日の受信状況:

ダウンロード 200801202533.mp3 (21.0K)

寒いですね、1月中旬の荒川土手は。あたりまえか。

自作ループ・アンテナが思うように機能しない。100円ラジオから抜いたバリコンの詳細が判らず、したがってコイルの巻数も判らず。相変わらず土手で「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、日25:00-26:45)聴取。日曜の深夜から翌日の午前中にかけて雪の予報。確かに西の空一面に墨を流したような真っ黒な雲。雪は結局降らず。むしろ、雲のせいでここ数回のなかでは最も暖かい——でも寒いことは寒い

ちなみみ、私が「誠のサイキック青年団」を土手で聴くようになった経緯はこちら:

誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2007年7月22日(日)25:00-26:45)

株安の話

あ、また株の話か……と思ったが、予想に反して今回の話は相当面白かった。

投資には全く興味がない……と言えば嘘になるが、やっぱり、それほど興味はない。したがって私は、ニュース番組や新聞の経済面を見る程度で、新聞に小さい字でびっしり書かれている市況を具にチェックしたり、況んやネットで相場の動向をリアル・タイムに見守ることもない。

正直、眞鍋かをり同様「株安なんだから買い時なのでは」と私も思っていた。「円高だしドル買うか?」とも思いかけた。「お前、昨日買ったんか?」という誠さんのお言葉、ごもっともです。ちなみに、「投資家・眞鍋かをり「投資も恋愛も慎重派です!」」(ORICON STYLE、2008年01月17日)とのこと。

月曜朝のテレビ東京のニュースを見ると、Barron's の記事を紹介。アメリカのストラテジストたちも「優良な銘柄が魅力的な価格になってきた」みたいな見解なのだとか。まぁ、連中は半ば国策の片棒担ぎだろうけど。火曜の朝のニュース(月曜の取り引き)では「下げ止まらず、東証535円安」、火曜日の夜にはさらに暴落だと言っていた。23日水曜日の朝刊は、アメリカの利下げを報じた。

少なくとも、今は全く買いどきでないことだけは解った。本当に「地獄の底が割れた」のかもしれない。

自室で株価の下落に目を血走らせる誠さん、チャイムの音、インターホンの向こうのエビちゃんみたいな若い女——この話には声を出して笑った:

「すみません、あの、大和証券です。口座開きませんか?」——開きっぱなしや!

証券会社の営業の人も大変だなぁ、こんな時に。そういえば思い出したのは、倒産したアノ大手証券会社に勤めていた先輩が「同じ証券会社の違う支店同士で客を取り合うんだよ」と言っていた。御苦労様でした。

番組内で出た、ジョージ・W・ブッシュのバラマキ政策が結局ドル売りにつながる話、「買いたくても買えない人も、もう出てきてんねん!」という話、長期保有のつもりで買ったトヨタ・ホンダ・シャープなどの優良と思われる大企業の株が暴落で売るに売れなくなった人の話などは興味深く、他に、サンダーバード4号→2号→1号の譬えも効果的で解りやすかった。

単に面白おかしいだけでなく、実際に株の売買を行っている人ならではの生々しい話は、正直言って勉強になった。誠さんはネットやスポーツ紙などで株がらみの仕事をもっているそうだが、今のところ見たことがない。今回の放送の調子であれば、きっと面白いに違いない。

小泉改革に後押しされて、かつてのような博打うちみたいな人だけでなく、ごく普通の人が有利な運用のために銀行代わりに株式投資にシフトしてきた話をきちんと取り上げたの良かった。「郵政民営化」のワン・フレイズで神輿担ぎに加わった有権者は、あの時もう少し考えるべきだったかもしれない。

来週はどうなっているだろうか? 不謹慎ながら少し愉しみ。こんなことを言う私は結局、眞鍋と同レヴェルか。

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目次:ELPA ER-21T(ELPA 朝日電器株式会社)関連

○目次:ELPA ER-21T(ELPA 朝日電器株式会社)関連

ここ最近はこのブログの訪問者の皆さんは「サンドウィッチマン」「竹内香苗」(番組中に寝てしまったこと)を検索して来て下さっている方が多い模様。

しかしながら、上記のような特定のイヴェントに連動した検索とは別に、「ELPA ER-21T」は根強い人気で、本ブログの検索語の上位から落ちることがない。私のような電波・電子の素人が書いたものでもなんらかの参考にして頂いているのは嬉しい限り。

そこで、本部ログ内でELPA ER-21Tに言及したエントリーを以下に抜き出してみた。よろしければご笑覧ください:

誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2007年9月16日(日)25:00-26:45)

ELPA ER-21T(ELPA 朝日電器株式会社)

HCJB World Radio(2007年9月30日(日)7:30-8:00、15525kHz)

『大人の科学マガジン Vol.18 風力発電キット』(学研、2007年)およびELPA ER-21T(ELPA 朝日電器株式会社)

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Kakiiin(TBSラジオ、2008年1月17日(木)19:00-22:00)

○「Kakiiin」(TBSラジオ、2008年1月17日(木)19:00-22:00)

