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誠のサイキック青年団(ABCラジオ、2007年12月30日(日)25:00-26:45)

○「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ、2007年12月30日(日)25:00-26:45)


今年最後の「サイキック」だった。

荒川土手での遠距離受信は、さすがに寒い。前日の夜は結構あたたかかったのに。

出だしの、北野誠が飛行機内でケガをした話は、ネタがパーソナル過ぎてやや低調かなという気がした。

続いての競馬の話も、私は競馬をやらないので、馬券の買い方の話などが直感的に解らない。竹内義和は面白がっていたので、競馬が解れば、そして今回馬券を買っていれば愉しめたのかもしれない。ただ、まさか競馬とM-1の話を絡めてくるとは思わなかった。

誠さんは傷心で帰宅し「サンドウィッチマン、誰やねん」という感じで、最後だけしか見なかったらしく得に感想はなさそうだったが、アニキの分析は非常に腑に落ちるものだった。アニキ評では、「M-1用のネタへのシフト」が起こる昨今、普段通りのオードックスなネタのサンドウィッチマンは「イマイチはじけなかった」そうで:

キングコングも頑張ってますという感じでね、一生懸命。ブラマヨの優勝の時の品川庄司みたいな感じで、ちょっと空回りするぐらい頑張ってて、「ここまで頑張ってるからチョッと入れとったろか」ぐらいの気にさせるぐらい頑張ってたね。でもトータルテンボスはやっぱ圧倒的に面白かった。

我が意をえたりという分析だった。また、笑い飯のフリの芸のなさについての言及も正しい指摘だと思う。ただ、私としては、「M-1用のネタへのシフト」というよりは、品川庄司やキングコングは、ネタの終盤に向けて単に声を張っているだけだという気もする。そういう意味では、終盤に向けて勢いを加速させつつも、オチの直前のビンタで過熱した勢いを一旦止めてキレイに落としていたブラックマヨネーズの技術は凄かったなぁ、と2年ごしで感心した。

予想したような、キングコングの決勝進出にまつわる「M-1の裏側」的話が何もなかったのは残念だが、正統なお笑い評は、聴いていて気分が良かった。少なくとも決勝に関しては、巷間言われるような出来レース的な話はないのかもしれない。私がラジオの喋り手として信頼している大竹まことは、最終決戦で唯一キングコングを推挙したが、彼は結論に達するまでの自分なりの論理をラジオできちんと語ったようだ(「大竹まこと ゴールデンラジオ!」文化放送、2007年12月27日(日)13:00-15:30)。まぁ、M-1の決勝は賞レースであると同時に番組なので、決勝までの選考にはどんなバイアスがかかっているか判らないけれども。

○ポッドキャスト:
大竹まこと ゴールデンラジオ!「オープニング」【12月27日ON AIR】

○書き起こし:
タスカプレミアム(2007年12月27日(木) )

この日はM-1話以外には、私の琴線に触れる話がなかったのが残念。ただ、「ミニーの手が軍手」の話には、深夜の土手で思わず高笑いしてしまった。

「サイキック」後は「文科系トークラジオ Life」(TBSラジオ、毎月最終日曜日、25:30-28:00)を聴いた。結局ナンだカンだで気付くと毎回聴いている。意外と好きなのかもしれない。この番組の最も素晴らしいところは、「サイキック」と違ってキレイに聴こえるところかな——と言ってバランスを取るとしよう。ファンが怒るだろうか。「相原勇とボク女好きトラウマ」「小島よしお以前/以降」など、番組終盤のバカ話的転回は、素直に笑えて良かった。

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コメント

ポッドキャストの直リンクは微妙だと思います

投稿: qwerty | 2008年1月 4日 (金) 23時06分

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