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小林信彦「本音を申せば」第467回、『週刊文春』2007年8月2日号

○小林信彦「本音を申せば」第467回、『週刊文春』2007年8月2日号、pp.64-65

小林信彦の「本音を申せば」は『週刊文春』で連載されているコラム。知っている人には今更めいた話だが、このコラムでは、しばしば小林のラジオ聴取ライフが話題に上る。メジャー雑誌で、ラジオ・リスナーの言葉が語られる数少ない場のひとつだ。

このコラムでは、「伊集院光 日曜日の秘密基地」(TBSラジオ、日13:00-17:00)「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、月-金 22:00-23:40)がよく話題に上る。実は、私もこのふたつはほぼ聴いている。家を空けるときも、ちゃんとタイマー録音している。直木賞作家も自分と同じ時間に同じ番組を聴いているのかと思うと不思議で嬉しい。テレビではこういう感覚はあまり起きないような気がする。

ここ数号、ラジオの話題がなかったが、今号では上述の2つの番組が登場。

「十五日(日)」付けの分では、「伊集院光の番組はほぼきく」(p.64)と書かれていたが、これは「「伊集院光 日曜日の秘密基地」をほぼ欠かさず聴いている」ということだと思う。1932年生まれの小林が月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、月25:00-27:00)も聴いてたら結構おかしい――と思っていたら、

日曜日には伊集院光の四時間の生放送があって、あくる月曜の深夜にまた伊集院のナマ放送がある。このナマ放送は麻薬みたいに聴きます。
小林信彦「本音を申せば」第458回、『週刊文春』2007年5月31日号

という記事を確認。聴いていらっしゃるんですね。

以前、伊集院の日曜昼の番組が好きな理由は、ニュースをネタに扱うからだ、といった趣旨のことを書いていたように記憶している。しかし、今回はもう一歩踏み込んで、

伊集院の話術も抜群で、いま、ラジオで面白い人といったら、この人にとどめを刺す。他の人は喋りすぎる。(p.64)

と大絶賛。でも、伊集院もインタヴュアーとしては、若干喋りすぎのような気もする。番組内のコーナー「秘密基地VIPルーム」では、ゲストが過去に受けたインタヴューを素材にしてつくられたクイズにゲスト本人が答え、それを糸口にトークが展開される。このコーナーで、伊集院は、トークに事寄せて結構自分のことを話す。ある回のゲストのファンが自分のサイトでこのことに対して「伊集院ウルサイ」とか不満をこぼしていた(コレまた典拠を失念)。しかし、私としては透明なインタヴュアーは好きではない。実在する自分と実在する相手の距離を確かめながら、自分独自のアティチュードで切り込むことで、そのインタヴューはワン・アンド・オンリーのものになるはず――私はそこに期待している。

また、「十六日(月)」付けの分では、

月曜の「アクセス」は、えのきどいちろう氏が担当なので、安心して聞くことができる。(p.65)

と語っていた。えのきどは、嬉しいだろうなぁ。

いつもの「アクセス」は、テーマに対して賛成/反対いずれかの立場をとって、スタジオとリスナーとで「バトル・トーク」が展開される。しかし、件の月曜「アクセス」は、「新潟中越沖地震、現地の声をお伝えします。今回の地震で、あなたが体験したこと、考えたことを教えて下さい。」というテーマで、リスナーから自由な意見を募っていた。

小林がコラム内で紹介しているリスナーの声のなかに、「首相がヘリでくるなら、水をヘリで運べないか」(p.65)とあった。被災者のためでなく自分のために、安倍晋三がヘリを飛ばしていた事は、当事者にはちゃんと透けて見えている。

広報担当とかナンとか言って、アメリカ政治の猿真似をしたがる馬鹿が安倍の補佐をしているようだが、被災地に体ひとつで乗り込むのではなく、せめて、空きスペースに飲料水を満載にしたヘリの編隊を従えて現地に降り立ち、首相が陣頭指揮を執りながら給水活動――ぐらいの猿芝居はできないものか。メディアを通じてそれを知る人たちは「人気取りか?」と鼻白むかもしれないが、現地の被災地の人たちには絶対に感謝される。おっと、ラジオから脱線している。

脱線ついでに、同じ『週刊文春』で連載されている近田春夫の「考えるヒット」では、今回は沢尻エリカの新譜が取り上げられていた。「あれは沢尻エリカじゃない。沢尻エリカに顔も声もうりふたつの謎の女性シンガーERIKAだ~!」などと親衛隊が出てきてかばってくれる時代でもないだろう、いまどき。沢尻の新譜に対する近田の評価は「可もなく不可もなくの極致」とのこと。キレ味のあるお言葉。♪ホントのタブーに挑戦してみてよ、そしたらボクも応援するから。


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