家への電車の中で携帯ラジオをつけると「Kakiiin」(TBSラジオ、火〜金19:00-22:00)をやっていた。

今まで一度も聴いたことはなかったが、映画監督の井筒和幸が出演していたのでチョッと聴いてみようという気になった。井筒は、番組内の「Kakiiin Booth」というコーナーの木曜担当で準レギュラーなのだとか。井筒ファンです、私。作品はほぼすべて見ていると思う。

メインMCの駒田健吾アナウンサー(水曜〜金曜担当)が紹介するニュースについて井筒がコメントするという形式。井筒の普通のオッチャン然としたコメントに独特の可笑し味がある。ニュース分析のようなものを期待する人が聴くには不向き。ごく普通の正論が関西弁のグルーヴ感にのると、単純に愉しい。駒田アナも関西出身だそうで、このコーナーでは関西弁で放送が進む。

関西弁の際は、駒田アナは井筒に対して敬語でなくなるところは面白いものの、井筒が年長でゲスト的な扱いなので、駒田アナの突っ込みに鋭さが足りないのが残念。井筒に対するポジションがいまひとつはっきりしない。完全に対等の立場で行くか、年少の立場を梃子にして慇懃無礼キャラでいくのか、どちらかにしたほうが聴き手としては安心できる。

それでも、機会があればまた聴いてみたいと思った。ポッドキャスティングでも聴けるようだ。

○TBS RADIO Kakiiin: KakiiinBooth アーカイブ

コーナーの後にダウンタウンブギウギバンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」(1975年)が流れた。知っている曲ではあったが、じっくり聴くとストーリー性のあるとてもいい曲だった。ギター・ソロがかっこいい。帰宅後、早速ネットで購入

さて、番組とは関係ないが、どうしても言いたいことがひとつあるのでお付き合い頂きたい。

井筒の作品、『パッチギ!』(2005年)は本当に素晴らしい映画だったが、『パッチギ! LOVE & PEACE』(2007年)は酷いにしても程がある。2005年に『パッチギ!』が公開されたとき、まだ1月だったにもかかわらず今年一番の映画になると確信した。その期待が大きかっただけに『パッチギ! LOVE & PEACE』には幻滅した。

『パッチギ!』公開時にみうらじゅんと安斎肇の「TR2」(J-WAVE、2005年1月11日(火)26:00-28:00)にゲスト出演したとき井筒は次のように語った:

日本は、自分たちの物語を語り過ぎ。相手側の物語も解らないと。両方の物語を知り合うなかでね、と思うねん。知らなすぎやわ。

『パッチギ!』を見ながら、日本人の私は、康介(塩谷瞬)だけでなくアンソン(高岡蒼佑)やモトキ(波岡一喜)やチェドキ(尾上寛之)にも感情移入できた。しかし、井筒は『パッチギ! LOVE & PEACE』では、これとまったく逆のことをやってしまった。ラサール石井演ずるプロデューサーや映画監督(杉本哲太)や大物俳優(麿赤児)など日本人の登場人物は単純化・一面化され、でんでん演ずる芸能事務所事務所社長以外の日本人は感情移入不可能な人物造形になっていた(佐藤(藤井隆)は感情移入の対象とは少し違うかもしれない)。

井筒は『パッチギ!』で、社会性とエンターテインメントの両立に見事に成功したが、『パッチギ! LOVE & PEACE』で失敗した。後者は興行的にも不振で、公開後まもなく上映館が瞬く間に縮小していったと記憶している。

私は『パッチギ!』シリーズは大河小説のように続くものと期待していた。しかし第2作目の結果を見ると、3作目があるかどうか雲行きは怪しい。それでも私は井筒映画に期待している。難しいかもしれないが3作目を待っている。

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Early Morley Bird(J-WAVE、2008年1月13日(日)5:00-6:00)および、i-morley(2008年1月5日(土)、2008年1月6日(日))

「Early Morley Bird」(J-WAVE、2008年1月13日(日)5:00-6:00)
 「モーリーのスズナリ通い」(i-morley、2008年1月5日(土))および
 「若旦那とお芝居」(i-morley、2008年1月6日(日))

※一部加筆しました。2008年1月20日(日)

「風刺を読み取って面白いですか?」——詳細は失念したが、この言葉だけは非常によく憶えている。何号か前の『週刊文春』の映画評で、とある評者がとある映画のエンターテインメント性の欠如と不親切さについて述べたひと言だ。ことによると、この言葉の印象が強くて他をすべて忘れたのかもしれない。それから折に触れては反芻し続けている。

※今回は長いです。3パートに分けました。

(1)「Early Morley Bird」(J-WAVE、2008年1月13日(日)5:00-6:00)

番組冒頭で、モーリー・ロバートソンが芸能界の「ある仕事人」とグローバリゼイション状況における現実世界と芸能界の関係について語った内容が紹介された。グローバリズムが芸能界のあり方を構造的に変えるのではないかというモーリーの提題に対して、件の「仕事人」は苛立ち、キレつつ次のように語ったとモーリーは要約した:

良い芸術をやることと911とかドキュメンタリーとかを考えることは、全く関係がない。[……]日本人はそんなものには興味がないんです。[……]アメリカで黒人の大統領が誕生しようが、日本人の生活には何も関係ないし、日本人の意識はそれで変わったりはしない。それは日本の文化のあり方なんだ。[……]つまり、そんな世界のことはイチイチもちこむな。芸能界というのは楽しいところなんだ。みんなが楽しいものを見たくて来ている。そのお客さまを精一杯楽しめる[楽しませる?]ことを芸能人は考えていればいい。それが表現の匠である、と。

同「仕事人」によると、ナインティナインとオバマの二者択一なら、みんなナインティナインを見る、のだとか。オバマで駄目なら海原お浜・小浜ならどうだ!?——と思ったが、ウェブラジオFMCの「QIC」2008年1月13日放送分(第588回)D枠でも同じネタを使っていた。

FMC/QIC

ウェブラジオFMCポッドキャスト支店:"QIC"第588回(2008/1/13放送)

さて、普段「Early Morley Bird」は聴くが、i-morleyは、「Early Morley Bird」で言及された時以外はほとんど聴いていない。今回は面白そうなので聴いてみよう。

(2)「モーリーのスズナリ通い」(i-morley、2008年1月5日(土))

「Early Morley Bird」で使っていた「仕事人」という表現はコッチの「仕事人」との掛け言葉だったのだろうか? ちなみに、この「仕事人」とは俳優・脚本家・演出家の松村武

松村自身の言葉で言えば「笑えない芝居はウケない」「お客さんが喜んでくれるものを書きたいという論理だから、お客さんが笑わないヤツを喜んでくれる世界であれば笑わないやつを書く」などなど。

話を聞き出すにあたって、モーリーと池田有希子が話のギアを噛み合わせようとする努力には頭が下がる。松村が説く「今ここの笑い」に対して、モーリーがローワン・アトキンソンを引きながら「今ここの権力に対する抵抗としての笑い」という切り口をぶつけて巧く話を聞き出そうとするくだりは、もはや泣けた。

ただ、語りにおける松村のアティチュードについては精査の余地がある。言葉通りの単純で逡巡のないポピュリスト宣言なのか、全て解った上でのシニシズムなのか? 後者を通って先鋭な前者に行き着いたという感じなのだろうか? 結局、本人にしか解らないが、松村を単純化して批判するのは危険かもしれない。ただ、「シニシズム」の語源は「κυνικ o´ ?(=犬のような)」、どうせ犬なら、吠えて噛み付く犬になれ!

いずれにせよ、ここでモーリーと松村が意気投合しなかったのは結果として良かったかもしれない。私個人としてはモーリー寄りの立場だが、松村の話を聴くことで、こちら側の立場をいったん相対化できた。おそらく日本のエンターテインメント業界に関わる人材および「消費者」の大勢は松村と同じ考えだろう。911などを題材に取ると、余計な尾ヒレがついてくるので「純粋な作品が作れない」という松村の言葉は象徴的。「余計なものって?」という池田のナイスな突っ込みも透かされ、話の深化にはつながらなかった。

つまりは、日本で時事問題をエンターテインメントにして成功した例はほぼないということだろう。逆に言えば、今なら誰でも先駆者になれる、席が空いているということか。でも大泉洋がサッシャ・コーエンみたいになるとも思えないし……。ザ・ニュースペーパーマッド・アマノCLUBKINGなどの例もあるにはあるが、グローバリゼイションや新自由主義の構造的な批判にはなっていない。爆笑問題の太田光はこのジャンルに一歩深く踏み込んだが、彼の場合は笑えない方に振れてしまった。

ここでふと思ったのだが、モーリーが日テレの五味一男と対談したらどうなるだろうか? いつだったか伊集院光のラジオで聞いた話だと、五味は、番組の成功の尺度として、いまや視聴率だけではなく「売り上げ」を云々し始めているらしい。これはこれで、別の意味で新自由主義対応だけれども。Wikipediaによると「ヒットを生むための「五味理論」はテレビ業界だけにとどまらず「リクルート」「アサヒビール」「Yahoo」など一般の企業からの講演も殺到している」のだとか

鑑賞者が諷刺を読み取るだけの鶏ガラみたいなものでなく、同時にエンターテインメント性を備えた肉もついている表現とは容易ではない。松村によると日本人は啓蒙的な内容は毛嫌いするそうだが、バカを笑うのは好きらしい。ならは、バカな啓蒙主義者を嘲笑する芝居でもつくって、芝居が進むうちうに、「アレ? バカなのはあいつ? それともオレ?」といつのまにか反転するような仕掛けにすればイケルだろうか?

とはいえ、私はその場限りの笑いも嫌いではない。最近、世界のナベアツのノンセンスさに心を打ち抜かれている私。アレは別の意味で世界で通用すると思う。イチ、ニ、サ〜ン、シ、ゴ、ロクゥ〜……。

(3)「若旦那とお芝居」(i-morley、2008年1月6日(日))

何か、ピロウ・トークみたいな放送だな、というのが第一の感想。

「「Across the View」じゃなきゃイヤなんだ!」と言う構成作家の話以降の部分はラジオ馬鹿として面白かった。

「Across the View」(J-WAVE、1989年-2001年9月)は本当に懐かしい。モーリーが担当しているときはよく聴いていた。リスナーと電話でセッションしたり、国際電話で海外の友人や恩師などと話したりしていた。当時はリスニング力がイマイチだったので電話の音質の英語は正直しんどかったし、番組内容も当時の私には時どきオーバーフロウ気味のときもあったが、聴き逃せない雰囲気の番組だった。

モーリーはあの番組に一期一会的なものとして取り組んでいたそうだ:

再演する『CATS』のような意識じゃないし、そういう四季のようなスケベなカネ取り主義じゃなくて禁欲的に、オレに入ったカネはすべて使っちゃってたからさぁ、全く発想が違うワケ。

受け手側が、そういう再演の芝居のように「まったく同じにやってほしい」っていうと、すっごい傷つくワケよ。[……]バカじゃねぇのか、お前は。

聴いてるやつも演ってるやつもバカじゃねぇか。エルビスのショーじゃネェんだ。

当時番組を聴いていた私も番組全体をインプロヴィゼイションというかインタープレイというか、そんな感じでとらえていた。今思えば、あんなに好きな番組だったのに録音したことが一度もないのが不思議。アヤシイ深夜に、アヤシイ番組で、アヤシイお兄さんが、アヤシイリスナーと、アヤシイ事件を起こしている、という感じで聴いていた。番組に充満していたあの訳のわからないエネルギーは、一回性の成せる業だったのかもしれない。

モーリーの言う通り、番組の企画を支える情報インフラも、社会・経済・思想などなど番組を取り巻く文脈も異なる。しかし、地上波のラジオであんな番組、他では未だに聴いたことがない。

番組(i-morley)の終盤で「Across the View」の音源などをマッシュ・アップしたトラックが流れた。過去の番組音源は、元の文脈から切り離された断片、換骨奪胎された音の素材となり、新しい表現に再構成されていた。モーリーが「Across the View」について語った内容を作品化したような感じだった。

解ってはいるものの、音の素材をいつのまにか「番組」として意味を求めて聴こうとする自分を戒めたり戒めなかったり。

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紺野 敦/工藤和穂『簡単BCL入門——世界の放送を受信せよ』(CQ出版、2007年)

○紺野 敦/工藤和穂『簡単BCL入門——世界の放送を受信せよ』(CQ出版、2007年)

去年出た本ですが、遅ればせながらレヴューします。

本の概要:

入門ということで、第1章でBCLの概要を解説したあとに、第2章では「一番身近なBCL」として、中波(AM)の遠距離受信に頁を割いている。国内の出力100kW〜20kWの局を中心に、一部韓国の局についても言及している。

第3章はいよいよ短波放送の章で、各バンドごとの特性と主要局の解説(この部分は割りと詳しく、一部は周波数なども紹介されている)、その後NHKワールド・ラジオ日本の解説、短波放送の活用法、受信報告書の書き方など。

第4章は「放送受信の歴史とこれから」と題して、NHK国際放送局、ラジオNIKKEIへの担当者へのインタヴュー、PLC(いわゆる「電灯線インターネット」)、デジタル放送などの話。

後半の半分弱はデータ的内容で、第5章は「短波ラジオを手に入れよう」と題した現行BCLラジオや受信機のカタログ。新製品が次つぎに発表されるようなジャンルではないので、当分はカタログとして有効だろう。SONYやAORなどのほかにアンドーインターナショナルやオーム電気の製品も一部紹介されている(『ラジオマニア2007』(三才ブックス、2007年)の巻頭インタヴューで宮川賢が手にもっているラジオも出ていた)。Panasonic が出しているBCLラジオは、今やRF-B11 のアナログ1機種だけとは。逆に言えば、SONY は頑張っているともいえる。

第6章は「放送局受信資料」で、国内のAM・FM・短波の周波数表と海外主要短波放送局の周波数とスケジュール表。

評価:

この本の一番よいところは、説明が難解でなく専門用語の多用もないところだ。私のような無線や電波の知識が何もない、コンテンツ志向のラジオ・ファンでも難なく読み通せる。入門書と銘打ちながら初心者には理解不能な本もあるが、この本はきちんと入門書の体を成している。

ただ、私の個人的な興味に照らして言えば、遠距離受信のコツについての記述が少ないのと、BCLの歴史についての解説が非常に薄いところが気になった。

おそらく、この本に興味をもった人は、自分なりにいくらかの断片的な知識を既に蓄えた状態で本を手に取っていると思われる。有り体に言えば、今どきBCLに興味をもっている時点で、もうマニア道の入り口に立っているようなものだ。習わぬ経を読む小僧が知りたいのは、正式なお経。門の中に足を踏み入れたら何があるのかに興味が湧いているのである。

具体的に言えば、まず、私のような素人が知らないような受信のテクニックを網羅して欲しかった。次に、受信テクニックを論理的に整理して理論的に解説して欲しい(もちろん入門者に理解できる範囲で)。私のような初心者があてにしている受信のコツは、科学的な根拠の理解を伴っていないので、いわば呪術的なものでしかない。雨乞いの類と大差ないのだ。背後にある根拠や理論が解って初めて、自分が受信の際に駆使していると思っているテクニックの意味が解るというものだ。自分が何をやっているか納得できれば、手探り状態からもう一歩先の工夫もできる。

BCLの歴史についての解説を厚くしてほしいと思った理由は、単に個人的に興味があるというだけのこと。放送の歴史と同時に、リスナーの歴史について興味があるのだ。BCLブームの頃の熱気に触れてみたいのである。

ともあれ、BCLに最近興味をもち始めたがどこから手を付けていいのか判らないという人は、一度手にとってみてもよい本だと思う。同じ出版者・同じ著者で中級レヴェルのBCL解説書の続刊を期待する。

蛇足——短波ラジオが高額だと感じる方へ

最近は中国製で短波放送を愉しめる安価で使えるラジオも多く出ている。

何だったら、短波ラジオを自作するという手だってある。

実は私は一度だけ経験がある。自作とはいえ、電子関係の知識がまるでない——割には、工具だけは一式揃えている——私には回路の設計などできるはずもなく、ネットで検索。ネットって本当に便利だ。「電子マスカット」というサイトが、とにかく解り易く、このサイトの「2石短波ラジオ」を言われるままにつくった。

電子マスカット【電子工作・エレクトロニクス工作】

「2石短波ラジオ」をクリックしたとき、私を含めた初心者は、1ページ目の回路図や回路の説明に面食らい、やる気をなくすかもしれない(本当はこういうのに詳しくなりたいのだけれども)。しかし、2ページ目以降は、とにかく親切。製作の過程が逐一写真で示されており、要は見たまま再現すれば何とかなる。出来上がりに対する不満は、「もっと耳にフィットするクリスタル・イヤホンってないのかな?」と思った程度。

私の場合は、ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)北京放送(中国国際放送)などをちゃんと荒川土手で受信できた。もちろん、高級なBCLラジオ並みの操作性や性能を期待するとガッカリするかもしれないが、つくる愉しみや、自分でつくったラジオで放送を受信したときの感動はプライスレス。ちなみに、私が初めての自作短波ラジオで放送を受信した想い出の場所には、今はホームレスの方が居を構えている。彼にとってもいい場所なんだな、あそこ。

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週刊タケダ記者(仮)vol.6

○週刊タケダ記者(仮)vol.6(2007年12月30日(日)-2008年1月12日(土)分

年末から年始にかけて、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:45)における武田一顕記者の登場が少なかった。

2007年1月13日(金)の放送で麻木久仁子が言っていたように、「ねじれ国会」なのだから丁丁発止・侃侃諤諤の論戦が展開されると思っていたが、その実はゆるい展開が続いている。ニ木啓孝が新聞のコラムの表現を紹介して、「福田屋と書かれた暖簾」と言っていた。なるほど。

「週刊タケダ記者(仮)」バックナンバー:

週刊タケダ記者(仮)vol.1

週刊タケダ記者(仮)増刊号

週刊タケダ記者(仮)vol.2

週刊タケダ記者(仮)vol.3

週刊タケダ記者(仮)vol.4

週刊タケダ記者(仮)vol.5

国会担当、中国通として活躍する「タケダ記者」ことTBSラジオの武田一顕記者は、いまや同局の名物と言っても過言でない存在。国会で動きがあると颯爽と登場し、独特のアイロニーで辛口に調味された情報提供・分析で番組を盛り上げている。(武田記者の近影1近影2

小林信彦の『週刊文春』連載コラム「本音を申せば」でも好評価を受けている武田記者の、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:40)における発言のなかで「これは!」と思ったものをご紹介。分析の内容よりも表現の面白さを重視した「タケダ節」収集といった趣を目指す予定。

「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2007年1月12日(木)22:00-23:45)

「そういうのに長けてないから野党やってるわけですから、それが図らずも新年早々露呈したかたちですね」

参議院外交防衛委員会における給油継続法案の否決について:

渡辺真理 民主党、当初は参議院で採決しない方針だったんですけれども、この方針を変えた真相というのは、やっぽり[野党の]足並み揃わないからですか?
武田記者 まぁ、民主党の不手際というか、根回し不足、ですよね。本来は、その、継続審議にして、その、衆議院での3分の2可決というものの横暴ぶりといいますか、暴挙ぶりをよりPRしようと思ったんですけれども、ちゃんと共産党と社民党に話さなかったもんですから、共産党と社民党が「話が違うじゃないか」と。「だって、政府与党の話は、その、法案はですね、給油法案はおかしいんだから否決するって話だったでしょ」と言って反発されて、民主党が折れたかたちになった。

まぁ、もともと、その、あまりに不手際で、そういうのに長けてないから野党やってるわけですから、それが図らずも新年早々露呈したかたちですね。

「その場合は下野する、というのが憲政の常道ということだと私は考えます」

参議院がですね、その、法案を否決したんだから、その、「国民に聞いてみたい」と福田総理が言って衆議院を解散するというのが、本来の常道ですし、2005年の時に小泉[純一郎元総理]さんは、郵政民営化法案でそれをやったわけですよね。したがって、それほど今回の、そのぅ、インド洋で給油することが大事であれば福田さんも「国民に聞いてみたい」と言ってですね、3分の2を捨ててでも、その、不退転の決意で解散すれば、もしかしたら衆議院で9割ぐらいが自民党と公明党で取れるかも知れませんし、もしかしたら過半数割るかもしれないし、その場合は下野する、というのが憲政の常道ということだと私は考えます。

「福田さんが、こう、物凄く存在感を示して支持率が五十何%、60%とかなれば別ですけど、まぁあの人のキャラクターからいってそういうことはないでしょう」

今年の政局、解散について:

3月4月に政局がない限りは、今年の解散はないっていうふうに、私考えています。それはなぜかというとですね、今出てるのは、7月の洞爺湖サミット後に解散という話が真しやかに流れてますけども、別に、そのぅ、洞爺湖サミット、というか、夏まで行けばですねぇ、福田さんとしては解散する必要ないんですよね。だって、来年の通常国会だって、今年のこの3月までと同じようなやりかたをして乗り切って行けばいいわけですから、別に、そのぅ、洞爺湖サミット後に解散をする必要はないと。ただ、もちろん洞爺湖サミットでですねぇ、福田さんが、こう、物凄く存在感を示して支持率が五十何%、60%とかなれば別ですけど、まぁあの人のキャラクターからいってそういうことはないでしょう。

○武田記者の画像

既にコアな武田記者ファンであればご存知かもしれないが、武田記者の画像が、意外なことに文化放送のサイトに載っていることを先日発見した。

「文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」」という文化放送報道部のブログの2006年10月10日付けのエントリーで、安倍晋三首相(当時)の中国・韓国訪問の同行取材の韓国編で、取材中のスナップのひとつとして掲載されている。下記のページの3枚目の画像に注目:

文化放送報道部日記 「健司と宏枝 22センチのマイク」:
安倍とどこまでも(韓国篇)   =吹野=

「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ、2007年11月10日(土)、17日(土)20:30-23:30)

「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ、2007年11月10日(土)、17日20:30-23:30)の武田記者のインタヴューのポッドキャスティングは相変わらずダウンロードしにくいようだ。17日放送分の内容についてはすでに紹介したが(週刊タケダ記者(仮)vol.2 )、10日分の放送は私はまだ聴けていない。ともあれ、以下からどうぞ:

『土曜日の実験室』をポッドキャストで聞く! (2007年11月10日(土))

「土曜日の実験室」をポッドキャストで聞く!(2007年11月17日(土))

● △ ■ ×

私は「アクセス」ぐらいしかチェックできないので、武田記者が登場していると思われるTBSラジオの他のワイド番組(「森本毅郎・スタンバイ!」「荒川強啓 デイ・キャッチ!」など)で「これは!」と思われる発言を聴いた方は、お手すきの際にでもこのエントリーのコメント欄で情報提供して下されば嬉しいです。例えば、「「デイ・キャッチ!」で○×について△□と言っていた」程度で構いません。

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『大人の科学マガジン Vol.18 風力発電キット』(学研、2007年)およびELPA ER-21T(ELPA 朝日電器株式会社)

『大人の科学マガジン Vol.18 風力発電キット』(学研、2007年)およびELPA ER-21T(ELPA 朝日電器株式会社)

先日、『大人の科学マガジン Vol.17 テルミンmini』(学研、2007年)を購入し、自慢がてらにヘタなQRソングをご披露した:

QRソング featuring テルミンmini

そして、その『大人の科学マガジン』の次号予告に『大人の科学マガジン Vol.18 風力発電キット』(学研、2007年)が出ていた。風力発電やソーラー・パネルの類には前から興味があったこともあり、物欲の連鎖に呑まれ、またもやお買い上げ。

ここで一旦話題は変わる。

現在は、愛用のTalkMaster(初代)にはeneloop(東芝)を使用しているものの、かつてはアルカリ乾電池を使い捨てていた。厳密には「使い捨て」ではなく、使った電池の処分の仕方が判らず何となく箱に貯めていた。箱から使い切ってしまった単4電池をふたつ取り、千石電商でひとつ\80(だったかな?)で買った単4電池を単3電池にするアダプターに入れて、ELPA ER-21Tに入れてみたらとてもよく聴こえ、新品を入れたときと差を感じなかった。ちなみに、さっきの電池アダプター、別の日にマルツパーツ館に行ったとき、同じようなものが4本ひと組でスマイルキッズ「単4が単3になる電池アダプター」(旭電機化成株式会社)として売られていた。

ELPA ER-21T(ELPA 朝日電器株式会社)

「ELPA ER-21Tは、よほど省電力なのだろう」と思ったところでひらめいた——あの風力発電キットに手を加えてラジオを鳴らせないだろうか? 現時点では、まだ思いつきの範囲内。ぼちぼち、いろいろ試してみて、成果が上がれば、かなり低い確率でご紹介することもあるかもしれない。

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伊集院光 日曜日の秘密基地(TBSラジオ、2008年1月6日(日)13:00-17:00)

「伊集院光 日曜日の秘密基地」(TBSラジオ、2008年1月6日(日)13:00-17:00)

※一部、加筆修正しました。2008年1月7日(月)

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

去年から今年にかけて、サンドウィッチマンのM-1グランプリ優勝のおかげで本ブログのアクセスが急増した。優勝前後を比較すると3~5倍増となった。サンドウィッチマン・バブルは若干落ち着いて来たが崩壊へは至らず、その後多くの方がリピーターになって下さった模様。感謝しております。

サンドウィッチマンのM-1グランプリ優勝、おめでとうございます。

ちなみに、「負けたらお蔵・インタビュー天国と地獄」のコーナーで伊集院が、サードメン高橋卓也だけが新年の挨拶に来なかった件について「あのM-1優勝で一番忙しいサンドウィッチマンですらお前より先に挨拶来てんだぞ」と語っていた。富沢たけしが番組に出入り禁止だと言われていたが、実際はそれほど悪い関係ではないようだ。

○伊集院光 日曜日の秘密基地 お店の不思議徹底解明スペシャル(TBSラジオ、2007年10月21日(日)13:00-17:00)

さらについでに、キングオブコメディは新年からコンビでの活動を再開するとのこと。今月は15万9千円超えになるよう健闘を祈る。

さて、ココからが今日の本題。オープニングのぼんやりとした「天橋立に行って来ました」トークもじんわりとした可笑しみがあったが、 やはり、今回の一番の話題と言えば竹内香苗アナが放送中に眠ってしまった件だろう:

伊集院 オレ、我慢できなくて、言っていい?
桐畑 何ですか?
伊集院 竹内、軽く眠いだろ、今?
竹内 今……。
伊集院 ハハハハ。
桐畑トール 眠いの、今? こらこら!
伊集院 2回ぐらい伏せててさぁ——
桐畑  寝た? 寝た!?
伊集院 今ね、ビクついて——
キングオブコメディ今野浩喜 ビクッとなっちゃったよ。
伊集院 「あれ?、こいつ寝てるな」って。
桐畑 ちょっと待って、ちょっと待って。あのぅ、結構この出演者の中でも、僕、声のデカいほうで通ってるんですけど——
竹内 そうですよね。今、それで起きました。
桐畑 この声が——
伊集院 小っちぇえんじゃねぇか、これじゃ?
桐畑 小っちぇのか、この声がぁ!?
竹内 充分大きいです。
伊集院 あのさぁ——
桐畑 寝るな、寝るなぁ!
伊集院 お笑い芸人として最低だよね。この1メートル前、机を挟んで1メートル前にいる人が、眠くなっちゃったぞ、今。
竹内 軽くいつも時差ボケみたいな感じで、ハハハハ。ごめんなさい。
桐畑 いやいや、そりゃあね、お仕事忙しいから、アレかもしんないけども。
伊集院 オレねぇ……ビックリした。
竹内 私、自分でもビックリしました。
伊集院 古今亭志ん生以来だと思う。
一同 ハハハハ。
桐畑 おぉ、すっげぇビッグ・ネーム出ちゃったな、コレ。
竹内 私、自分でもビックリして、今。「あれ? どこにいるんだろう、私?」と思って。
桐畑 どこにって!
今野 そこまで行っちゃったんスか?
伊集院 うん、行った。お前ら見てなかった?
今野 見てないです、僕。
伊集院 オレ「凄いな」と思ったのはね、「オレはね愛があるな」と思ったのはね、何かね、みんなで4人で、4人——竹内の隣には今野、その向かい合ってオレと桐畑でしょ——4人で喋って、オレ、桐畑のほう向いてたんだけど——
桐畑 はい。
伊集院 何かね、生態反応が消えたの。
一同 ハハハハ。
伊集院 人がいなくなったの。
桐畑 はいはい、そのレーダーから。
伊集院 「いない」って思ったら、「いないんじゃねぇや」と思って。気がもう[ココは聴き取れず]。
桐畑 ちょっとぉ!
伊集院 初だぞ!
竹内 初です。
桐畑 気ぃ張って!
竹内 私も初めてです。
今野 認めるんですね。
桐畑 明日、みの[もんた]さんのところで寝りゃぁいいよ。
伊集院 ハハハハ。
桐畑 そっちで寝な、そっちで。
竹内 いやぁ、初めてでした。
伊集院 そして明日、8時またぎで寝てくれる?
桐畑 ハハハハ。
伊集院 「はい、8時またぎ」。
竹内 びっくり、びっくり。すみません。

このくだりのあと、本気で恐縮して照れていると思われる竹内アナをイジる芸人一同や、桐畑のリポートにいちいち「ほう」「なるほど」「ありうる、ありうる」などと、ちゃんと聴いていることをアピールするかのような合の手を入れる竹内アナなど、番組としては可笑みが倍増し、聴いていて良かったと思わせる放送になった。

もはやコレはコレで、この番組そして竹内アナの味のひとつだと感じさせるのだから、ラジオとはマスメディアのなかでも特殊な存在だと思う。出演者とリスナーとの間にラジオが醸成する共同性というか何というか。それこそ「8時またぎ」で竹内アナが寝ていたら、テレビ局に苦情の電話が殺到するだろうけれども、よもやTBSラジオに苦情を申し立てる野暮な輩などいないと信じる。

とはいえ当初、私は竹内アナに対して、さほど好感をもっていなかった。

私が竹内アナをラジオで初めて聴いたのは「e-NITE」(TBSラジオ、2000年10月〜2003年9月)という番組だった。この番組は、街(後には島)に見立てたウェブサイトと放送を連動させた、当時としては実験的な番組で、初代パーソナリティーは大槻りこだった。大槻は当時、J-WAVEなどで活躍していて、私にとっては完全に「FMの人」だった。どうせ「FMの人」だと思っていた大槻のMC(特に、堂島孝平いじりなど)は予想以上に愉しく、決して聴きやすい時間帯ではなかったが、割とよく聴いていた。ちなみに大槻は現在、「中嶋常幸 ティーグラウンドへようこそ!」(TBSラジオ、日18:40-18:50)のアシスタントを務めている(でも、大槻りこは、やっぱりメインのほうが断然おもしろい)。

大槻が産休で降板した後2代目パーソナリティーとして登場したのが竹内アナだった。先代の大槻のMCが良かったのと、放送時間が縮小されてパーソナリティーの個性を出す余地が減ったこともあってか、竹内アナのMCは、あまり私の心に響かなかった。「大槻りこのほうがよかったなぁ」と思いながら、次第に聴かなくなってしまった。

次に竹内アナをラジオで聴いたのは、アシスタント・オーディションを兼ねた「日曜日の秘密基地」の放送だった。クワバタオハラ小原正子があのようなかたちでアシスタントを外されて、竹内アナがアシスタントに決まった時も、正直言って微妙な感じだった。番組アシスタントとしての小原は決して悪くなかったし、むしろ好感をもって聴いていた上に、その時は降板の理由も知らなかったので、竹内アナがアシスタントに決定した時は、正直言って期待薄だったし釈然としなかった。

初期はそれほどピンと来なかったが、放送を重ねるにつれて次第に持ち前のキャラクターが発揮され、そして遂に今日に至った。お笑い芸人がメインを努める番組で、アシスタントのアナウンサーに期待される役割はゴール・キーパー的なものだが、竹内アナは、いわばリベロ。伊集院がもともと独り喋りの達人で、いわばストライカーとゴール・キーパーを同時にこなせる存在であったことが、竹内アナの味を引き出したのではないかと思う。上柳昌彦は、竹内アナを評して「伊集院さんにとって、良い相方にめぐり合ったもんだと、ラジオ屋の仲間として、心から思ったものだ」という旨のことを言っていたが、逆もまた真なり、だと思う。

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「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(5)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(5)

過去の総目次:

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(1)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(2)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(3)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(4)

2007年11月のつづき:

小林信彦「本音を申せば」第483回、『週刊文春』2007年11月29日号

週刊タケダ記者(仮)vol.3

伊集院光 日曜日の秘密基地(TBSラジオ、2007年11月25日(日)13:00-17:00)

文化系トークラジオ Life(TBSラジオ、2007年10月28日(日)、11月25日(日)25:30-28:00)

2007年12月:

日刊ココログ・ガイド(ココログ@nifty、2007年11月29日)

よゐこのアキパラ(ラジオ日本、2007年11月13日(火)23:30-24:30)

週刊タケダ記者(仮)vol.4

山口隆のOH MY RADIO!(J-WAVE、2007年11月23日(木)、30日(木)24:30-26:00)

ラジオワールド「菊地成孔の今夜は俺はひとりで」(TBSラジオ、2007年11月18日(日)19:00-20:00)

DAYBREAK(TOKYO FM、2007年11月26日(月)、12月3日(月)27:00-29:00)

クラブ954スペシャル(TBSラジオ、2007年12月9日(日)25:30-28:00)

木曜JUNK「アンタッチャブルのシカゴマンゴ」(TBSラジオ、2007年12月13日(木)25:00-27:00)、木曜JUNK2「カンニング竹山 生はダメラジオ」(27:00-28:00)

「コラムの花道」×町山智浩(「ストリーム」TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)

サンドウィッチマンのM-1グランプリ優勝、おめでとうございます。

月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、2007年12月24日(月)25:00-27:00)

QRソング featuring テルミンmini

週刊タケダ記者(仮)vol.5

Early Morley Bird(J-WAVE、2007年12月30日(日)5:00-6:00)

誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2007年12月30日(日)25:00-26:45)

輝け!金のラジオ大賞2007

過去の総目次:

 

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